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浜松餃子

2014-09-15 00:56:03 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介。

今回は浜松の“もやし餃子屋”。

 

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桃鉄では東海道のほぼ中央に位置する物件駅。

東海道を通過することも多々あるので、立ち寄る機会も多い。

初代桃鉄からずっと登場。

おかげで小学校のときにバイクや楽器工場が存在し、ウナギの一大養殖地だと知る。

 

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これまでうなぎ屋が複数あったのがなくなり、

代わりにこの“もやし餃子屋”が収益率100%で三軒も登場。

うなぎはパイでなく、クッキーにされている有り様。

実際、うなぎクッキーも在りそうだけど。

 

静岡県浜松市。

静岡県西部に位置する、県で最大の面積を有する都市。

古くは東海道の宿場町として栄えた、太平洋ベルト上に位置する工業都市。

バイクと楽器の工場が有名で、ヤマハ,スズキ,ホンダの生産拠点がある。

工業のみならず農業も盛んで、特に花卉類の生産高がすごく、

菊の花は全国屈指の生産高らしい。

花を扱う仕事をしているのだが浜松産の菊は見たことがない。

どうやら福岡には出荷していないようだ・・・。

浜松産の花卉では、コデマリが思いつく。

春のコデマリシーズンになると、花市場にJAとぴあ浜松のデッカイ箱が積まれ、

立派なコデマリが競り落とされていく。

 

そんな浜松市、近年のB級グルメブームに乗っかって、

全国にその名をアピールしたご当地グルメ、それが浜松餃子

桃鉄では、“もやし餃子”と称されているものがそれだ。

なぜに、もやし餃子なのかは現物を見ればすぐに納得できる。

 

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自分は面倒なので、いちいち もやしの根を切ったりしない。

 

丸く円を描いて並べられて焼かれた餃子。

その餃子の円の中央に積まれた大量のもやし。

このもやしこそ、浜松餃子の最大の特長。

浜松市内で餃子を供する店のほとんどは、フライパンで輪っか状に餃子を並べて焼き、

その中央の穴に、箸やすめとして茹でたもやしが積まれて出される。

肉汁たっぷりの餃子を食べていると、だんだん口が油っこくなり、お腹もなんとなく重くなる。

そんなとき、このもやしが大活躍するのだ。

具材や味,タレなどは各店それぞれで、

特に「浜松餃子ならでは」といった特長はないようだ。

 

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右:製造メーカー控えるの忘れた・・「どうまい!!」は、浜松あたりの方言かしら?

左:マルマツの浜松餃子、「餃子の命は皮にあり!!」と、当たり障りのない能書き。

 

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もやしを忘れてはいけない。

餃子一食にひと袋まるごと使ってもいいくらい。

それくらいもやしがススム!

 

浜松市内の食品加工メーカーが製造・販売している、

チルド商品が売られていたので、さっそく購入した食べてみた。

もちろん もやしも用意して、輪っか状に焼いた餃子の中央にたっぷりと盛った。

 

チルドの餃子ってのは、大抵おいしくない。

有名店とコラボしたものもあるが、どれも残念な味。

だが最近、焼き方を変えたのが功を奏して、

チルド餃子でも、じゅうぶんおいしくいただけるようになった。

水溶き片栗粉で耳を作り、多めの水でじっくりと蒸し焼く。

下の皮はカリカリ、中のあんはじゅわっと、上の皮はプリップリの、

上手い餃子のできあがり!

 

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餃子は焼き方で味が変わる!

 

タレは付属のものに少しカボス果汁とラー油を足して食べた。

餃子の味は各社それぞれだが、無難においしかった。

なんといっても、もやしがいい!

箸やすめのためのもやしだが、これを食べると、

今後べつに浜松餃子でなくとも、もやしを添えなきゃいけなくなる。

それくらい、こってり餃子にこの、あっさりもやしがマッチしていた。

これが野菜ならば もやし以外でもいいのかもしれないが、

味にクセがまったくなく、水分がったっぷりで、シャキシャキ歯ごたえもよく、

やっぱり もやし以外には考えられないのだ。

 

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蒸し焼くことで、上プリップリ下カリカリの皮になる。

 

餃子といえば、栃木県の宇都宮餃子が古くから有名。

だが、この浜松餃子も、ルーツはやはり戦後の中国からの引き揚げ兵らしく、

戦後、屋台で売られ始めた餃子が瞬く間に人気メニューになり、

今日まで浜松の市民に愛されててきた。

野菜の生産も盛んだったため、タマネギ,キャベツたっぷりの餃子になり、

円形に並べて焼かれているのも、鉄板のない戦後屋台で、

フライパンや鍋で焼かれたからだとされている。

そしてその際にできる真中の空洞に、もやしを盛ってみた・・・という感じか。

 

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パッケージの裏側には浜松餃子の説明が書かれていた。

 

浜松餃子をPRする団体、“浜松餃子学会”なるもののサイトを見てみたが、

“浜松餃子”の定義が、「浜松市内で製造」とあり、

餃子そのものの、味や具材の定義はまったくないようだ。

でもって、“もやし”も定義されておらず、けっこうアバウトなB級グルメだと判った。

とはいえ、宇都宮餃子なんかも前に取り寄せて食べてみたけれど、

店によって味はまちまちだったので、さして定義なんて要らないのかもしれない。

うまければ良し!

 

もやしはオススメ!

別に浜松餃子は関係なく、チルドだろうが冷凍だろうが、

マルハニチロだろうがジェイティフーズだろうが味の素だろうが、

輪っか状に焼いて、真ん中に茹でもやしを盛るのだ!

 

 

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マルマツのマスコットキャラ、“まるまつっこ”。

餃子メインの食品加工メーカーのようだ。

 

 

 


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