田町不動産おしごと日記

「好きになっ田町、三田らわかります」。東京都港区にある田町不動産が、お勧め物件、ご近所情報やランチについてアップします。

2020春 #新卒 の方の #賃貸 のお部屋探し(時期、 #内定証明書 、予算…)

2019-12-08 18:01:26 | お部屋探しのノウハウ
2020年春の就職を期に東京で一人暮らし
始める方がいらっしゃることでしょう。


新卒の皆様のお役に立つよう、東京でのお部屋探しの概要をお知らせいたします。


1. お部屋探しの時期
 遅くとも2月中~下旬にはお部屋探しをスタートしたほうがいいです


 まずは、会社のスケジュールを採用担当者さんに確認してください。

 □4月1日までに引っ越しておけばよいのか

 □3月中に事前研修などがあって早めに引っ越さなくてはならないか

 □4月2日からゴールデンウイーク明けまで地方工場で研修

 などのスケジュール確認です。

 スケジュールが分からないと、土壇場になって
 3月中の研修のためにホテル確保をしないといけない、
 等、ちょっと損なことになるかも知れません。
 (ご両親が、お子様のスケジュールを確認しないまま契約なさってしまって、
 日取りが違った、ということがまれにありますので、
 ご両親が先走り過ぎないようご注意ください。)

 会社のスケジュールを確認し、もし不安があるのでしたら、
 人事担当の方に、「いつ頃を目標に引っ越したらよいか」を
 聞いておいてください。


 さて、港区ではお部屋探しスタートからお引越しまでに、だいたい2~3週間はかかります

 そして、多くの方が日割家賃の節約のために3月下旬入居開始をめざされるでしょう
 つまりその時期の入居は、お部屋の取り合いが激しいことを表わします。



 上のグラフは今年1年の、田町近辺のご紹介可能件数です。
 今年一番件数が減ったのは、3月8日です。
 3月末の約3週間前です。

 なので、お部屋が見つからないのは怖いとか、お部屋探しの可能性を広げておきたいという方は、
 少なくとも3月上旬スタートという時期を避けたほうがよいです。
 それはお部屋探し競争が熾烈な時期です。

 
 また、先輩社会人のみなさんの、
 引っ越しを伴うような長距離の人事異動は、だいたいの会社で1ヶ月前に発表される
 聞いたことがありますので、遅くとも、
 先輩社員たちが4月の人事異動のためにお部屋探しする前の、
 2月中~下旬ごろに動き始めたほうがよいように思います。

 早めに探し始めると、3月分の賃料が(日割で)発生する可能性が高くなりますが、
 「3月が押し詰まってまだ見つからない」という状況よりは
 マシ
だと思います。
 (日割家賃は当店の売上にはなりませんので、これは
 当店のもうけのために申し上げているわけではありません。
 また、この周辺の賃貸物件は、ほぼ100%日割計算なので
 その点はご安心ください。)

 「早く動き出せばいい部屋が見つかりやすい?
 それはそのとおりですが、港区のオーナー様は、
 4月1日まで家賃の発生を待ってくれるわけではないので
 ご注意ください。ほぼ、2,3週間後には賃料が発生します。
 (例えば、この記事を書いている12月上旬にお部屋探しをすると、
 賃料の発生はだいたい年内となります。
 3月や4月まで賃料の発生を待ってもらえません。)

 どの程度、前家賃を払うつもりがあるかを考えておいてください


 また、内見の後、申込、審査(書類集め)、契約手続き(署名、捺印)には、
 何度か密に連絡をとりあわないといけません


 年明けに卒業論文の締切がある方、
 卒業旅行を計画されている方、
 事前に(2月など)会社の研修がある方、などは、
 だいたいでいいのでその予定を確認しておいてください。

 特に卒業旅行の方はご注意ください。
 当店の経験上、例えば
 「内見した翌日から海外旅行」というのは、
 仮にネットが通じる国に行かれても、
 手続き上かなり不利になりますので
 ご注意ください。
 (あなたと連絡が取れない、書類がそろわない、署名捺印が遅れる、などの理由で
 他の人(次に申し込んだ人)に順番を追い抜かれるかも知れません
これは当店判断ではなくてだいたいがオーナー様判断ですので、
温情をかけてもらえるとは限りません。)

 具体的には当店でスケジュールのご相談をお受けします。


2 会社の社宅制度(家賃補助制度)を確認してください。

 会社の、住宅関係の施設としては、
 ・社宅
 ・寮
 があります。
 社員さん向けにすでに準備してある建物ですね。
 (これらに入居できる方は、この記事じたいを読み飛ばしてもらってかまいません。)


 該当する方は半数を切ると思いますが、
 借り上げ社宅の制度はありますか?


