ロックンロールとオレ

I love Rock'n'Roll,Beer&Peace!!!

埼玉県民

2011-02-27 22:32:22 | 日記
5年半住んだ国立市を離れ、同じく5年半ぶりに埼玉県民に戻った。
自分が高校生の頃には、こんな人生になるとは想像もしていなかった。
流れに身を任せて生きているようなもんだが、まぁこれはこれで「あり」だろう。

某大手引越会社の営業マンの下見も虚しく、「トラックに荷物を積みきれない」「予定時間を大幅にオーバー」(昼過ぎには終わるはずが、結局早朝から夕方までかかった)などトラブル続きだったが、作業員の兄ちゃんは愛想よく働いてくれたし、退去時に大家や不動産屋と揉めることなく、無事に引越完了。
新居は段ボールの山だが。
この場所に根を張るつもりなんで、のんびりと片付けていこう。


コンビニエンスな生き方

2011-02-26 00:09:02 | 日記
唇から出血が止まらない。

場末の酒場で酔っぱらいに絡まれ殴りあった…、とでも言いたいところだが、実際は寝転がってXperiaをいじっていたら、手が滑り尖った角が唇を直撃。
あまりの痛みに涙が出てきた。
ただの阿呆。
うくくく。

いきなり極論だが、東京(あるいはその近郊)で生活していると、「サラリーマン」という生き方が「普通」である。
社会に何ら有益なものを産み出さなくても、ただ決められた8時間なりをやり過ごせば、それなりの金が手に入る。
また、この街ではコンビニやら自販機やらが至るところにある。
言うまでもなく、人類誕生から今日までの歴史を振り返ってみれば、あるいは今この瞬間の世界(地球)を見渡してみれば、それがいかに「特殊であるか」ということに気づかされる。

いや、アンタのことは嫌いじゃない。
ただ、アンタみたいにはなりたくないだけなんだ。

そんなことを、コンビニでおにぎりを買いながら思った。
別に深い意味はない。

『海炭市叙景』

2011-02-20 23:07:06 | 文学
佐藤泰志『海炭市叙景』読了。

この小説の存在を知ってから、たぶん15年以上が経っている。
「本には人類の英知が詰まっている」と考えているので(大げさか?)、「本に散財する」ということに対しては罪悪感は感じない。
「CDに散財する」ことには感じるが(苦笑)。
とはいえ、当時高校生の自分にとって単行本は少々高い買い物であり、買うかどうか迷っているうち、やがて絶版に。
月日は流れ、「映画化」を機に昨年秋に文庫本として刊行された。

読もうと思えば一日で読める量なのだが、一編一編を噛み締めるように数ヶ月かけてゆっくりと読んできた。
この作品がどの程度世間に知られているのか分からないが、函館出身の作者が故郷をモデルにした「海炭市」を舞台に四季を描いた短編連作集。
作者が30代後半に書き始められたものの、ちょうど半分(冬と春の季節)まで書かれた時点で自殺。
享年41歳。
よって、未完の作品ではある。
偶然だが、彼が自ら命を絶つまで10年ほど住んだ場所は、現在のオレの住居のすぐ近くである(あと一週間でこの街を離れるが)。

函館という街は昔から好きで、過去数回訪れたことがある。
作中のモデルとなった場所を想像することができ、親しみを感じる。
そして、人々のささやかな暮らしの中、様々な感情の交錯が心に沁みる。
何か大きな出来事が起こるわけでもなく、描かれるのも皆「普通」の人々なのだが、登場人物それぞれが人生や生活を背負った「個」として浮き上がってくる。

派手な作品ではないが、我々「普通」の人々に、読後たぶん何かを残す。
普通であるということが、きっと特別。


BGM/『Curtains』John Frusciante

Try Try Try

2011-02-13 22:17:31 | 音楽
最も好きな洋楽アーティストは?
そう尋ねられれば、U2と答えることが多い。
言わずもがな、世界最高のロックバンドと称されることも多い。
理想的な4ピース。
最小限の音数で、とても奥深い音楽を奏でる。
高校のときの英語教師(当時50歳ぐらいのぶっ飛んだマダム)によると、U2(ボノ)は英語が母国語ではないらしい。
(アイルランド出身だが、どうなんだろう…?)
デビュー当時の発音は部分的にイマイチだったが、今では(90年代半ばの話)全く違和感を感じずに聴くことができると言っていた。
それが事実だとすると、なかなか面白い話だが。

さて、同じぐらい好きなのが、The Smashing Pumpkinsという90年代を代表するアメリカのバンド。
こちらも世界的に有名ですな。
中心人物であるビリー・コーガンの「メロンコリーそして終わりなき悲しみ(Mellon Collie and the Infinite Sadness)」に、なぜここまで魅了されてしまうのか。
「Mellon Collie」=「Melancholy」と解釈して、彼の憂鬱と悲しみを最も表現していると思うPVがこれ(↓)
この映像を初めて観たときから今日まで、これ以上に心を打つPVには出会っていない。
まるで短編映画を観ているようだ。

YouTube『Try Try Try』The Smashing Pumpkins
http://www.youtube.com/watch?v=NtCTdJyOuLc

観れば分かる、ただそれだけだが。



非常ベルが鳴り止まない

2011-02-12 21:58:10 | 音楽
数週間ぶりに9時間ほど爆睡。
週末に「寝だめ」したところで、医学的には逆効果らしいが。
でも、予定のない日はただ寝ていたい。

