大寒をすぎて2日目。今日は温かでした。
いつものように寒修行の托鉢に出ます。背中のホッカイロが熱すぎる?
でも油断大敵なのです。夕刻になると、急に寒くなるのがこの地です。
ころばぬように、すべらぬように。ところどころ凍った道を進みます。
大寒の道を踏みしめて墨衣 住職
托鉢の姿は、決まっていますが、この土地では無理です。
網代笠は風であおられますし、素手では手がしびれます。
応量器を持っては歩けないので、頭陀袋を使用致します。
おこそ頭巾をかぶり、忍者のごとくの恰好で歩くのです。
歩き続けると、小さな自己に拘ることから解放されます。
自然の厳しさが、快感にも感じられるのが、不思議です。
寒行や放てば満てり小欲も 住職