 「借り上げ社宅
 というのは、社員の希望するお部屋を
 「会社(法人)の名義で」借りる
制度です。
 「借り上げ社宅」という言葉を使わないで、単に「法人契約」と言う場合もあります。

 *借り上げ社宅の場合、
  会社の諸規定(実家からの距離が遠いこと、
  借りるお部屋から職場までの距離が○Km以内、
  3月○日以降の契約でないとダメ…、など)
  がいろいろときびしいので、しっかり把握して
おいてください。 

 (社内ルールを知らないで個人がフライングで借りてしまい、
 後から借り上げに変更となると、
 大変面倒な変更手続きをしなければならなかったり
 (変更手数料はだいたい自己負担)、
 そもそも会社の規定に合わないので変更ができなかったりします。)

 *また、念の為通勤交通費の支給規定を確認しておきましょう。

 家賃補助の詳細は次で書きます。


3 (予定年収記載の)内定証明書は発行できますか?
 賃貸物件をご本人の名前で借りる場合には
 多くの場合で必要になります。

 例えばこんな書式です。



 PCのワード文書でかまいません。まずはPDFで大丈夫です。
 社印が入っていれば安心です。
 書式は比較的自由です(公的な書式はありません)。
 書類の名前が違っていても大丈夫です。

 (「内定書」「内定証書」「採用内定証明書」「採用内定通知書」
 「採用証明書」「内定通知書」「採用通知書」など)

 賃借で使う書式の場合は年収(または月収)は必要です。税込のほうが好まれます。
 家賃補助があるかどうかについても、確認の上記載してもらってください。
  家賃補助は諸条件がある場合が多いので(会社からの直線距離、所要時間、…)
  それも記載してもらうか、きちんと自分で把握しておいて
ください。


 秋の内定式で内定証書が授与されることがあるかと思いますが、
 そこに予定年収など必要事項が書いてあればそれが使えます。
  内定証書に年収が書いていない場合は、
  上記のような書式で内定証明書を出してもらえないか相談
してみてください。
  だいたいの会社で対応してくれます。
  (賞状型の内定証書の場合は、予定年収などの情報はだいたい書いていないですよね…。) 


 さて、大事なご予算の話です。
 
 港区やその周辺の区では、個人契約では「3分の1目安」という
 目安が使われることが多いです。

 賃料等が平均月収の3分の1を下回っていれば、審査を通過しやすい、という目安です。
 平均月収は、年収を12で割ります
 (ここで賃料等とは、月の賃料、管理費、共益費などの合計です。)

 つまり(税込)年収÷12÷3 の賃料がおおよその通過基準です。

 例)賃料10万円の部屋に住むには、(税込で)360万円以上の年収が目安となります。
 (360万円÷12÷3=10万円)

 家賃補助は審査を後押ししてくれます。
 (通常は、家賃等から家賃補助分を引いて、上記の計算をしますが、
 異なる計算をするオーナー様も一部にいらっしゃいます。)

 *家賃補助も、
  会社の諸規定(実家からの距離が遠いこと、
  借りるお部屋から職場までの距離が○Km以内、
  3月○日以降の契約でないとダメ…、など)
  がいろいろときびしいので、しっかり把握して
おいてください。 

 ご年収の3分の1目安がお家賃等に満たない場合は、
 自分よりもご年収のある、ご両親やご親戚、ご兄弟に借りていただくという
 手段
があります。
 (ただ、それをNGとする管理会社やオーナー様も一部におられます。)

 具体的には当店にご相談ください。


物件探しのホームページについてです。

具体的にどんなお部屋がどのくらいの賃料であるのか、
田町エリアのだいたいの賃料は、
など
気になるときには、
□当店のホームページ
をご覧ください。

当店は田町周辺の物件を掲載していますが、
それ以外の場所については
□athome(アットホーム)
のページをおすすめします。
(この近辺ではathomeの業者用システムの加入不動産会社が多いので、
連動している、皆さんが使う一般サイトの情報更新も早いのが特徴です。
suumo,chintai,HOME'sは、
募集が終わった物件が残っていることが比較的多いので、
お部屋探しがしにくくなるかも知れません。)


数年の間は田町周辺ではなく、
もう少し家賃が安い場所で暮らそう、という
お考えになるかも知れません。
当店は、この地図の範囲であればお部屋をご紹介いたします。
基本的には、都心から離れた南・西の方向ほどお家賃が安いです。




まとめ

□会社のスケジュールを確認し

□自分のスケジュールを確認し

□(できるだけ)年収の載った内定証明書を用意して

□(上記のスケジュールによりますが)遅くとも2月中旬から下旬にはお部屋探しを始める

のが、4月入社に向けたよいお部屋探しと言えると思います。



参考
 内定証明書のサンプル(田町不動産)
 賃貸契約に必要な書類例(田町不動産)


いろいろとご不安があろうかと思いますが、
当店は新社会人の方を応援しています。


忙しい会社に勤める予定だったり、
仕事終わりが遅くなることが分かっていたりして、
都心に住みたい新社会人の方もいることでしょう。

特にマスコミに就職する方は、会社の近くにお住みになりたいことでしょう。
(例えばTVの民放キー局はすべて、港区にあります。
局の他、TV制作会社に勤める方も、港区にお住みになりたいことと思います。)

ここ田町は、都心に出るにはとても便利です。
田町のほか、港区とその周辺の賃借物件について
は、
どうぞお気軽にご相談、ご連絡ください。

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当店は朝9時から19時までの営業です。
水曜休です(土日祝日は営業します)。
どうぞお気軽にご相談ください。


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