新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…僕らは生ま変わる…無限のエネルギーを感じて…

2025年7月、小さな宇宙人アミからの警鐘

2023-10-25 21:44:26 | スピリチュアル

ある夜ペドロは海岸に座って海を見ていた。

すると、赤い光が見えて海に落ちた。

そこから泳いできたのが宇宙人アミであった。

アミは宇宙からUFOでやって来たと言う。

ペドロは最初疑っていたが、話しているうちにだんだんと打ち解けてくる。

ペドロ:「いつ、地球を侵略するの?君たちは、賢くて悪い侵略者じゃないの?」

アミ:

「賢くて悪いっていうのは、善良な極悪人と言っているようなものだよ。そんな生き物、宇宙にはいないよ」

ペドロ:

「映画で出てくる人は大体悪い科学者みたいな人だよ」

アミ:

「君らの星の映画とかに出てくる賢い人っていうのは、そんなイメージなんだね。

悪い人がものすごいテクノロジーを生んだとすれば、ほかの星を攻める段階に行く前に、必ず自分たちの首を絞めるよ。

自分たちで自滅してしまうんだよ。

ある程度のレベルに達した科学や文明っていうのは、善意や優しさに欠けていると必ず、自滅の方向に進んでいくっていうのは決まりなんだよ。

そういうふうに宇宙はできているんだよ。」

ペドロ:

「でもね、中には偶然滅びなかった悪い科学者がいて攻めてくることもあるんじゃないの?」

アミ:

「偶然ってなに?たまたまってことは宇宙には存在しないよ。

例えば、めちゃくちゃ熱い鉄球があってそれを握ったら火傷しない人はいるかい?

それと一緒だよ。

人を支配したり、征服したいっていう感情を克服しない限り自滅するしかないんだよ。」

ペドロ:

「じゃあ、今の地球の状況はどうなの?」

アミ:

「正直…かなりヤバいです。

自滅の方向に向いています。

科学と愛のバランスで、科学が勝ちまくっているからね。

実はね、この宇宙の何百万っていう文明がこのバランスが崩れて自滅しているよ。

地球は今が転換期なんだよ。

科学へ偏るか、調和を大事にできるか。」

ペドロ:

「君たちは戦争しないの?」

アミ:

「神様信じてるから戦争は絶対にしないよ。

神様と言っても、君の想像している人の形した神様じゃないよ。

神様は、無限の存在で純粋なエネルギーそのもの、愛そのものなんだよ。

だから、宇宙は善良でとても素晴らしいものだよ。」

ペドロ:

「君たちは地球を助けに来てくれたの?地球を助けてよ」

アミ:

「僕たちができることは限られているよ。

そういうルールだから。

地球の終末を回避するには人間たちが、宇宙の基本法というものに基づいた、ある3つの条件を満たさない限りは救われないよ。

僕たちはきっかけを与えることしかできないんだ。」

ペドロ:

「宇宙の基本法ってなに?

賢い科学者や大統領みたいな偉い大人たちは知ってるよね。」

アミ:

「彼らみたいに下手に自分のことを賢いと思っている人ほど、宇宙の基本法を知らないんだよ。

一斉に武器を手放しましょうと言ったって武器を手放さないよ。

不安とか恐怖に支配されているからね。

僕らが強制的に彼らに神様を信じさせることは宇宙法に反したことなんだよ。

宇宙の基本法を守れてない世界は未開世界と呼ばれているんだけど、僕たちは、未開世界の発達進歩に干渉しすぎてはダメなんだ。

でも、君には順番に教えてあげるよ。」

ペドロ:

「宇宙の基本法って何?」

アミ:

「文明世界であるための3つの必要条件はね、

1.宇宙の基本法を知ること

2.世界の統一をはかること

3.宇宙の基本法に基づいた組織づくりをすること

これだけだと結局なんのことなのかよくわからないかな。

これを理解するためには、人類が精神的に少しずつ進化していくしかないんだよ。

僕たちが答えを教えてしまうのはルールに反するんだ。

でも、君に色々教えるのは、ルールに則っていて、地球自体への発展を邪魔することにはならない。

君は他の人たちにこのメッセージを伝える役割があるんだ。

僕たちはみんなの前に姿を現すことは禁じられている。

僕たちはいろいろな方法で地球人たちにメッセージを送っているよ。

僕たちは地球人を救いたいんだ」

ペドロ:

