2009年1月25日
スペイン現地時間 朝7時 起床。
前夜にパッキングも完了していたので、慌ただしくチェックアウトすることなく、落ち着いてチェックアウト。
前日のうちに、『明日の朝早くチェックアウトするけれど大丈夫?』とスタッフに尋ね、
『24時間スタッフがいるから大丈夫だよ。』とお返事の通り、無事にチェックアウト。
1月下旬のスペイン。
朝7時半になっても辺りは暗く、小雨降る中バス停に向い歩く。
バス停に着いたは良いけど、お目当てのバスターミナル行き『3番』または『33番』の時刻がわからず、
独りバス停で雨を凌ぎながら、反対車線で待つべきなのか?って言う不安もあって、
『タクシーで行った方が確実かな?』
と自分の中で、意思格闘技いや、意志の葛藤(笑)。
わからないまま、目の前を通るタクシーもほとんどなく、20分ほど経った頃バスターミナル行きのバス『3』が。
車掌に確認して乗り込み、バスターミナル到着(1.10ユーロ)。
コルドバからグラナダへの移動は、ALSAというバス会社を利用。
(片道15.43ユーロ 内 保険1ユーロ ネット予約手数料2ユーロ)
このALSAは、当時(2009年)日本にいながらにして、ネット予約チケット購入が出来、
便数もたくさんあったので、日本出発前に予約済み。
(現在は、ネット予約購入が出来るのかわかりません。)
ちなみに、ALSAのHPはこちら。
ALSA
プリントアウトした予約チケットを、日本から持ってきてはいるものの(下写真のカラーコピー)、
『バスに乗る前に、車掌にパスポートと予約チケット見せれば乗車できる。』と利用した方のネット情報だけなので、
果たして予約できているのか、席はあるのかという確認のためにも、ALSAの窓口で、
プリントアウトしたチケットを見てもらう。
窓口スタッフさん、見慣れないチケットを見て、いろいろ調べPCをつつき、予約料金支払済みチケットだと確認したご様子。
チケットを発券したもの(ホッチキスで留めた2枚綴りのレシートのようなもの)を渡され、
『乗り場は、10番よ。』と教えてくれる。
ネット情報では、プリントアウトチケットで乗れると書いてあったけれど、窓口で確認して正解だった。
時刻は9時。
駆け足で巡ったコルドバを出発。
異国の風景を見ながらの移動は楽しい。
例えそれが、あいにくの曇り空でも。
数え切れないオリーブの木々、何畝も続いている景色を見ていると、
スペインが世界1のオリーブ消費国だと納得するほどに、車窓からは、
オリーブ オリーブ オリーブ オリーブ・・・ 時々 オレンジが見える。
バスの中は、シーズンオフなので観光客も少なく、私はゆったりと寛ぎながら、初めて見る景色と、
日本を離れ、自分にとっては初めての長期(といっても2週間)旅行で、改めて遠くまで来たことに、
不安と孤独と、『今のところ、無事に旅出来てるじゃん自分。私もやれば出来るね。』 安堵の気持ちが湧いてくる。
長期間に亘って、初めての土地を旅をしている独り旅の旅人たちを、
改めて『すごいなぁ~』と尊敬します。
『グラナダって、どんなところだろう。』次の町への期待感も高まり、
約1時間30分後、グラナダ GRANADA 到着。
バスターミナルから、町の中心部へのバスに乗り換え、ちょっとした言葉の疎通で、
目的地のかなり手前で下車( ̄- ̄;)。
ガイドブックを広げ、とにかく自分の現在位置を確認し、目的地まで約1km。
バックパックを背負い、約1km歩く。
荷物の重みが肩に食い込む。
行き先が正しいのか確認しようと、ついつい乗客に話しかけ、動き出したバスの中、話しかけた相手が悪かった。
きっとここグラナダの地理に詳しくない人だったのだろう、
『次の停留所で降りるんだよ。同じ停留所だから一緒に降りよう。』と言われるままに降りてしまった。
下車した後、相手に再度確認すると『間違えたっ!』と、申し訳そうな顔をされ何度も謝られた。
スペイン人尋ねられると、なんとしても(親切心から)目的地への行き方や、道を教えてくれようとする。
その想い嫌いじゃない。
しかし、時々、『ホントは知らないんだけど、たぶんコッチじゃないかしら。』
的なニュアンスを含んだ答えを返してこられるのは、しんどい(面白いこともあるけど、しんどい)。
体力ある時は、教えてもらった道が『アリャリャコッチ違ってるよ~』と迷子になっても、
迷い込んだ風景を楽しむ余裕がある。
早朝起床で、昨夜はポテト腹、しっかり朝食を食べていない状態で、
1kmも、約1kmも!!!
15kgの荷物を背負って歩くんは正直しんどいです(たった1kmで愚痴っている私は、ただの運動不足中年)。
『頼むから、知らないなら『知らない!』って言ってちょうだい。』
『親切にしてくれるのはありがたいけれど、曖昧な情報は辛いです。』
宿の場所がわからず、歩くペースも荷物の重さに増す増すゆっくりになり、道行く人に尋ねる勇気が出ないまま、
地図上で宿がある(であろう)近辺を歩き回り、心の中で旅への無謀な挑戦に少しずつ後悔し始めてきた。
宿が近いはずの路地裏を歩き疲れ、前方に老紳士2人組を目にして、道を尋ねようか悩んでいると、
その2人組の老紳士が私に話しかけてきた。
英語で
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