青空高く澄み渡るけふ 那珂湊は酒列磯前神社()を詣でる 五穀豊穣への御礼を申奉上 以て国家の安全を祈願奉上が為なり この社 少彦名命(恵比寿)及び大國主命(大黒)を祭神とし 天安元(1130)年 官社,明神大社に列せられ 源頼朝 佐竹貞義 水戸藩歴代藩主の祈願厚く 明治後期には國幣中社に列せらるる由緒ある社なり 参拝の後 強き風吹き上げる坂道を下りれば 平磯の海 波高く 飛沫 陽に輝きては散る そのいさぎよさ いさましさ もののふの生き様を彷彿とす しばし足をとめ眺めをりたり おほ海の磯もとどろによする波われてくだけてさけて散るかも 実朝 もののふの忘我尽主の心気を映すがごとき平磯の海 丹人 酒列磯前神社・・・さかつらいそさきじんじゃ 恵比寿・・・医薬業,酒造業,漁業,海上安全の神 大黒天・・・五穀豊穣,商売繁盛,縁結びの神