「じゃあ、どのタイミングでみんなの前に姿を現すの?」

アミ:

「もし、自滅しないで3つの必要条件を満たしていたらね」

そして、二人はアミのUFOに乗り地球の様子を見る旅に出る。

UFOで世界を旅していると、救済計画のスーパーコンピューターから「ある人間に円盤の姿を見せなさい」と指令が入る。

アミは一瞬でアラスカの上空に瞬間移動して、猟銃を構えた男の人に向かって、円盤は色を変えながら空中に大きな三角形の軌道を描くように光り続けた。

ペドロ:

「なんでこんなことするの?」

アミ:

「この人がこの光景を一生忘れないようにするためだよ。」

ペドロ:

「なんでこの猟銃を構えた人がUFOを見る必要があるの?」

アミ:

「スーパーコンピューターが決めてやってることだから僕にはわからないよ。

ただ、この体験が彼の周りの人に何かしら影響を及ぼしていくことになるんだよ」

アミは、センソ・メトロという機械を使って、猟銃を構えた人の愛の度数を測り始めた。

センソ・メトロは、精神的な進歩度とか愛の強さを測ることができる。

その猟銃を持った男の人は750度であった。

地球人の愛の度数は320~850度。

750度は地球人の中ではけっこう高いほう。

けものは50~200度。

ペドロ:

「じゃあ、アミは何度なの?」

アミ:

「僕は760度だよ」

アミよりも愛の度数が高い地球人もいる。

特に自分の命を懸けて働いている人は愛の度数が高い。

アミ:

「僕も修行中なんだよ

地球人に比べていろんな知識や技術があるだけなんだよ

地球人たちに宇宙の基本法とか地球はやばいってことを伝えるのが僕の役割なんだよ」

ペドロ:

「僕のおじさんは、頭がよくて物理学者でとても尊敬してるんだけど、おじさんは愛の度数高いんじゃない?」

アミ:

「う~ん、おじさんは兵器の開発に携わっているから愛の度数は水準以下だと思うなぁ

知識を持っていることと賢者とは全くの別モノなんだよ

僕たちは2つ脳みそがあるとイメージしてほしいんだ

1つはコンピューターみたいな脳みその部分

1つはハート・愛の強さみたいな部分

この2つのバランスが取れている人のことを僕らは賢者と呼んでいるよ

コンピューターの部分が大きすぎると地球を傷つけちゃうよ」

ペドロ:

「僕の愛の度数は?」

アミ:

「それは教えられないよ

高いと調子に乗るだろうし、低いとショックを受けるから」

アミ:

