コタロー君

今日はとてもいい日でした。

コタロー君に会えたから。

コタロー君は、アタシよりもちょっと年上のイエローラブラドール。
おじさんとおばさんと一緒に、ときどきうちの前の道をお散歩で通ります。

コタロー君はいつも決まって頭を上げて、しっぽを上に立てて
とても楽しそうにしっぽをフリフリとゆらしながら歩いてくる。

その姿は、うっとりするくらい優雅で、アタシには
ちょっと真似ができそうもないと思う。

ナッチが言うには、コタロー君は近所に住んでいるらしい。
だから、アタシはコタロー君がいつうちの前を通ってもいいように、
暇さえあれば２階の部屋の南側の窓のところから
下の道路を眺めて待つことにしている。

そして、今日もコタロー君がやってきた。
お昼ちょっと前のことだった。

アタシは慌てて、パソコンに向かって仕事中のナッチのところに行って
「クーン」って鼻をならして教えた。
すると、ナッチは仕事の手をとめて窓を開けて、
おじさんたちに声をかけてくれた。

そうしたらおじさんとコタロー君と、すぐあとからきたおばさんが足を止めて、
アタシの部屋を見上げてくれた。

こういうときは、吠えたりはしないほうがいい。
アタシは立ち上がって窓わくに前足をかけて、
できるだけ首を伸ばして上半身を外に乗り出して
思いっきり笑顔でしっぽを振った（しっぽは見えなかったと思うけど）。
（ナッチが落ちないように後ろで首輪をつかんでくれた）

そしたら、コタロー君もトレードマークのしっぽを元気よく振って挨拶
を返してくれた。
やったー！

おばさんが「メイちゃーん！」
って声をかけてくれて
ナッチが「どうも～、おはようございまーす」
って、それだけですぐに行っちゃったんだけど・・・。

・・・その後もずっと外を見張っています。

七輪

人間と暮らしていると理不尽な目に遭うことは覚悟しているけど、
昨日の出来事は結構こたえた。

昨日の午後５時ごろ（つまりアタシの夕ご飯の時間）、
いつものように２階の階段上のところでナッチを待っていたら、
１階のリビングから、ホタテ、サザエ、イカ、ラムチョップ、
チキン、魚の干物と、つぎつぎと香ばしい、いい匂いが
漂ってきた。

匂いはアタシの部屋を横切って、開けっ放しの窓からどんどん出て行く。
煙で小さな部屋の向こう側が見えなくなった。
アタシが燻製になりそうな勢いだ。

どうもおかしいなあと思っていたら、お客さんが来ていて
「七輪」なるものを始めたらしい。

とちゅうでナッチが２階に上がってきて、アタシにご飯を
くれたけど、アタシにはいつものドッグフードだけだった。

ナッチは小声で
「メイ、ごめんね～。あとで残ったらあげるからね」
と言って階段を降りていったけど、夜中の２時を過ぎても
お客さんがいて、そういう兆しはなかった。

その間、アタシはずっとおとなしくソファの上で一人で
寝そべっていた。
一言も吠えなかったんだから、我ながら偉かったと思う。

一夜明けた今朝になっても、家中にチキンの網焼きの
匂いがついたままだ。

アタシはもうなんだかたまらなくて、今朝のお散歩では
道に落ちているモノをかたっぱしから拾い食いしようとして
ナッチにすごく怒られてしまった。

七輪もお客さんもナッチも大嫌い！
・・・と思ったら、さっき、ナッチが残しておいてくれた
ラムチョップを一本くれた。
ナッチによると「骨ごと５秒で食べた」そうだ。
おいしかった！
しょうがない、まあ許してあげることにしよう。

雨降りでレッスン中止

今日の午前は週に一度のしつけレッスンの日。
でも朝から雨降りなので、K先生から電話が来て取りやめになった。
天気予報では午後から雨だったのに、やっぱりナッチが雨女だから、
大事な時に雨が降るのかな。

アタシは、もちろんレッスンが好きというわけではないけど
レッスン中は、ナッチも先生もアタシのことを、ずっと注目してかまってくれる
（しかもオヤツをくれる）から、それなりに楽しみにしていたのに。

雨降りなのでお散歩も短くて、帰ってきたら早速ヒマになってしまった。
ナッチは相変わらず忙しそうだし。
あ～あ、誰か遊んでくれないかな。

元気です！

またまたナッチが日記をサボっていましたが、
あたしは元気です！

最近は、ナッチがどうしてもアジリティーをやりたいというので
付き合ってあげています。

でも、アジリティーって一体なんだ？
それってオイシイのかな。

きっとそうだ！
そういえば、最近お散歩中にナッチが急にリード引っぱったり
スワレとかマテとか、いろいろ言ってくるから、しぶしぶ従ってると
たくさんオヤツくれるから。

（アジリティー＝ドッグスポーツの一つです。今はアジリティーに入る前に、基本的なコマンドの再訓練中です。　by なっち）