A day in the life 

幸せは自分の心が決める
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電車の旅3

2011年09月29日 | 日記
前回の続き

そんなこんな、いろいろあってやっと折り返し地点、碓氷峠のめがね橋までたどり着きました。


途中、水がなくて行き倒れかけ事件とか、なんもないところで転んですりむいた事件とか、暗いトンネルが怖くて先へ進めない事件とか、やっぱり吉永小百合にはなれなかった事件とか、いろいろあったんですが、書くと情けなくなるので…以下略。


ここからは来た道を引き返します。帰りは下りだかららくちん!

結局、行きで熾烈なデッドヒートを繰り返したライバル、赤いリュックのおにいさんにはめがね橋で追いつかれ、私がもうこれ以上あるけないやとへばっている間に早くも折り返して行ってしまったのでいた。他の人たちは振り切って以来会ってないのでどこかであきらめたのかもしれないと思いました。

めがね橋→碓氷湖→峠の湯→坂本宿→横川駅

この順番でかえって行きます。
とりあえずは汗でねちゃくちゃになっていたので峠の湯まで行って温泉入りたい。

その思いだけで、ひたすら下り続け、碓氷湖まで来たときでした。

なぜか、近くを走る車道から救急車の音が聞こえてきました。あれっ?と思ってると、ハイキングコースからスロープのような坂道を下ったところにある碓氷湖の駐車場に救急車は向かっていきます。

遊歩道のところから木陰で見え隠れする駐車場の方を何だろうと見下ろしていると、そのスロープの途中に、赤いリュックの兄さんを発見。

追いついた…。

そのおにいさんもなんだろうという風に横を通って下の駐車場に走っていく救急車を見つめています。


さっき、行きにとおって来た見覚えのある駐車場を見下ろすと(もう疲れたから下りたくなかった)

なんと!行きで振り切ってきた青年2人組のうちの一人が救急車に向かって手を振っているではないですか。
もう一人は腕を押さえてたっていました。そして、救急車の人とちょっと話して、それに乗って車道を下っていってしまったのでした。

私が想像するに、多分碓氷湖の周囲散策道でなんかあったんじゃないかと。
行きに来たときに私も散策しようとおもったけれども、以前、日光で軽い気持ちで湖の散策路を歩いて悪路に苦労したのを思いだしてやめたのでした。

すべりやすそうだったので、どっかでころんだのかな?まあ、腕押さえながら立ってたからたいしたことはなさそうでした。

それにしても、同じ時間にスタートした青年2人は救急車で山を下り、おじさん夫婦は多分途中で脱落。
私は、やっとのことで歩いて帰っている。


アプトの道恐るべし…。

 やっぱりハイキングは準備が大切でした。12時出発の私とは違って、途中何度もすれ違った、ちゃんと午前中に出発して下ってきたハイカーの人たちはちゃんとしたハイキングの服装と靴ででシャキシャキ嬉しそうに歩いてたもんなー。私もあんな風に楽しげに歩きたい。(日頃の運動不足を解消すべし)

という事で、懲りずにまた挑戦したいと思います。

アプトの道はさほど急ではなく、しかし絶景を楽しむことが出来るハイキング初心者には、とてもいいハイキングコースです。ただ、準備だけはちゃんとしましょう笑*(ショック)*

その後、私は無事に峠の湯にたどり着き、迫り来るミツバチにおびえながら露天風呂を堪能し、坂本宿を経てイベント終了時間の5分前にギリギリ横川駅へたどり着いたのでした。(最後は走った*(泣く)*)

ご褒美に食べた駅弁名物、峠の釜飯はもう感動的においしかったー!

…そういえば、赤いリュックのおにいさんは私が、温泉でふやけている間に、先へ行ってしまい、それ以来会うことはありませんでした。


あれだけ、がんばったけど結局私の負けでした笑

電車の旅2

2011年09月19日 | 日記
前回より続き

「これより音にききいたる 碓氷峠のアブト式 歯車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐいなし

くぐるトンネル二十六 ともし火うすく昼くらし いずれは天地うちはれて 顔ふく風の心地よさ」

鉄道唱歌~wikipediaより


 アプト式というのは電車の下に普通の車輪とは別に歯車があり、さらに線路の真ん中にぎざぎざのラックレールと呼ばれるものが走っていて、それがかみ合って、普通の電車では上れない急勾配を上っていく鉄道の形式のことだそうです…。(厳密に言うといろいろ分類があるらしいけど以下略)

るんるん観光気分で横川駅についた私は、峠の釜飯屋さんの近くにあった看板でそのことを知ったのでした。
うん急勾配ね。おお…急勾配。全然下調べ足りてないじゃん。「アプト」というのは単に線路の名前か、地域の地名かなんかだと思っていたので、ちょっと心配になってきました。

