ヤコブは妻たちと子供たちを連れてカナンの地へと向かう。
その途中、大きな川を渡らなければならなかった。
その川を渡ると、兄エサウの領地に入る。
ヤコブは、エサウから家督をだまし取っていた。
ヤコブは、エサウの復讐を恐れ、領地に入る前に、使いの者にエサウの様子を見てきてもらう。
するとその使いは、「エサウさんはもうこっちに400人の手下を連れて向かってきています!」と報告した。
ヤコブは焦ったが、ラバンのもとで稼いだお金、財産、家来を3つに分ける。
時間をずらしてその3つが順番に届くように手配した。
もう来てるけど贈り物3段作戦。
「私の一族は、必ず豊かで幸せになれると、そして、子孫は天の星や海辺の砂ぐらい増えると祖父アブラハムにおっしゃいましたよね?
どうかエサウからお守りください」
エサウは自分以外のものを川の向こうへ渡し、自分は川の手前で野宿した。
エサウはウトウトしていると、何者かに寝込みを襲われた。
パッと見ると神ヤハウェであった。
そのまま取っ組み合いになる。
「どうしよどうしよ!あれ…でも以外に勝てる?」
ヤハウェは負けそうになったので、グーで太ももを思いっきり殴った。
「お前の名前はなんだ!」
「ヤコブです、あなたのお名前は何ですか?祝福を受けるまで絶対離しませんよ!」
「なぜ私の名を問うのだ?
お前はヤコブではなくイスラエルと名乗れ。神と戦い勝利したからだ」
「神に勝っちゃった?初めて神の顔を見たわ」
その場所は「神の顔」という名前のペヌエルと名付けられた。
その後、ヤコブはエサウと再会する。
ヤコブは何度もひれ伏して謝った。
お母さんからワーワー言われてやったことではあったが、エサウに対して悪いことをしたと思っていた。
しかし、当時喧嘩別れしたエサウはもう怒っていなくて、ヤコブを暖かく迎え入れたのであった。