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英検準1級チャレンジ中

Pushpa 『プシュパ』インド映画とタバコ

2023年10月31日 | 映画
『熱風!!南インド映画の世界』というインド映画上映特集が今やっていて、4本の南インド映画を1週間に一本ずつ上映中です。

『熱風!!南インド映画の世界』オフィシャルサイト

『熱風!!南インド映画の世界』オフィシャルサイト

10.21 fri より新宿ピカデリー他にて全国順次開催!|熱狂と興奮に満ちた、心躍る南インド映画の傑作を4作品一挙上映!

『熱風!!南インド映画の世界』オフィシャルサイト

 


第一弾『プシュパ』と第二弾『サイラー ナラシムハー レッディー 偉大なる反逆者』を見てきました。

プシュパが面白かったので、ちょっと感想を。

紅木という希少な木材の密輸人の成り上がりストーリーなのですが、アクション、殺し、暴力あり、笑い、キスもためらうかわいい恋、踊りありのエンタメ大作です。

主人公のプシュパは下っ端の労働者で、自身の態度のデカさと敵をも翻弄する口先と力技で成り上がっていきます。

そのキャラクターはタバコをよく吸うのですが、インド映画ではタバコを吸うシーンになると画面のすみっこに小さく「タバコは体に悪いです」みたいな警告文を入れなければいけないルールがあるようで、主人公がタバコをかっこよく吸う度に左下とか、右下とか、上とかにその警告文が小さく表示されます。

以前に、他のインド映画でも見たことがあったので、ああまたあれねって思って見てたのですが、この主人公は本当にタバコすいまくるから、最初の方とか、警告文が出っ放しで笑ってしまいました。

あんな邪魔な警告文出さなきゃいけないから、タバコのシーンは入れにくくなるだろうという意図があるルールだと思うのですが、そんなこと関係なしに警告文を背景にタバコ吸いまくる主人公。

最後の方は警告文見過ぎてあんまり気にならなくなりました。

力技。

南インド映画のエンタメに振り切った映画が好きになりました。といってもまだ、SSサージャマウリ監督作とラジニ様とチランジービー様の映画を何本か見ただけですけど。

北インド映画も好きだけど、南インド映画よりちょっと説教くさくなるのはなんでだろ。


ローマの休日制作70周年記念上映&Pathaanを

2023年09月19日 | 映画
昨日、久しぶりに映画館で1日に2本連続で映画を見たので備忘録として。

11:35 ローマの休日 制作70年記念上映
16:40 Pathaan 

私の大好きなローマの休日とシャー•ルク・カーンの映画を一日で見るという至福の日でした。




Pathaanのシャー•ルク・カーンかっこよすぎです。ストーリーとか、なんだか使い古されたよくあるアクション映画の流れそのままだけど、そんな事はどうだっていいの、関係ない。

シャー•ルク・カーンとディーピカー・パードゥコーンの画面から放たれる美しさ強さが凄すぎて、ストーリーはとりあえずそこにあるだけ。

シャー•ルク・カーン本当にかっこいい、本当に。ラ・ワンとオームシャンティオームでもかっこよかったけど、年を重ねてさらにかっこよさに磨きがかかりました。

髪型かっこよかったなー。ヘアスタイリストさん、天才だなー。これで57歳信じられない。ヒロインのディーピカ様もこれで37歳信じられない





耳をすませば

2022年10月16日 | 映画
ジブリアニメ「耳をすませば」の10年後を描いた実写映画が公開されてるらしいけど、あんなキラキラした憧れの青春物語の主人公がその後、世の中に揉まれて苦労する世界なんてつらくてみたくない。なぜ美しい思い出のまま、そのままにしておいてくれなかったのか。思い出とか関係ない若い人なら見れるのかな。年をとった自分は許容量が足りなくなっているのか…。


『ガリーボーイ』 Gully Boy

2019年11月16日 | 映画
インド映画『ガリーボーイ』を見てきました。川崎チネチッタでの上映は終わってしまったので、109港北シネマズで見てきました。

インドのスラム街出身の主人公がラップで魂の叫びを歌い、自ら過酷な境遇を抜けだそうとするという話です。

ラップとか全然分からない私でも、主人公の歌には心打たれました。
自分自身の言いたいこととかを押し込めて、人の顔とか言ってる事ばかり気にして日々をやり過ごしている私の心を主人公の歌は少し解放してくれた気がします。

夏に同じようなテーマの映画でアーミル・カーンの『シークレット・スーパースター』が日本で公開されました。私も見たんですが、そこまでいいとは思わなかったんです。『ガリーボーイ』はあんなに感動したのに。
なんでかなーって考えてたんですが、やっぱり歌かなと思いました。
『シークレット・スーパースター』の歌は実際そんなにいい!と思わせる歌ではなかったです。後でまた聞きたいなとは思いませんでした。アーミル・カーンもちょっと邪魔でした。彼の映画は時々、説教臭い気がするので。(『ラガーン』はそんなことなかったのに)
『ガリーボーイ』の歌は実在のラップ歌手の歌だということなので、やっぱり心に響く本物の歌だからあんなに感動したのかしら。



同じような映画でもう一本思い出したのが、私の好きな映画、イギリスの『リトル・ダンサー』です。廃れた炭鉱の街の労働者の小さな息子がバレエと出会うという話でした。彼は自分の思いを叫ぶ為にバレエを踊るんです。
考えたらなんだか似てるな。ラストシーンも。



何者でもないものが何者かになる話というのは、やっぱり人の心を掴むのでしょうか。

映画の中ではインドのスラムにある状況を敢えてそこまで悲惨な感じに強調はしていないので比較的見やすい映画かなと思います。


あと主演のランヴィール・シンがめっちゃかっこよくて素敵でした。恋人役のアーリアバットは『スチューデントオブザイヤー』の時から思ってたんですが、日本人が好きそうな顔だなーって思います。

なんか『ゴースト』の時のデミムーアを強気にした感じ。出てくるたびに画面に見入っちゃいます。かわいすぎて。

というわけで『ガリーボーイ』はおすすめ映画です。