『熱風!!南インド映画の世界』というインド映画上映特集が今やっていて、4本の南インド映画を1週間に一本ずつ上映中です。
第一弾『プシュパ』と第二弾『サイラー ナラシムハー レッディー 偉大なる反逆者』を見てきました。
プシュパが面白かったので、ちょっと感想を。
紅木という希少な木材の密輸人の成り上がりストーリーなのですが、アクション、殺し、暴力あり、笑い、キスもためらうかわいい恋、踊りありのエンタメ大作です。
主人公のプシュパは下っ端の労働者で、自身の態度のデカさと敵をも翻弄する口先と力技で成り上がっていきます。
そのキャラクターはタバコをよく吸うのですが、インド映画ではタバコを吸うシーンになると画面のすみっこに小さく「タバコは体に悪いです」みたいな警告文を入れなければいけないルールがあるようで、主人公がタバコをかっこよく吸う度に左下とか、右下とか、上とかにその警告文が小さく表示されます。
以前に、他のインド映画でも見たことがあったので、ああまたあれねって思って見てたのですが、この主人公は本当にタバコすいまくるから、最初の方とか、警告文が出っ放しで笑ってしまいました。
あんな邪魔な警告文出さなきゃいけないから、タバコのシーンは入れにくくなるだろうという意図があるルールだと思うのですが、そんなこと関係なしに警告文を背景にタバコ吸いまくる主人公。
最後の方は警告文見過ぎてあんまり気にならなくなりました。
力技。
南インド映画のエンタメに振り切った映画が好きになりました。といってもまだ、SSサージャマウリ監督作とラジニ様とチランジービー様の映画を何本か見ただけですけど。
北インド映画も好きだけど、南インド映画よりちょっと説教くさくなるのはなんでだろ。
今月もよろしくお願いします
インドは公用語が22種類もあってそれぞれ起源がぜんぜん違うので、全く違う言語と考えてもいいくらい通じないそうです。なので映画文化も大分違うみたいです。
最近はテルグ語映画が人気です。ずいぶん前に流行った踊るマハラジャはタミル語映画でこちらも南インドです。それぞれ特徴があって面白いです。南の方が濃い顔のワイルド系のスターが多いです
インド広いですからね。
10月も今日で退場。
来月もよろしくお願いします。