「思考、考えることってとても重要視されてるけど、実はね、思考にはそれほど大した力はないんだよ。

思考よりも意識のほうが上。

気づくこと。

気づいて自覚することが大事だよ。

見えるモノ聞こえるモノに意識を向けるんだ。

自覚して呼吸してみること。

嗅ぐこと、味わうこと、触ること。

今に集中してみること。

考えることよりも感じること。

宇宙の基本法は愛そのもののことを言ってるよ。

実はこれ、考えてもよく分からないことなんだ。

むしろ、考えれば考えるほど、分からなくなる。

エゴは、こういうことを理解させまいと働くからね。

エゴの性質としては「所有」があるよ。

このオフィル星では、所有するという概念が存在しないよ。

執着しないし束縛もない。

進歩していくとそうなっていくよ。

進歩するということは愛というものに近づくこと。

愛は与えることだけど、地球人は与える範囲が狭いよね。

家族、友人、自分の国の人たち…

というか愛を与える範囲を設定すること自体がナンセンスだよ。

ここまでが、自分の範囲、そこまでがあの人の範囲、あれ、ちょっと自分の範囲のほうが狭い…

そのとき、君たちは思考をしているよ。

思考を超えて、隣人の概念をどんどん広げていってごらん。

世界が全体になっていくよ。

それが統一国家。

国家とは言ってるけど、君たちのいう国家とは概念が違うよ。

地球という星自体が国になる。

トップはいないから命令されることもなく、ただ愛による繋がりだけで自発的に他人のために生きていく世界だよ。

これって、僕も前世の記憶あるから分かるけど、すごく大変なことだよね。

でも、地球でもそれを実践できていた人たちはいたよ。

古代のすごい遺跡を作った人たちはそんな価値観で生きていた。

なので、あれだけの偉大な遺跡を作り上げることができたんだよ。

彼らもまた別の星へ逃れていったから、遺跡だけが残されて現代人たちが不思議がってるけどね。

そうやって星の文明が成長してくると、かつての自分たちのようなまだまだ未熟な星をサポートしていく役割へと移っていくんだ。

でも、前にも言ったけど、今の地球は逆の方向へ進んでいるよ。

科学のほうに引っ張られている。

かなりヤバいです。

人類滅亡への道。

それは、地球人の行い次第だよ。

でも、愛の度数を高めるために完璧な人間になろうとする必要はないよ。

万民を愛さなければならない、と力む必要はない。

進歩した文明でも相性の合う合わないはあるし。

ただ、進歩するということに意識を向けてけば大丈夫。

何かをなしとげようとすることはないよ。

それは思考だから。

進歩していることに意識を向けるということ。

愛がないと人はエゴをむき出しにして、正当化するために物事を複雑にするけど、愛があるとわかりやすくシンプルになるよ。

おのずと新しい組織づくりが進んで、地球全体が家族のようになってくよ。

今ならまだ間に合うよ。

これからは新しい時代、みずがめ座の時代。

古い時代の価値観のままで政治、教育が今のまま行われれば、人はどんどん傷ついていくよ。

僕たちからのメッセージに気づいて愛のために動き始めている人たちが何千人と増えてきた。

今がチャンスなんだよ。」

宇宙旅行から帰ってきて、ペドロはおばあちゃんに質問した。

ペドロ:

「おばあちゃん、宇宙法って知ってる?」

おばあちゃん:

「もちろん。愛だよ。ペドゥリート。」

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悪魔から聞き出したこの世の仕組み。「悪魔を出し抜け」ナポレオン・ヒル。TOLAND VLOGによる要約。

2023-10-25 21:29:06 | スピリチュアル

私は悪魔の考えを読み取ることのできる秘密の暗号を手に入れた。

悪魔はわたしの質問に答えなければならない。

「悪魔よ、私はこれからあなたに簡単な質問をしていく。

明白かつ誠実にお答えください、用意はいいですか?」

「わたしのことは陛下と呼べ」

「なんでお前を陛下と呼ばなあかんねん」

「私の支配はな、すでに人類の98%におよんでるんやぞ!

すごいやろ

私は実質、人類を支配してる王である。

だから私のことは陛下と呼べ」

「じゃあ、その証拠は?

あなたの住んでいる場所は?

姿かたちは?」

わたしは、悪魔に淡々と質問していき、悪魔の弱みを見つけようとした。

悪魔は強がっているが、わたしの質問に渋々答えていく。

「これだから人間は困る。

わたしに姿・形などない。

私はな、そういう生物的なものではなく、エネルギー体なんや。

私という存在は、あらゆる否定的なエネルギーからできていて、私を恐れる物すべての意識の中にすんどるんや。

つまりな

宇宙を構成する全ての原子の半分とあらゆる精神物質エネルギーの半分を支配しているんやぞ。

だが、もう半分は対抗勢力が支配している。

その対抗勢力とは、おまえたち人間が神と呼んでいるものだ。」

「つまり、悪魔と神で宇宙を二分しているということですか?

それはあなたの主張ですよね?」

「これは主張などではない!

事実だ!

この対話が終わるころにはお前も私の言っていることがなぜ正しいのか理解するだろう

決して私は人間がイメージするような二枚に割れた舌と尖ったしっぽの化け物ではないのだ

ゆうたらな、

否定的なエネルギーが悪魔で、肯定的なエネルギーが対抗勢力や!

私は世界中で不幸を引き起こしているけども、そのことを誇りに思っとるんや

何故なら、

あらゆる物事の否定的な面をコントロールするのが私の仕事やからな

おまえらの思考も含めてな」

「あんた最悪やな!

それじゃ、どうやって人間の意識をコントロールしているんですか?」

「私は人間の意識をコントロールするためにたくさんのトリックや道具を使っとる

その中でも最もコントロールに適している道具が恐怖や

人間の意識に恐怖の種を植え付けると、やがてその種が目を出し成長する。

そうやって、恐怖が支配した空間を私がコントロールするのだ

さらにな、

恐怖の種にも色々な種類があってな、

貧困、非難、病気、失恋、老い、死の恐怖あたりが効果があるんや!