まあ、しょうがないので駅からハイキングのイベントに参加するため、受付にいきました。コースマップを渡されてエントリーして出発です。

そのときすぐ後ろに、これ何?なんかのイベント?といいながら受付に来た青年2人組がいました。さっき電車で高崎から乗ってきて私の前に座ってた二人組です。
電車の中では群馬県の観光ガイドブックを見ながらはしゃいでいたあの2人組。楽しそうでいいなと思って見ていたので覚えていました。
私がアプト式の看板を見ながらショックを受けている間に近くのお店で昼ご飯を調達していたらしくレジ袋をそれぞれもっています。
参加します?と係の人にいろいろ説明されてましたが、結局参加しないで普通にハイキングするといって先に行ってしまいました。

負けちゃいられないので、私はエントリーして出発。日焼け止めも塗ったし帽子もかぶったし、長袖シャツもきたので万全です。

「アプトの道ハイキングコース」という看板の横を通って道を進み始めました。



横川駅から碓氷峠を歯車を使いながら登った登山列車の廃線跡はきれいに舗装されてハイキングコースとして整備されています。

横川駅→峠の湯→めがね橋まで約2時間登り続け、さらにそこから引き返して下り続け約2時間。合計4時間歩き続けるコース。

けっこう人気のハイキングコースらしく歩いている人がけっこういました。

前に見える限りで、すっごいカメラをもった30代くらいの男女2人組
、その後ろにおじさんおばさん夫婦(おばさんは日傘さしてた、おじさん帽子無し)、その後ろにさっきの青年2人組(まだレジ袋もってる、半袖、帽子無し)そして私、その後ろに赤いリュックサックを背負った20代くらいのおにいちゃん(Tシャツ、帽子無し)が歩いています。

前の人たちそんなかっこで生きて帰れるのかな?と思いながらも、ひたすら歩きます。


まるで絵のように地平のかなたに線路跡が細くなってきえていくほどまっすぐに通った道です。登りといっても汽車が上れる程度なのでさほど急じゃありませんでした。説明看板め脅かしやがって、と思いながらテクテクと歩くいていきます


しかし、しばらくすると延々と続くゆるーい坂道がきつくなってきました。しかも、いけどもいけども休憩所無し、普通だったらちょっと下ったり平地になったりするけどこの道はひたすらゆるく登り続ける。遮る物のない炎天下のなか。歩いても歩いてもゆるーい登りが続きます。意外とこれが効きました。けっこうきつい…。


しかしきついのは私だけじゃなかったみたいで2番目を歩いていた、おじさんおばさん夫婦のペースが落ちてきました。まだはじまって10分も経ってない気がするけど…。そして3番目を歩いていた青年2人組(この時点でまだレジ袋持ってた、邪魔そう)に抜かれました。

あーやっぱり若いものには勝てないのかねー。しかもハイキングに日傘だし、ってちょっと気の毒に思いながら前を見ていると、なんと私のずっと後ろを歩いていたはずの赤いリュックサック兄ちゃんがスッと私を追い抜いて前へ行ってしまったではありませんか!

うっやっぱり若い者には勝てないのか…。いや、そんなことはない、確かに運動不足だしアラサーだけどまだ私も若いはずだもん。追いかけちゃる。
すでに赤リュックはペースを落としているおじさんおばさん夫婦を軽く追い抜こうとしていたので、私もやっと追いすがって、同じタイミングで夫婦を追い抜きました。そんな無駄な意地を一人で無駄に妄想している間に

…無駄な体力を消耗…。暑い…


それでもなんとか歩き続け、途中の旧鉄道変電所のところで、はしゃぐ青年2人と赤リュック兄ちゃんがその施設を見学している隙に2組を振り切って登り(この時点でおじさんおばさん夫婦は姿がはるか後ろに見えなくなってた)、やっとの事で碓氷湖という美しい湖を経て、やっとの事でめがね橋までたどり着いたのでした。

まだ続く

電車の旅1

2011年09月11日 | 日記
去年からはまっている普通電車の旅に出てきました。今年は、連休が難しかったので日帰りです。(あとお金がなかった…)

今回のテーマは
①各駅停車の旅を満喫する

②ハイキングで運動不足を解消する

③駅弁食べる



目的地は…峠の釜飯…ではなくて群馬県横川駅です。(旦那におまえは食うことだけかといわれました)
各駅停車で横川駅まで出るために入念に時刻表チェック。


そして②のハイキングはJR東日本のイベント「駅からハイキング」に去年からはまってまして、「アプトの道ハイキングコース」というものに参加してきました。信越本線の終着駅横川駅から、廃線跡をひたすら歩くコースです

JR東日本の駅に今年の夏はってあった大人の休日倶楽部のポスターで吉永小百合が出ていたポスターの道です。↓
http://www.jreast.co.jp/otona/tvcm/sl.html

