「心」は是 心臓の形を示したる象形文字より出来たる字なり
その草書体 左 下 右 に三点打ちて書きたる
下が点は中央より左寄りに打つがよし
その形 底浅きV字に似たる
これ 王羲之の書「忘心」なり
この二字よく観れば
忘が字の心に 怒れるを見る
其の下の心が字に 穏やかなる境地を見る
人や世を責めて生きるは是 忘 にあり
人や世に謝して生きるは是 心 にある
予 かやふにおぼゆるが如何哉
*画像:王羲之の憂懸帖 奈良朝に大陸より我が国に渡り来たる書にて
正倉院御物なり
この書 真筆にあらずして 精巧なる写し字なり
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