夕方、次回ボイトレ課題曲を自宅で練習。
一応「楽器可」の部屋なのだが、「声」となるとやはり…。
そうすると抑え気味の発声になり、結局は悪い癖が出てしまう。
う~ん、悩ましい。
スタジオに入って、回りを気にせずに発声する以外、良い練習法はないんだろうな。

この部屋で暮らすのもあと二週間。
新居は今よりも遮音性が高いはずなのだが、諸事情を考慮するとあまり大きな音は出せない。
新しい環境では、何とかうまいやり方を見つけようと思う。

森重樹一が「The DUST'N'BONEZ」に続いて「THE PRODIGAL SONS」からも脱退してしまった。
長年のバンド活動によるストレスが限界に達し、アルコール依存症や心の病を治療するという。
ZIGGYのベーシスト:戸城憲夫との黄金コンビでハード&ヘヴィなロックを追及した「The DUST'N'BONEZ」、同じくZIGGYのギタリスト:松尾宗仁とは「THE PRODIGAL SONS」でブルージーなロックを追求。
どちらも今の日本にはあまりない独自の音楽だったのだが。
本家ZIGGYも活動休止中。
残念だ。

以前にも日記に書いたが、十代の頃はZIGGYのコピーばかりやってたんで、今でも『I'M GETTIN' BLUE』とか目つぶってでも弾けるし…。
そして、たぶん歌詞カードなしでも唄える。
ちなみにZIGGYの初ライブ(1984年?)は、我らが国分寺Morgana!

The DUST'N'BONEZ 『COCKSUCKER BLUES』
http://www.youtube.com/watch?v=vqqjXIjJyh0

THE PRODIGAL SONS 『非常ベルが鳴り止まない』
http://www.youtube.com/watch?v=_GUjxaOHD0k

ZIGGY 『I'M GETTIN' BLUE』
http://www.youtube.com/watch?v=bJPQuVf0U00

ZIGGY 『LEWIS』(現時点で最新、あるいは最後?の名曲)
http://www.youtube.com/watch?v=Nf_RcR6D-jY


BGM/『非常ベルが鳴り止まない』THE PRODIGAL SONS

次の場所へ

2011-02-06 15:34:17 | 日記
昨年からアレコレと今後の人生について考えた結果、5年半ほど暮らしたこの街を離れることにした。
生まれ故郷近くに戻る。
近く、ってほど近くはないな。
埼玉に戻るってだけ。

迷いはある。
悩みは絶えない。
そんな日々だけど、とりあえず次の場所へ。

何も考えていないわけじゃない。
バカだけど…。
バカはバカなりに。


BGM/『K』川村カオリ

辻仁成についての独り言

2011-02-05 22:58:00 | 日記
月曜は原宿ASTRO HALLにてZAMZAのライブ。
何だかんだで、あいかわらず東京でのZAMZAのワンマンライブには欠かさず足を運んでいる。
毎回、仁成のヴォーカルに失望しながらも(苦笑)。
今回も高音域は辛そうだったが、それ以外はけっこう良かったかな。
ただ、元のメロディを崩し過ぎるところと、リバーブが掛かり過ぎだった点がちょっと気になったが。
月曜の夜ということで客の入りは多くはなかったが、そのせいもあってギターの浩樹の正面、前から二列目で見ることができた。
この人、昔と比べるとずいぶんと巧くなったように思える。
プロに向かって失礼な言い方だが。
だってECHOESの頃とかって、あんまり存在感なかったし…。
公太のドラムはずっしりと重たく、エフェクトやパーカッションを効果的に使って、巧い!
そして恩ちゃんはやっぱりステージ栄えする。
見た目は文句なくロッカー!
演奏陣のアレンジはどんどんカッコ良くなってるな~♪
何で売れないんだろ?
やっぱり仁成のせいかな(笑)。
個人的には彼の曲は大好きなんだが。

辻仁成という人は、日本で過小評価されていると思う。

かつてはECHOESで武道館公演まで行い、2008年からはZAMZAというハードロックバンドでアメリカ、ヨーロッパ、そして韓国と、世界規模でライブを行い、CDも出している。
http://www.youtube.com/watch?v=2yGjN_hN298
(投稿されているコメントが酷すぎるが…、でも彼らが言っていることも理解はできる)
作家としては1997年に『海峡の光』で芥川賞を、そして1999年には『白仏』の仏訳版にて日本人として初めてフランスのフェミナ賞(外国小説賞)を受賞。
既に小説だけでも40作品以上を発表し、世界十数ヶ国で翻訳本が出版されている。
映画監督としてもメジャーで5作品(かな?)を発表し、ヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭、シアトル国際映画祭、チェコ・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、東京国際映画祭などへ出品。
大きな賞こそ取っていないが。
そして、なぜか京都造形芸術大学の教授だったりもする。

日本は「アート」を世界に売っていくしかないのに、この「マルチ」ぶりが日本では受けが良くない。
結局最後は、「ミポリンの夫」の一言で片付けられ…(涙)。
確かにここ数年の彼は「変」だけどさ。
でもね~、そんな彼に多大な影響を受けて早20年?
あんまり売れても淋しいけど。

以上、独り言。


BGM/『月族』ZAMZA