人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

お墓参り

2020年08月13日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今朝は、早朝より妻と両家のお墓参りに行った。早朝と言うのに既に数人の人が、お墓詣りに訪れている。皆さん高齢の人ばかりで、挨拶を交わしながら、細い段差のある山道を汗だくになりながら登った。

私は花を持ち、妻は線香とローソクを持って、ようやく到着した。9月には「墓じまい」をする予定になって居るので、最後の墓参りとなる。記念写真をとり先祖供養を行った。墓石には、昭和60年の妻の祖父の刻印が有る。92歳と刻まれている。父親は、結婚した2年目に「肝硬変」と言うガンで56歳で亡くなっているので、順番が逆になっている。

何代続いている墓石かは、知る由もないが、一応「過去2代」の永代供養をお寺にお願いしてある。妻が生活を共にした祖父母の代までだ。

まだ、母親は元気に同居しているので、先の事になるが永代供養をお願いしている。

続いて、私の先祖の墓参りに行った。こちらは平たい場所に墓地が有り、苦労なく辿り着ける。簡単に落ち葉を拾い、先祖供養を行った。祖父が新所帯と言う事もあり、実家の墓地は祖父母と両親の4人が眠っている。

妻は、早くにして父親をガンで亡くしたが、私も母親をガンで早くに亡くしている。余命宣告通り入院から半年の63年の生涯であった。半年の間、付き添いの為に母親と寝食を共にしたが、その間には何度も苦しむ姿を見てきて、やるせない気持ちになったものだ。今でも忘れられない記憶である。

患者本人の辛さは想像を絶するが、その様態を見る付き添いも計り知れない辛さが有る。

私も長い闘病生活を経験したが、妻を始めとする多くの人に辛い思いをさせてしまっていることを詫びなければならない。

人生は、長ければ良いと言うものでは無いが、健康でなければ意味が無い。健康長寿が大切だ。安楽死の問題が取りざたされている。私には分からないが、私自身は延命治療は勘弁してほしいと妻には伝えている。体験したあの辛さは、もうこりごりだと痛感したからだ。

この時期は、原爆、戦争、先祖供養となにかと過去を振り返る機会が増える。過去は帰らないが、これから先の人生を考える良い機会である。

では又ね

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