昨年の胆振東部地震で最も大きい被害を受けた厚真町
火山灰で覆われていた土地が山津波と呼ばれる崩落を起こしました。
今春、ようやく復旧工事が本格的に進む段階になりました。
二月程前に、工事を担当される会社の一つの社長さんから安全祈願の依頼を頂戴。
二次災害の心配もあるような、危険な工事が続くとのこと。
ドローンで撮った 写真を拝見しますと、まさにそのような状態です。



道路の改修作業が一段落し、これから山山の工事に移る所です。
吉野地区は、1891年、小樽市から4世帯が入植。
厚真川沿いの湿地帯を田畑に変え、風を避けるために山を背に家を建てました。
地震前は13世帯、34人が住んでいましたが、約1キロにわたり山が崩落。
住民の半数以上のいのちが、あっという間に奪われたのでした。

大勢の業者さんが参加しての工事があちこちで進んでいます。

カフェ・デ・モンクえりもとして厚真町に伺って来たご縁

社長さんのご依頼は、承諾しないわけにはまいりません。
火山灰に飲み込まれた住宅や、農地、農耕器具、車。そして多くの高齢者の方々。
この地で長い間、開墾を続け、家族を養い、頑張っていらっしゃった人々です。
拙僧は、「慰霊の法要」をまず、とお願いし、併せて「安全祈願」をすることを進言。
社長さんにご理解を頂き、7月25日に「供養会」を行うことが決定しました。
(法要の様子については、次回にご報告いたします)
