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『残穢』 実写映画化 小野不由美 (十二国記はどこへ)

2015年08月18日 | 映画
来年の冬、小野不由美のホラー小説『残穢』が実写映画化するみたいです。
あの気持ち悪い話。小野不由美が書くホラーはいちいち気持ち悪い。
貞子とか伽椰子みたいに際立つキャラは出てこないけど、そんなものより気持ち悪い。なぜか。

小野不由美はもともとライトノベル作家です。まだ、ライトノベルっていう言葉はなかった、少女小説っていうジャンルの作家でした。
ピンク色の背表紙ティーンズハートでデビュー。(私は、ティーンズハートよりかはコバルト文庫派でした)
それも、ホラー小説『悪霊シリーズ』
私は、リアルタイムでそれを読んだことはなく数年前に講談社から大幅加筆訂正された新版を読みました。
加筆訂正されても、もと少女小説のテイストは消えていないのでけっこう楽しく読んだんですが、それでも気持ち悪い。

しかし、でも、なぜか読んじゃう。という中毒性のある作家さんです。


私としては、『残穢』が成功したら、悪霊シリーズも映画化してほしいです。多分、ヒットすると思います。
シリーズものだし、イケメンキャラは出てくるし、根強い人気のある学校の怪談物だし、それでいて学校の枠にとらわれない
小野不由美ならではの壮大な舞台設定&ミステリー。
シリーズそれぞれの舞台は、古い洋館物や廃病院とか映画の続き物にするんだったら、毎回違って面白いし
毎年夏の風物詩みたいに人気出ると思うけどなあ。
あと、やっぱりメインキャストの「ナル」のミステリアスな人物像。
イケメンで探偵事務所の所長で高校生くらいの年で(学校行ってない)、素性は最終巻まで明らかにされない。
明晰な頭脳とどっから出てくるか分からない豊富な資金でサーモグラフィーカメラとか高性能集音器とかを駆使して
怪奇現象の謎に挑む。
寡黙で、どSで、主人公の女の子を翻弄する。その他にお坊さんとか巫女さんとかエクソシストとか常連キャラと組んで(あんまり仲良くないけど)
まじめに怪奇現象に挑む。設定から見たら、ありえないとんでも設定だけど、小野不由美の筆力にかかれば読み応えのあるホラー小説になります。
残穢と同じくらいには。

最近は、マンガに日が当たるようになってマンガ原作の実写映画化って増えてるけど、ラノベとか少女小説ってやっぱりなかなか日が当たらない。
ライトノベルの枠に入りきらない作家さんだってあんまり多くないけどいるのになあと思います。
今現状で、一番成功してるのは有川浩、かな?図書館戦争実写化したんだったら、悪霊シリーズのナルだって実写で見たいよう。


で、本題に入ると映画化もいいけど、ホラー小説もいいけど、2年以上前に続き書きます!っていってわざわざ新潮社から既刊新装版を出して
(買いました)2ヶ月に既刊を一冊づつくらい買わせて頂いて、もう全部出たから、やっと、やっと続きが出るんじゃないだろうかそんなわけあるかな。
でも、あれだけ大げさに宣言して宣伝したんだから出るはずだよね。って淡い期待をしていた『十二国記』の続編長編が既刊刊行終了して半年以上経つのに
いっこうに出る気配がないです。まあ、作者の消息が分からなかった過去10年くらいよりはいいですけど。
気長に待ちます。やっぱり書けないって言われないことを祈って。



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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
すっごく「愛」を感じます (夢見)
2015-08-18 22:34:46
「残穢」ね~~~
まさか映画化されるとは思ってませんでした


実写化
これイメージ通りの俳優さんだと いいのだけど
好きな作品ほど
映画化にあたり登場人物の設定とか性格まで変えられたら 逆にイヤですよね


そんなもの観たくないぜーって



「十二国記」も書いていただけるといいですね
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映画化 (たえこ)
2015-08-19 19:57:17
映画化されるほど、小野不由美がメジャーになったのかなとちょっと嬉しいです。
でも、予告編であの音が鳴って怖かったです。
音だけで怖いって。
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