特によく使うのが貧困とか死やな

恐怖が一番利用価値が高いな。

次に人間が無知であることは、実に人間をコントロールしやすくしてくれる。

第一次世界大戦や大恐慌のときも大いに役立った。

わたしはな、ワシントンDCにいる友人の力を借りて、アメリカを巻き込んだ大戦争を起こそうとしとるんや

もし思い通りに世界で大規模虐殺が始まれば、たくさんの人間を一気にマインドコントロールできるようになるでー!」

私が悪魔と会話をしたのは、第一次世界大戦後のことであり、この会話を本にまとめた翌年1939年に第二次世界大戦が起こったのであった。

 

悪魔は言う。

「恐怖と無知でコントロールした人間っていうのは、自分で考えずに流されるようになる。

流されるようになったら、こっちのもんや!

そいつは、お前たち人間のいう地獄へまっしぐらや!

悪魔は、恐怖や無知を利用して流される人間を作ることが最大の仕事なんや

流される人間の特徴を教えておこう。

・自分の頭でほとんどあるいは全く考えない

・周りの状況に影響を受けやすく、コントロールされても抵抗しない。

・自分で考えるのが面倒だから、悪魔が自分の意識を支配することをむしろ歓迎する

・人生に何を望めばいいかもわからず、ただぼんやりと日々を過ごす。

流された人間が、あれこれ意見を言ったとしても、それは自分で考えたものではない。

それはわたしが吹き込んだものだからだ。

彼らは精神的に怠け者だから簡単にコントロールできるのだよ。

人間のコントロールに役に立つのは恐怖だけではない。

迷信、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、怠け心だ。

この9個の扉のうち一つあるいは複数開けることで、わたしはどんな人間の意識の中にも入り込むことができるわけよ。

そうして流される人間を作り、流される人間でありつづけることを習慣化させれば、私の仕事はほぼ完了よ。

では、流される習慣をつけるために非常に有効なやり方を教えてやろう。

それはな、子供の親や学校の教師、宗教指導者たちに協力してもらうことだ。

小さいころに刷り込んでおくのは非常に効果的だからな。

多くの大人たちが、自分の頭で考えないという悪魔の目標を知らず知らずのうちに手伝ってくれている。

わたしはな、色々と努力してんねん。

宗教、政治、結婚、その他重要な選択は何でも親の言う通りやと子供に信じ込ませるねん。

そうするとな、その人間を通して次の世代も支配することができるからな。

とにかく自分の頭で考えさせないようにするっていうのがコツやねん!

学校の制度だって、自分の頭を使って考えることを教えないし、私にとってはありがたい場所なんや

学校へ行く理由を子供に聞いてみい。

答えの例としては、

親が学校へ行けって言うから行ってる。

みんな、学校へ行ってるから行ってる。

学校へ行かないと将来社会へ出れなくなるから、自立できないから。

学校へ行かないと将来いい会社に入れないから。

など、挙げられる。

どれも自分で考えた答えじゃない。

なぜなら、わたしが学校へ行かなければ落ちこぼれだと刷り込んでおいたからだ。

学校を出ていたとしても、社会的不和を起こす大人たちはたくさんいるし、犯罪を犯す者もたくさんいるという事実に目を向けない。

社会にもすでにいろいろな闇を仕込んであるからな。

わたしの思惑通りだ。

それに対し、学校へ行かない者、不登校児という存在は、私の仕事の障害となる。

もしかして、学校へ行かなくても別にその子の存在価値は変わらないんじゃね?という気運が社会に生まれてしまうからだ。

不登校児に社会的に成功されたら私の仕事はかなり滞るだろう。

子供達にはちゃんと学校へ行ってもらわねば困るのだ。

 

また、宗教家はな、証明不可能な説を話出すわけやろ。

人間を混乱させてくれるし、自分の頭で考える力を奪ってくれる。

しかも恐怖の中でも最悪レベルの地獄という概念を意識に植え付けてくれるからな。

自分たちの宗教を信じない者は全て敵。

差別。

排除。

粛清。

殺戮。

ホロコースト。

万歳!もっとやって!

もっと自分たちの宗教を信じろ!

