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葉ボタン

2013-01-14 23:42:14 | フラワー・園芸

冬の花壇を彩る植物、葉ボタンBrassica oleracea var. acephala f. tricolor)

園芸に疎い人のなかには、花だと勘違いしている人も多いが、

実際には葉が赤紫や白に色付いた、キャベツ(ケール)。

 

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キャベツ同様、アブラナ科の一年草で、

耐寒性があり、寒い時期に鮮やかに色づくため、冬季の花壇や庭の彩りに重宝される。

大きさや形状、色の入り方に多くのバリエーションがあり、

その姿を牡丹の花に見例えて、“葉ボタン(葉牡丹)”と名付けられた。

 

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江戸時代から観賞用として品種改良されてきたらしく、近年では海外でも人気だとか。

紅白に色づくため、縁起物とされ、

正月の門松や生けこみにも利用される。

 

Photo

松や梅、千両とともに門松に生け込まれた葉ボタン。

縁起が良いということで、必ず紅白で添えられる。

 

 

 

春になり暖かくなってくると、董(とう)が立ち、花を咲かせる。

アブラナ科の植物なので、菜の花のような黄色の花を付けるが、

葉ボタンはあくまでも葉姿を楽しむ植物なので、花の観賞価値はあまりない。

董が立つ頃には、同時に葉も黄ばんでくる頃なので、

この時期になると大抵、引き抜いて処分され、違う春花に植え替えられてしまう。

 

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董(とう)が立って花を咲かせた葉ボタン。

菜の花そのもの。

 

 

 

 

葉ボタンはまた、切り花としても流通する。

切り花用に、小型で茎が伸びるタイプの葉ボタンが用いられる。

ほとんど正月向けに出荷されるため、

年が明けてからは、あまり見かけなくなる。

染料やラメを吹き付けられたものも人気があり、よく売れる。

 

 

 

 

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葉ボタン(切り花)

 

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葉ボタン(切り花・ラメ入り)

 

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葉ボタン(切り花・ラメ染料入り)

 

七草粥も鏡開きも成人式も済み、正月気分はとっくに終了したが、

まだまだこれから春が来るまで鑑賞時期が続く葉ボタン。

花壇の彩りに、寄せ植えの主役に活躍してくれる。

 

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キャベツだもんな~。

 

ちなみにこの葉ボタン。

食べられないこともないのだが、美味しくないとのこと。

害虫の食害に遭いやすく、ガやチョウの幼虫の格好のエサにはなるけれど。

 

 

 

 

 



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