(´・ω・`)ショボーン

いろいろと…

私達は常に罪を犯して生きている

2011-07-21 | Other
この地球上に生命が誕生してから今でも、その命は受け継がれてきている。

『命は尊いもの』だと人は言う。 しかし、弱肉強食が自然界の理であるならば、そこに『命の救い』は無いのではないだろうか。 医者が人の命を救うという行為は自然の理に反した事であると。 救われない事が自然の理なのだろうか…。 いずれ食らわれる命のために自らの命を育む。 それは『愚か』な事ではないだろうか…。

人間も等しく他の動植物の命を食らい自らの命を育む。 人間も動物なのだから何も変わらない。 生命あるものの命を食らって生きているのだ。 そうする事でしか生き続けられない私達は何て残酷なのだろう…と思う。 しかし、生きたい。 死にたくない。 やがて訪れる死を自覚していても、そこまで生き続けたいと願う心は『罪』なのだろうか。 このまま永遠に罪を重ね続けなければならないのだろうか…。

私は理解している。 その罪は決して消えないと言うことを。 他の動植物も等しく人間もやがて死に絶えるのだということを。 それが罪滅ぼしであることを。 罪のない世界、それは互いの命を奪わないですむ世界。 そう…『無』だということを。


閑話休題。

人間は他の動植物に捕食される事はないです。 だから、あまり意識しないことかもしれない。 でも、少しだけでもそういう事を考えてみれば、これから私たちはどのように生きていけばよいか?が見えてくる気がします。 はっきりとはしないけれども、互いの命を奪わなくても住む世界は、人間の手によって作り出されるべきなのではないでしょうか。 私は思います。 人間の存在は種を際限なく増やすことではなく、また、自然界を破壊することでもなくて、自然界が人間に知恵と理性を与えたのは互いに命を奪い合う事のない世界を作り上げるためなのだと。

技術は着々と進歩しています。 原子の存在を知り得たことは人間が万物を作り出すことのできる機会です。 原子さえ知れば何でも作り出せる。 他の命を奪うことなく、人間の身体を維持するために必要な栄養も作り出せる。 想像できない未来がやってきます。 今生きている私たちは何千年後、何万年後以上先まで生きることはできないですが、きっとこの先の未来ではそんな世界が当たり前の日常になるのでしょう。