もっと自分たちの正義を振りかざせ!

そのとき、わたしの存在が際立つ。

わたしの居場所ができる。

わたしが仕事をしなくても人間たちで勝手に滅亡の道へと進んでくれる。

正義や平等を愛する、といった宗教的価値観も私の仕事を楽にしてくれる。

正義や平等にフォーカスが当たると、悪や不平等がおのずと立ち現れるからだ。

反戦運動とか平和運動は一見よい行いのように見えるが、あれもわたしが仕込んだものだ。

戦争がないと平和活動はできないからな。

反戦運動や平和運動をしている人たちは、しらずしらずのうちに戦争を欲してしまっているんや。

現に本人たちが反戦と言いながら戦ってしまってるやろ。

戦争がなくならないのはそういう罠をわたしが仕掛けてるからや。

そのことに気づかせないのもわたしの仕事や。

 

そしてな、親子関係もそうや。

子供はほとんどの場合は産んで育ててくれた親に対して、ありがとうと何かしらお返しをする義務があると考えているが、実はそれは真逆なんや。

ホンマはな、親が子供に対して自分の持っている知識を全て与え、自立させるっていう義務を持っているんや。

それなのに多くの親は子供を助けるカタチを取りながら反対にダメにしている。

ヘリコプターペアレント。

あと、モンペとも呼ばれとるようだな。

子供に干渉しすぎたり、手助けしすぎるというのは、かえってその子たちを流される習慣に導く。

子供たちに危険のないように管理することが本来の役割や。

子供っちゅうもんは、自分たちのなかに大きな力をもともと内在させてるもんなんや。

愛だけ注いでおけば、自然にその力を発芽させる。

しかし、そんなことをさせるわけにはいかない。

そのためにわたしはな、しっかり教育するように子供を管理することが親の役割だと、親たちに刷り込んであるんや。

どうだ、うまいこといってるやろ?」

 

「なるほど~、悪魔はかなり巧妙にやってるんですね!

それでは、流される人間=永遠に悪魔の支配下ってことなんですか?」

「それは違う。

確かに悪魔にとって流される人間を作るのは重要な仕事だ。

しかし、永久に悪魔の所有物にするのは結構むずかしいのだ。

それこそ、あらゆる角度からゆさぶり続けなければあかんねん!

まずは、健康面の破壊やな。

食べすぎたり、間違ったものを食べさせたりして消化不良を起こし、町内を毒まみれにしていく。

腸内がぐちゃぐちゃになると正しい思考はできなくなる。

食に興味がない奴には性欲に訴えかける。

そうすればだいたい失敗の道に転げ落ちてくれるからな。

それと一緒ぐらいに強いのは金銭欲やな。

溺れさせてやんねん。

もっと言えば、

虚栄心とかうぬぼれといった人間の弱さを刺激する、おだてる、という行為なんかも有効や。

おだてると人は簡単に流されていく。

あとは、プロパガンダだな。

プロパガンダは本当に効果的だぞ。

世界のニュースとプロパガンダをミックスさせる。

それは学校の授業で教えられ、教会では説教となり、映画のストーリーにも忍び込んでいく。

そうなるとあらゆる職場にも入り込み、経済を破壊する一大要因になるわけだ。

プロパガンダを広めてくれるわたしの協力者は、世界中に散らばっている流される人間どもだよ。

伝染病をはやらせたり、戦争を始めたり、経済をパニックに陥れるのも、このプロパガンダを使えば思うがままなのだ。

ほとんどの人間たちは、わたしの誘導によって否定的に考える習慣を持っているから、そこから否定的な行動とか態度を取り出して他人との対立が生まれるわけだ。

そのころにはほとんど自分の思考は働いていない。

なぜなら、わたしに支配されているからな。

人間の意識に入り込むときには、賄賂も渡しているぞ。

性衝動、金銭欲、ギャンブル、支配欲、酒、麻薬、たばこ、虚栄心やうぬぼれを満たす者、永遠の命、英雄になれるぜみたいなそういう感情を揺さぶり続けるんだ。

まだまだ色々あるんだが、この辺がわたしのお気に入りだ。

金銭欲ならまず相手の前に札束をぶら下げて刺激するんだ。

金を追い求めるように仕向ける。

そして、あと少しで求めていた金が手に入る直前でその金を奪い取るのだ。

それを繰り返すと、その人間は貧困への恐怖でいっぱいになるからな。

そのころには、自らの思考をやめて流される人間になっているというわけだよ。」

 

「それでは、あなたが最も恐れる人間とはどのような存在ですか?」

「そら決まっとるやんけ!

