1月2日 今日も終日穏やか。やや曇ってはいるが、風はないです。
「3ケ日が穏やかであれば、壱年も良い年である」と、この地の漁師たちは伝えます。
海に生きるお檀家の皆様。海に育てられ、海に喜怒哀楽を感じる日々。
「板子いちまい下は地獄」とも言い、生死のはざまを時々経験しながら、生きて来た逞しい方々。
そのようなお檀家や、地域の皆様に教えられ、育てられた私どもであります。
闇が明けない朝は、ありません。どんなに苦しくても、光は訪れるのです。
弟子がドローンで、えりもの山と海と、夕日を撮ってくれました。
夕暮れのひととき、神仏が一瞬そのお姿を顕現されるとも感じられる瞬間でした。
「影向」=ヤウガウ ~「神仏が一時姿を現すこと」「神仏の来臨」(『広辞苑』)
大いなる自然の姿に人智の及ばぬ畏怖を感じながら、夕日に掌を合わせます。