2014年8月21日
お盆を過ぎてもなお暑い今日この頃、少しばかり寒~いお話を一席。
以前、トルファンに勝る猛暑酷寒二刀流の気候は、
日本には無いと述べた。
ならば世界ではどうか?という疑問が当然ながらわいてくる。
とりあえず夏が猛暑か?否か?は度外視して、
冬場の寒さが世界一の場所を探したところ、・・・・・・・
行き着く先はやはり、 北半球の寒極といわれるシベリア北東部
ヴェルホヤンスク,オイミャコン,ということになる。
寒極とは、地上で最低気温を記録した場所のことで、
ヴェルホヤンスクの -67.8℃ (2位はオイミャコン -67.7℃)
が北半球の史上最低気温とされている。
したがって、両者を含むエリアを北半球の寒極と呼ぶ。
寒極エリアから、東西南北いずれに進もうと、北半球において
これ以上寒い場所は無い。
お盆を過ぎてもなお暑い今日この頃、少しばかり寒~いお話を一席。
以前、トルファンに勝る猛暑酷寒二刀流の気候は、
日本には無いと述べた。
ならば世界ではどうか?という疑問が当然ながらわいてくる。
とりあえず夏が猛暑か?否か?は度外視して、
冬場の寒さが世界一の場所を探したところ、・・・・・・・
行き着く先はやはり、 北半球の寒極といわれるシベリア北東部
ヴェルホヤンスク,オイミャコン,ということになる。
寒極とは、地上で最低気温を記録した場所のことで、
ヴェルホヤンスクの -67.8℃ (2位はオイミャコン -67.7℃)
が北半球の史上最低気温とされている。
したがって、両者を含むエリアを北半球の寒極と呼ぶ。
寒極エリアから、東西南北いずれに進もうと、北半球において
これ以上寒い場所は無い。
次に、ヴェルホヤンスクのすさまじい年較差のグラフを示したい。
ヴェルホヤンスクの1月は
平均最高気温が
-40℃以下である。
すさまじい世界だ。
一方トルファンの
6~8月は
毎日が猛暑日だ。
ヴェルホヤンスクの1月の平均最低気温-50℃は驚異。
では、いったいどうしてここまで寒くなるのか?
地図帳を開き周囲の地形を見ると・・・・・・・。
やっぱり そうだったか(*^_^*)。
わが疑問は たちまち氷解するところとなった。
ヴェルホヤンスク と
オイミャコン
いずれも、
ヴェルホヤンスク山脈
チェルスキー山脈
二つの大きな
山脈に囲まれた
典型的な盆地
であった。
ただでさえ、強力なシベリア寒気団が ここに鎮座し、
冷気を閉じ込める結果となっている。
これでは気温は上がらない。
逆に夏場は、熱がこもり高温になると想像される。
事実、7月の平均最高気温23.5℃は北緯67度としては
すごい高温である。
だが、さすがにトルファンには及ばない。
むろん猛暑といえる数字ではない。
トルファンの年較差は
平均最高気温で42℃
平均最低気温で40℃
ヴェルホヤンスクの年較差は
平均最高気温で65.9℃
平均最低気温で58.0℃ でいずれもトルファンに勝る。
おそらく、地球上でもっとも年較差が大きい場所と言えるが、
それは、冬の驚異的寒さによるものであり、
猛暑・酷寒の二刀流ではない。
よって、この勝負はトルファンに軍配あり。
しかしながら、ヴェルホヤンスクの冬の驚異的な寒さは、
一度体感してみたいものである。
もっとも、その場所に行く事ができれば?
の、話だが・・・・・・・・・。