昨日Yahoo!JAPANでタモリの事を読み、尊敬感が依り増した。
初老の芸人御三家、サンマ、タケシとは芸の味が違うのだ。所ジョージはやや似ている尤も一度だけの仲人を務めた縁も有ろう。タモリは奇天烈な人生を送って俺の憧れな人だ。
彼を発掘したのは、山下洋輔と言うジャズマンだ。運命なのか福岡の演奏会後ホテルで大騒ぎをしている時に偶然タモリが潜り込み、得意の密室芸に大笑いして惚れ込み、後にジャズ喫茶を探し回り再会して東京に呼んだのだ。
その後赤塚不二夫らの漫画家集団に可愛がれ、赤塚不二夫家に居候に成り三十歳の遅いデビューだ。
最初はデタラメ外国語やイグアナの物真似だった、パンツ一丁で元祖江頭2時50分だ。永六輔、野坂昭如その他多くの知識人の形態模写で腕を上げ、(笑っていいとも)の単独司会者の回数ギネス記録まで作った。
NHKのブラタモリも科学者や専門家に評判が良い。
彼と一般芸人の違いは教養で有る、しかし教養を表に出さない奥深さだ。依って味が出るのだ。
幼稚園は自己拒否したらしい、園児が童謡に合わせ踊るのを見て嫌がったのだ幼少から(偽善)の言葉が嫌いなマセタ餓鬼だった、また坂が好きで歩く人の表情を観察していた、後に(日本坂道学会)の会長も務める。
赤塚不二夫の葬儀には(私も貴方の数多き作品の一つです)と言い弔辞も読んだ、約八分に至る長文の紙を手にして涙ながらに読んだが、実は勧進帳如く白紙で何も書いて無かったのだ、如何にも赤塚不二夫の葬儀には相応しいと思った。
しかしタモリは結構辛口だ、名古屋人を皮肉り(エビフリャー)と呼び一大名物にしたし、埼玉県を(ダサイタマ)で流行語を作った。
ホークソングが嫌なのか、さだまさし、オフコースを名指しで嫌った。でも是は揶揄で述べてる様で己の内面を語ってると思った。
タモリは色々名言を発している、料理人が蘊蓄を垂れるなだったお客が美味く食べれば良いのだ正に正解だ。
是は私見だがワインソムリエの資格を取得するのは日本人が断然多く、つまり田舎者を自己主張するものだ。
(森の奥深く清らかな香りが漂う)等の臭い言葉を並べて何の価値が有るか俺には分からない、昔茶道を習っていたが茶器を褒めるのが恥ずかしく嫌だった。ワインもお茶も只美味しく飲めば良いと思うが不純かな。
また別な言葉で明日出来る事は今日するなです、人生を生き急がないで好きです。
我がブログもタモリの精神で書きたいと思ってる次第です。
下記にタモリの名言集のアドレス掲載します、面白いので是非読んで下さい。
余談
芸能人はベンツ等高級車に乗りたがるが、タモリは多く稼いだのに小型のワンボックスカーを使ってるそうだ
何か庶民的で好きだ。