流されず自分で考えることができる人間や

はっきり言うとな、

正しい思考はわたしにとって死を意味すんねん!

わたしは正しく考える人間の思考に存在することはできない

人間が恐怖や落胆、失望、自滅の思考をしてる間は問題ない。

勇気・希望・信心、明確な目標といった建設的な思考を始めると

わたしのものではなくなってしまうのだ。

貧困ゆうても流される人間の中やったらどんだけ金を持っていても見つけることができる。

貧しい、足りない、と感じる心をな。

でも自分の欲するものを知っていて、それを獲得するために考えて行動してる者には決して見つからない。

一見ボロボロに見えてもその人間の中からは貧困は発見できひんのや。」

「なるほどねー。悪魔が恐れる人間というのは、流されずに考える人、さらには自分の意思を持って行動する人ってことですかね?」

「そうや。」

「そうすると、流されない人間というのは生まれつき流される人間と比べて優秀ってことですか?」

「それは違う。

自分の頭を使って自分で考えるというのは、人間ならだれにでも等しく与えられた特権や。」

「は~そういうことなんですね、誰にでもチャンスはあると。

それではね、この流される人に何か言葉を送るとしたらそれは何ですか?」

「そうだなぁ…

目覚めよ!そして与えよ!

だな。

与えるとは多くの人間に貢献することだ。

おい、おまえ、そんなこと悪魔に言わせんなよ」

「与えよですか。いいですね。

それでは、目覚めるとはどういうことでしょうか?」

「目覚めとはな、私の力を断ち切り自分の頭で考えられるようにすることだ。

強い意思の力があれば、私の力を断ち切ることは可能だが、一定期間わたしの支配下にいるともはやわたしの支配から逃れることはできない。

これは大自然の法則にのっとる。」

「そうなんですね!

それではその大自然の法則とは一体なんですか?」

「この法則の名前はヒプノティック・リズムと言う。

原理は人間の使う催眠術と同じだ。

頭に浮かぶあらゆる思考は日々の生活を通して何回も意識の中で繰り返されるようになる。

それをずっと繰り返していくと一定のリズムを作り出すんや。

不安なことを何回も何回も考えると、一定のリズムでそれが繰り返されていく。

これは宇宙の法則ともいえるんや。

リズムというのは習慣の最終段階なのだ。

どんな思考も体の動きも何度も繰り返されるうちに、習慣の原理によって最終的に一定のリズムを形成する。

そうなるともう逃れることはできない。

わたしは、このヒプノスティック・リズムを活用して、人間にいつも同じことを考えさせたり、同じ考え方をし続けるように仕向けとるんや。

貧困を恐れれば貧困が引き寄せられるし、戦争を恐れれば戦争が引き起こされる。

これこそが永久に変わることのない世界の仕組みなのだ。

だがな…

ヒプノティック・リズムはな、否定的な思考や行動を続けるから一定のリズムができる。

逆にいうと、肯定的な思考や行動を続ければ、肯定的なリズムができるんや。」

「それでは、ヒプノティック・リズムっていうのは、使い方によって人間の役に立つパターンもあると、そういうことですか。」

「そうや。

目標を明確にしたりし自制心を持ったり、時間をうまく使うことができればな。

本当の知恵とはな、否定的な習慣から抜け出し、自分の人生を肯定的な思考習慣で動かすことができる人間にしかもたらせないようにできているんや!」

「そうなんですね、それでは、いくら知識を蓄積しても、それだけでは知恵にはならないのですか?」

「あたりまえやがな。

もし、知識=知恵だというのであれば、なんで科学の粋を集めたものが破壊とか殺人の手段になったりすんねん。」

 

「あ~なるほどねぇー

それでは、否定的なヒプノティック・リズムに陥った人間は、どうしたらそこから抜け出せるんですか?

その知恵を教えてください」

「仕方がないが教えてやろう。

否定的なヒプノティック・リズムから抜け出すことができるタイミングがあるんだ。

それが失敗した時だ。

もしくは逆境に立たされた時なのだ。

本当はあまり言いたくないのだが…

失敗は恵に転換する大きなチャンスなのだ!

