2014年6月16日
世界に、常春の地はままある。 メキシコのメキシコシティ
中国の昆明といった地がまず頭に浮かぶ。
いずれも 緯度的には熱帯もしくは亜熱帯に位置しながら、
標高2000m前後の高原に位置するがために、
真夏であっても 平均気温は20℃前後
真冬であっても 平均気温は10℃前後 という
夢のような過ごしやすさである。
日本国内で この条件に当てはまる土地はどこにも無い。
千葉県の銚子市、八丈島あたりが、いくらかそれらに近いが、
いくらなんでも、真夏の平均気温が20℃前後とはいかない。
真夏の平均気温20度を求めるなら、はるか北の大地
北海道の釧路あたりまで、足を伸ばさねばならないであろう。
むろん釧路の冬に平均気温10℃を求めるのは無理。
そこにあるのは同じ10℃でも氷点下10℃の冬である。
さて イギリスはスコットランド北大西洋上に位置する
北緯56度50分タイリー島の夏は、
冗談にも夏らしいと言えるものではない。
常に晩秋とは?一体どんな気候なのか?
下記に2014年1月27日と6月16日のイギリス各地の気温を示す。
世界に、常春の地はままある。 メキシコのメキシコシティ
中国の昆明といった地がまず頭に浮かぶ。
いずれも 緯度的には熱帯もしくは亜熱帯に位置しながら、
標高2000m前後の高原に位置するがために、
真夏であっても 平均気温は20℃前後
真冬であっても 平均気温は10℃前後 という
夢のような過ごしやすさである。
日本国内で この条件に当てはまる土地はどこにも無い。
千葉県の銚子市、八丈島あたりが、いくらかそれらに近いが、
いくらなんでも、真夏の平均気温が20℃前後とはいかない。
真夏の平均気温20度を求めるなら、はるか北の大地
北海道の釧路あたりまで、足を伸ばさねばならないであろう。
むろん釧路の冬に平均気温10℃を求めるのは無理。
そこにあるのは同じ10℃でも氷点下10℃の冬である。
さて イギリスはスコットランド北大西洋上に位置する
北緯56度50分タイリー島の夏は、
冗談にも夏らしいと言えるものではない。
常に晩秋とは?一体どんな気候なのか?
下記に2014年1月27日と6月16日のイギリス各地の気温を示す。
メキシコ湾流洗う
タイリー島の冬は
北緯56度にして
驚異的に暖かい
と、以前に述べたような気もするが・・・・・・・
6月であれば、
20℃越えは
当たり前だが
1月27日と3℃
しか差がない
タイリー島の
最高気温
誠か?
上記で示した通り、タイリー島の1月27日の最高気温は12℃
6月16日の最高気温は15℃
なんと、冬と夏で最高気温の差が3℃しかないとは・・・・・・・・
東京で言えば、年中11月くらいの気候という事である。
世の中 こんな事があるのだろうか?
夏至が近い タイリー島の日の出は朝4時36分
日没はなんと夜10時22分である。
さすがに、北海道よりはるかに北の地だけあって、
夏場の陽は驚異的に長いのだが・・・・。
陽が長いからと言って、温暖の祝福があるとは限らない。
外にいたのでは 6月でもあまりに涼しずきる夕べ
人々は早々と家にこもることであろう。
ある者はチェスに興じ、またある者はスコッチを傾け、
皆で暖炉を囲みつつ、太陽がなかなか沈まない黄昏時を
思い思いに過ごすことであろう。
ワールドカップのシーズンになり、
スコットランドは出場しないが、あまり応援したくないライバルの
イングランドの試合にしばし興じる者もいることであろう。
しかし、そんな日々もほどなく移ろい、やがては忘却の彼方に
去って行くことであろう。
秋冬春夏 人々の悲喜こもごもを映し出す窓辺の傍らにあって
変わらないのは、年中絶えることのない暖炉のたき木の
パチパチと鳴る乾いた余韻だけである・・・・・・・。