風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

北海道立文学館「佐藤泰志の場所(トポス)

2016-04-28 20:38:16 | 日記

4月26日の朝 札幌中島公園の道立文学館に寄りました。

桜が咲き始めの朝ですが、少し肌寒い。  ときおり散歩する場所です。

入り口の佐藤忠良氏作の「帽子」が、いつものように迎えてくれます。

今回は、1949年生まれの物故作家、佐藤泰志の軌跡を辿った展示。

北海道函館市生まれ、芥川賞候補に5回のぼるが、遂に受賞ならず。

1990年、わずか41歳で自宅近くの植木畑で自死を遂げた悲劇の作家です。

近年その小説の映画化が続き、再評価がされています。

2010年12月公開の『海炭市叙景』(谷村美月 竹原ピストル)

2014年4月公開『そこのみにて光輝く』(綾野剛 池脇千鶴)

そして2016年公開予定 オダギリジョー主演の『オーバー・フェンス』(楽しみです)

 たまたまですが、この日は佐藤泰志の誕生日でした。

色々と、感じさせられた展示でした。

特に出口付近に置かれた自筆の言葉書 『朝10:00から 夕方まで 必ず仕事をすること。』

作家の深い業を、強く感じたのでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