キク科、Asteraceae、ノコギリソウ(アキレア)属、南ヨーロッパ原産、
学名:Achillea ageratum、
英名:Sweet Maudlin、Sweet Yarrow、Sweet Nancy、
葡名:São agerato、Aquileia、Mil-em-rama、 Milfolhada、
2008年7月、2014年6月22日、7月17日、27日、28日、8月3日、2015年6月23日、7月5日、2017年6月11日、2020年6月17日、2021年6月9日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
木漏れ日の中に咲くキバナノコギリソウの花。花の大きさは1~2mm。1~2mmの小さな花が大小の集合体になって。
草丈は60~100cm。葉はのこぎり状。
学名のアキレアの由来は、ギリシャ神話に登場するトロイア戦争の英雄、アキレウスが、この葉でかかとの傷を癒やしたという言い伝えによるもの。
ポルトガルの明るい野原や山道の沿道などに自生している。
キバナノコギリソウの大群落。林道に咲くキバナノコギリソウ Achillea ageratum でした。
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( GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名に見られるアキレアとは、ギリシャの医師アキレウスが最初に薬用植物として用いたと言う伝説による。種小名は「カッコウアザミ属のような」の意。
アキレア・アゲラータはキク科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で、比較的日当たりの良い草原等に自生の見られる野草である。草丈は50~100㎝程度となる。地下茎でよく繁殖をし、群生状況となる。葉は楕円形で、羽状に深裂する。裂片の縁部には、鋸歯がある。6~9月頃、茎頂に複散形花序をつけ、径2,5㎜程度で黄花の集合した頭花をつける。本種の正確な原産地は把握されておらず、他の同属種間の自然交雑種と看做されている。 ( GKZ植物事典より)