教育はどうなっとるのかね？

今に始まったことではないが、子供の『家庭教育』が問題視されてきている。　家庭教育と言っても勉強の事ではなく『道徳教育』の事だ。　親がまともに子供をしつけられない家庭が増えている。　母親の子供に対しての耐性がない為、子供の我が侭に疲れて、しつける事ができずに放置してしまっている現状がある。　その環境下で育った子供の性格形成がどうなるかは想像しやすい。

中国では一人っ子政策で育ってきた世代の子供達の自己中心的な横暴ぶりが社会問題にまで発展している。　先日の反日運動に参加したほとんどの者達が、その世代と言われている。　一人っ子な為、親たちが怒ることもせずに可愛がりすぎて我が侭に育ってしまっているというのだ。　我が国でも家庭の経済状況の悪化から、一人しか子供を育てられない家庭が増えている。　唯一の一人っ子であるから甘やかして育てている為に、一人っ子環境で育った若者達の我が侭ぶりは酷さを増すばかりだ。　我慢する事を知らず、集団環境下で協調する事もできず。　つまり、中国ではそのような者達は就職どころかアルバイトですら使ってもらえずにニート化が進んでいるという。　現在の日本を比べてみるとどうだろうか？　非常に似ていると言えないだろうか…？

文部科学省が率先してやるべきことは学校の教育改革ではなく、『家庭の教育改革』だ。　親がくだらない人間であるならば、反面教師として捉える子よりも『蛙の子は蛙』になる可能性のほうがはるかに高い。　『三つ子の魂百まで』　これは先人の教えだ。