月日は百代の過客にして
行かふ年も又旅人なりと
俳聖はせをは記すも
昨今は
世の改革の風強く吹きて行方定まらず
参議院選挙の近づけば
改革に加へて 世の再生とふ声も大きなるものありて
昼に夜に街に巷に山に川に田に響きたり
再生とふ声きくに
ささ伊勢へ ときこゆるもをかし
伊勢よりお声のかかるとおもへば
そぞろ神の物につきて心をくるはせ
道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず
夏用ももひきの破れをつづり
車のタイヤ付けかへて
ガソリン給油するより
宇治川の月まづ心にかかりて
四泊五日の「さ伊勢へ」の旅を計画したる
七月二十一日に庵を立ちて江戸を抜け
箱根を越へて静岡に泊し
七月二十二日に伊勢に入れば
あらまほしき神宮を参拝して鳥羽菅島に泊し
七月二十三日に熊野に入れば
熊野宮に参拝して紀州本宮に泊し
七月二十四日に那智に入れば
大社に参拝して勝浦に出でて泊し
七月二十五日には
一路常州へと戻らん
をを
前途千五百㎞のおもひ胸につよく迫りくれば
仏壇に安置する阿弥陀仏に旅の無事を祈り
書斎に安置する予が守本尊なる大日如来を拝したまふ
再生を願ひて夏の伊勢路かな
七月二十一日
常州は雨の朝なり
親しき方々より頂戴したる御励ましの言葉の数々を
荷のいちばん上に乗せれば
いざ出発せんとす
路遠きおもひの胸に迫れば
やや心細さもあれど
一速一速ゆるりと踏みながら心静かに行かんとこそおもへれ
いざ行かむ大暑前二日雨の路
友部を発つは午前八時なり
常磐道を南下して三郷より首都高速道向島線に入る
日本橋を過ぎたるは午前十時二十分なり
走行距離は丁度百㎞なるもをかし
新宿より中央自動車道に入りて永福にて下りれば
永福駅前大勝軒にてむまき中華麺の昼餉をとる 十一時十分のことなり
環状八号線を下りて東京インターより東名高速道に入りぬ
御殿場インターを下りるは午後一時三十分のことなり
富士を拝まんとて御殿場温泉会館にて柔き湯に浸りつつ
西空見るも雲厚くしてかなはず
梅雨雲に富士隠る見ゆ駿府の湯 奮太
午後三時四十分
国道一号線にて一路駿府を目指して走りぬ
駿府に入ればまた雨の降りてきたれり
宿に到着するは午後六時三十分のことなり
*画像:伊勢神宮の宇治橋
↑現在50位前後なり↑現在茨城1位なり
毎日一打頂戴すれば有難きかな 宜敷願上奉候
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