人間は失敗した瞬間、ヒプノティック・リズムの呪縛から解放されリセットされる。

そこから、一からやり直すことができるようになるんや。」

「じゃぁ、失敗すれば、その否定的なヒプノティック・リズムから抜け出せるということですか?」

「それは違う。

みんながみんなそうとは限らんねんや。

失敗や逆境の中にチャンスがあるということにすぎない。

そのチャンスに気づけなあかん。

気づけなければ、それまでのヒプノティック・リズムはその後も繰り返される。

ただ、逆境や失敗の中には必ずチャンスがあることには間違いない。

矛盾しているようだが、絶望が限界点を超えると、恐怖が払拭される。

人間とことん追いつめられると怖いものがなくなる。

そのとき、別の方向に進みだすことができやすくなる。

なので、失敗や逆境が大きければ大きいほど気づきやすくなるで。

絶望は、まさに絶好の好機や。

グレートリセットや。

なもんで、失敗を失敗と認められないとき、チャンスは見つけづらいやろな。

失敗を自分のものと受け入れると、今までとは違った道を模索するようになり、それまでのヒプノティック・リズムから解放されやすくなるんや。」

「ということはつまり、自分のそれまでの思考とか行いが、今の自分や自分の環境を決めているということですか?

運とかでこうなったわけではないのですか?

偶然ではなく、必然的に今の状況なのですか?」

「運なんかあるわけないやろ!

人間が自分たちの理解できない状況を運と呼んでるだけや

現実の裏にあるのは常に原因なのだ

実際には原因と結果があまりにもかけ離れているように感じるから、運のせいにして説明できた気になっているだけのこと。

すべて必然で物事は起こっとるんや。」

「それにしてもあなたは何故、対抗勢力、すなわち全能の神を支配しないのですか?」

「我々はな、プラスの電子とマイナスの電子のようなもんやねん!

電子が存在するには、マイナスとプラスのバランスが完全に取れてないとあかんからな。

いわばにらみ合いの状態にあんねんな

もしこのバランスが少しでも崩れたら、宇宙は崩壊する。」

「もしそれがガチなら、あなたも全能の神に匹敵する力を持っているということですか?」

「まあ、半々やからな。

そうやねと言うとるがな。

善と悪は同時に存在しており、どちらも同じように重要なものだ。

ジョージアの缶コーヒーのキャッチフレーズにあったやろ。

このろくでもない素晴らしき世界って。

つまり、ジョージアの缶コーヒーは完全でっせぇ、だからジョージアの缶コーヒーみなさん買って~!という宣伝や。

うまいこと言うたもんや…って感心してる場合じゃないな、そういうことを言う存在はわたしにとって邪魔なものだ。

ワンネスに気づき始めた者たちもいるが、そいつらの芽を早いところ摘んでおかねば、わたしの命が危うくなる」

「じゃあ成功するか不幸になるか、それも必然ということですか?」

「そうだ。

すべては自分の思考が原因としてある。

全ての人間は思考において全くの自由。

その変わり自分の思考に責任がある。

無責任に思考をすれば、無責任な人生が展開される。

そいつらのセリフはたいがいこうだ。

なんで、自分はこんなつらい目にあわなければならないの?

あいつのせいだ、社会のせいだ、政治家のせいだ、と…

まぁ、政治家のせいは少しあるかもな。

あの増税眼鏡は、わたしの良いエサとなっている。

とはいえ、お前の中にある恐怖心が、増税眼鏡を創造しているわけだから、やはりおまえの思考に帰結する。

つまりは、全て自由であり自己責任というわけだ。

話はそれたが、わたしと神に選択の自由はない。

わたしは悪魔であり、対抗勢力は神でなければならない。

おまえたちは完全に自由だ。

この特権におまえたちは気づけていない。

思考が原因であり、現実がその結果だ。

つまり、どんな現実をつくるかはおまえたちの思考次第。

おまえたちは実はとてつもない力を持っているんや。

と言っても気づけんやろが…

まぁいろいろ失敗してみ。

なんか気づくやろから。

ほな。」

「ありがとうございました。

神様にもよろしくお伝えください。」

そして再び悪魔は人間たちをヒプノティック・リズムに陥れる仕事へと戻っていった…

 

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