横川駅から碓氷峠を越えて軽井沢まで通じていた線路は昭和30年代に廃線になっていますが、その跡をハイキングコースとして整備し直してあります。あの小百合ポスターに惹かれて歩きにいってきました。去年も同じような理由で長野県安曇野まで行ってます。旦那に「ちょっと群馬県で吉永小百合になってくる」と去年と同じ事言ったら、やっぱり「全国の吉永小百合ファンに土下座してあやまれ」と言われたので土下座してから出発しました。


一応どんなところかHPで調べてから出発。廃線跡なので林の中ではなく木陰のない道を歩き続けなければならないので、長袖のシャツに帽子とかタオルとか日焼け止めなどを準備。

朝6時頃横浜(神奈川県)から湘南新宿ラインで大宮(埼玉県)→高崎線で高崎(群馬県)→信越本線で横川着11時20分頃到着の予定です。

やっぱり朝の湘南新宿ラインは激混みでした。

しょうがない会社という戦場に向かおうとするサラリーマンに席は譲ってあげよう。だって私は休日なのよ。これこそ、各駅停車の醍醐味じゃない、と自分で自分を納得させながら、満員電車を満喫し大宮まで。大宮駅で途中下車してごはん買おうと思ったら、改札出るまでもなく駅の構内にご飯やからコンビニ、本屋までそろっている事にビックリ。横浜駅にはこんなのないぞ。

埼玉県大宮から高崎線に乗って群馬県高崎駅まで。これは座れました。高崎でもちょっと途中下車しました。そしたら改札前に「海の女王」という、たすきをかけた(水着じゃないよ)キャンペンガールが3人いて、パンフレットを配ってました。群馬県で海とは?と思って近づいてみるとどうやら神奈川県の湘南海岸の島、江ノ島の宣伝キャンペーンだったみたいで、江ノ島の観光案内パンフレットとミニタオルを配ってました。こんなに遠くで江ノ島なんかの宣伝やってるなんて…しかももうシーズンすぎてるけど…。神奈川県の為にがんばって!と心の中で応援してきました。


そして…信越本線にのってついに横川駅へ。午前中なので下り線はサラリーマンは見当たらず、地元のおばちゃんと同じ目的地へいくだろう観光客の人たちだけののんびりした車内でした。こういうのは好きです。

そしてついに!たどりついた横川駅。遠かった。でも緑がいっぱいでいいとこです。空気がいい、空は晴れて空気はちょっと涼しくて気持ちがいい日でした。

ここから「アプト」の道ハイキング開始です。

そして浮かれる私はこれから「アプト」という言葉の意味を思い知ることになろうとは想像もしていなかったのでした。

…続く。

麻婆豆腐

2011年09月03日 | 日記
今日のごはんは、丸美屋の麻婆豆腐です。

水と麻婆豆腐のモトを煮立てて、豆腐を突っ込んでできあがり。

ごはんがあれば3分でできるお手軽料理バンザイ


最近ハマッテいるものはNHKの科学情報番組『コズミックフロント』です。

今日の再放送はオリオン座の超新星の話でした。

その星は星の寿命の末期でそのうち超新星爆発というものを起こして消えてしまう運命なのだそうです。

地球から光の速さで進んでも650年かかるその星の爆発は地上から見ると満月の光ほどに大きく見えるかもしれないそうです。

でもいくら今、爆発したように見えても、実際にその星が消えたのは650年前。650年前といえば、1361年。ウィキペディアによれば、日本では南北朝時代です。

星の中には何万光年、何億光年と離れた星もあるわけで、空を見て同じ時の光を見ているようでそうではない、この星は650年前の光だけど、この星は6000万年前の光ということもある。人の感覚ではどうにも理解しきれない不思議な世界なんだなあと思います。

ちょっと前までは地球は平らだったり、海の果てには海獣がいたりしたのだから、もしかしたら今、最新鋭の科学も1000年後には古い知識になっているのかもしれないし、もっと違う常識ができてくるのかもしれない。けど、そんなことも私の感覚では理解しきれない。

光の速さで650年かかるその星が爆発したらそのあと、星が含んでいた鉄分やその他の物質が宇宙へばらまかれ、新しい恒星や惑星を作る材料となるのだそう。地球もそうやってできた惑星なんだそうです。
出演していた科学者の人が、「惑星が含む物質は超新星爆発から生まれた、だから元をたどれば人は星屑から生まれたようなものなのです。」といってました。なんてロマンチスト。しかもイケメン。

そうか、人は星から出来たのか-。じゃあこの麻婆豆腐も元をたどれば星から出来ているに違いない。味わって食べよう。

地震とか不況とか個人の力では太刀打ちできないものにぶつかると、なんだか理解できないしわかんないんだけど遠くへ思いをはせたくなる、今日この頃。