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考古学

2001年12月18日 | 日記
地面の下はまるで時間を閉じ込めた博物館です。小学校の理科で習った地層を思い浮かべてみるとよくわかります。真っ黒な土、黄色い土、赤い土。一層一層に過去の生活が閉じ込められているのです。発掘を行う時はそれを一層づつ掘っていきます。一層の厚さ約5センチ。遺跡内を全部5センチ掘ったらやっと次の5センチを掘ることができるのです。遺跡の中にたまった約2000年分の土を全部掘り出すのには何日もかかり、根気の要る作業が必要です。

考古学 3  人骨発見!!

2001年12月06日 | 日記
とにかく考古学とは地道な作業の連続なんです。

でもそこにはロマンがあるっ!!
大昔の人の残した生活を感じることができるのです。

宝の地図も金銀財宝もないけど昔の人が作った土器を見るだけで縄文時代へトリップできるのです。
その例をひとつ。

2年ほど前に都内の世田谷区で発掘をしました。古墳時代の終わりごろに作られたお墓です。急ながけに横に3メートルくらい穴を掘ってなかになくなった人を埋葬するんですね。発掘を進めていくとそのおはかの墓室にたどり着きました。そこにいらっしゃったんです、古墳時代を生きた人が。足の骨の一部と歯です。平和な眠りを妨げてごめんなさいと思いつつも感動しました。

考古学 2

2001年12月06日 | 日記
 皆さん考古学というと、どのようなイメージを持ってますか。映画のインディージョーンズを知っている人は、インディーの派手な遺跡探しの冒険を思い浮かべていませんか?それとも去年の石器捏造事件?
 どちらもセンセーショナルで派手なイメージですが、本当の考古学とは地道な調査と忍耐の発掘と細かい分析でなりたっています。あまり宝の地図などは見かけません。というか私はそんなもんみたことありません。
 宝の地図で遺跡を探したい!!と思ってもかなわぬ夢です。私がこの3年間で発掘したのは、古墳時代のお墓、正体不明の住居、お寺の溝、弥生の住居、などです。地味ですねー。時々奈良のほうでは大発見があったりしますが、年間1万件ほどあるという発掘はほとんどが地味な作業にささえられているのです。でもおもしろい!なぜ私が考古学に惹かれるのか
 次回へつづく。

今日の考古学

2001年12月05日 | 日記
今日は大学で演習の授業です。演習とは来年卒業論文というものを書くために自分の研究しているテーマについて発表する授業のことです。私の発表はもう終わってしまったので、一安心。私の研究テーマは島根県出雲の荒神谷遺跡ですよ。なかなかおもしろいです。それについてはまた次回に

考古学

2001年12月04日 | 日記
私は今現在、都内の某大学に通ってます。専攻は考古学。去年、捏造事件などで世間をお騒がせしましたあの考古学です。将来は博物館の学芸員になりたかったけど、かなり難しい状況ですね。皆さん考古学ってどう思ってるんだろう。