高須番長の書道ブログ

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気候・海流ネタ2015-1 英タイリー島 VS ロシア極東 不平等なまでの気候差

2015-01-23 23:06:31 | 気候、海流の話
2015年1月23日

 1年で最も寒いこの時期
1月23日の 世界の気候を調べる番長。

イギリスとロシアカムチャッカ半島が
ほぼ同緯度である事に着目し、
イギリスとロシア極東の真冬の気候を比較したい。

まずは、両者の位置関係を下記に示す。

イギリスとカムチャッカ半島は 洋の東西の差こそあれ、
緯度的には 極めてNEARLY という事がわかる。 
いずれも我が日本列島と比べて、遥か北の地である。



次に 1月23日のイギリス各地の気温を見る。
 

 

最低気温7℃、最高気温12℃なんて、日本なら八丈島なみである。

タイリー島、カンボーンの両者が、マンチェスター、ロンドン等に比べ
格段に温暖な事がわかる。
ちなみにタイリー島の緯度は、北緯56度49分。
北極圏に近い高緯度であるにも関わらずである。

なぜそんなにも温暖なのか? 答えは下記の通りである。

やはり海流の
影響は強烈である。

北大西洋海流は
イギリス西海岸に
驚異的に温暖な
冬をもたらした。


 

 





さて、一方ロシア極東 カムチャッカ半島対岸のマガダンを見る。

下記に、1月23日のロシア各地の気温を示す。

黒潮


 

 


単に緯度だけの比較ならば、
タイリー島:北緯56度49分 マガダン:北緯59度56分
大きな差は無いが・・・・・

両者間には 最低気温において32℃ 最低気温においても30℃の
不平等なまでの大差がある。

もし、イギリスがロシア極東なみの気候であったら・・・・・・・・
港はいずれも凍結し、冬場は船が航行できない。
むろん石炭を海運することはできないことになる。

石炭が運べなければ、果たして産業革命は成し得たであろうか?
さらに、大英帝国の繁栄はあっただろうか?

そう考えると、歴史は限りなくおもしろい。


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