うまうまと
うまうまと赤子が云へばはいはいとこたへほほゑむひだまりの母 丹人 うまうまと あかごが...
巳にぞあり
おおもとは東にあらず西になく来た道見れば みな身にぞあり 丹人 おおもとは ひがしにあらず にしになく きたみちみれば みなみにぞあり 久方の更新なり さか...
花散る庭
ひたちなかの中心街の公園の庭を染めつつ散りてゆく花 丹人 ひたちなかの ちゅうしんが...
桜のとき
やうやくに桜のときとなりにけり 奮太 ようやくに さくらのときと なりにけり ...
王羲之 蘭亭序 (一)
謎に満ち惹かれて止まぬ書のありてそれ王羲之の蘭亭集序 丹人 なぞにみち ひかれてやまぬ...
東日本大震災1周年追悼
追悼の日とあらためて感じ入る読売一面編集手帳 丹人 ついとうの ひとあらためて かんじ...
龍の夢
一切の苦厄を食みて育ちゆく心の龍の夢遥かなり 丹人 いっさいの くやくをはみて そだち...
祈りは尽きず
死者 行方不明者 一万九千の御霊に祈り尽きぬ年の瀬 丹人 ししゃゆくえふめいしゃいちま...
昼の月草
昼になればトッポジージョの耳を閉じ愈々青き月草の花 丹人 ひるになれば とっぽじーじょ...
夏の庭
暑き日を受けて咲き初むダリア花の白引き立てる黄の仏桑花 丹人 あつきひを うけてさきそ...