人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

辛酸をなめた私の闘病日記全20章(第4章)

2017年05月31日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

第4章

ガンの告知と入院

白波瀬先生の説明によると、腎臓から尿管を通って膀胱に貯まる尿が、膀胱の入り口付近にガン細胞が有り、通りを塞いでいるとの事であった。又、その為に腎臓機能も悪化し早急な手術を勧められた。

この予期せぬ「膀胱ガン」の告知は、私のこれまでの人生の中では最大の、誤算であった。

早速、平成27年3月20日に入院し、23日に手術と言うスケジュールを告げられ、幸せだった今までの人生に初めて赤信号が点灯した。

人生60年間 一度も大きな病や入院の経験も無く、穏やかに生活して来た事が、自慢であった私にとっては「まさか自分が」と言う複雑な思いであったが、この時点では、数日後に知らされる病の大きさは知る由もなかった。

そして、いよいよ20日の入院当日、家内に送られ、豊岡病院の泌尿器科4階の4人部屋に入院する事になったが、私の病床は窓際と言う事もあり、豊岡市内が一望できる絶好の環境で「ほーゆー本店」の社屋も見て取れ、重苦しさは無かった「郷に入っては郷に従え」である。

 

     「公立豊岡病院の病室の窓から」

  

   「豊岡市 公立豊岡病院」 

早速に同室の患者さんに挨拶を進める中で、皆さん80歳前後の年配の方ばかりで、全員がガン患者と言う事も分かったが、この段階では私自身は「大病を患った」と言う大げさな思いは無く、人生初めての入院と言う事もあり、むしろ新鮮であり、普段では味わえない生活を楽しんでいたが、やはり気になるのはガンと手術である。

「ガン=死」とのイメージは、何時も頭の片隅から離れる事は無かった。

ご覧いただきありがとうございました。

次号第5~7章もご覧ください。

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