賀状三種
自分が自分を自分にするこれが座禅と興道老師 丹人 じぶんがじぶんをじぶんにする これが...
卯の年
かの山に兎を追ひし少年は夢追ふ人となりにけるかな 丹人 かのやまに うさぎをおいし し...
日光の山
葉の落ちし木間ゆ見やれば下野の富士白雲に何語るらん 丹人 はのおちし こまゆみやれば ...
冬物語
水無月に真白く咲きしあぢさゐの額 霜月にレース編みゆく 丹人 みなづきに ましろくさき...
男体山 2010
奥久慈の男体山に陽能(の)射して登らんとするわれらを招く 丹人(2010.11.20 7:32 撮影) ...
奥日光の秋
渋滞のいろはの坂を越へ行けば湯の湖畔の秋閑かなり 丹人 じゅうたいの いろはのさかを ...
みはらしの丘
秋深き常陸海浜公園の丘一面を染めるコキアか(濃き赤) 丹人 あきふかき ひたちかいひん ...
秋の匂ひ
アスファルト路上そこだけ金木犀 色と香りを撒き散らしゆく 丹人 あすふぁると ろじょうそ...
歌碑(短歌二種 手本)ー笠間城ー
佐白なる笠間の城の天守跡の椿に寄れる緑豹紋 丹人 さしろなる かさまのしろの てんしゅあとの つばきによれる みどりひょうもん藤原時朝あまたつくりたてまつりたる等身の泥仏をお...
薄-ススキ-
宝なる黄金の道に薄立ちて白銀匂ふ磐梯の山 丹人 たからなる こがねのみちに すすきたちて...