もみじ葉の散りたる瞬(とき)をしらずをりき川面吹き行く風静かにて
白川静博士なる御著書の一に「漢字-生い立ちとその背景」(岩波新書青版747 1970.4.25 第一刷発行)あり
手元に取りてめくるに九十七頁に「法と慶」の金文文字を見付けたり
予 慶が文字の法が文字といたく関連あることを知りぬ
ここにその概要を示さん
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(画像参照)
左が文字は「法」なり
これ 左上「去」 左下「水」 右「カイタイ(神の裁きに用いる動物・羊)」なり
中が文字も「法」なり
これ 左「水」 右「皮袋に収められたカイタイ」なり
神の裁きに破れたカイタイを袋に入れ水に流す(去る)こと これ「法」なり
さて 右が文字 「慶」なり
これ 勝訴せるカイタイなり そのよろこびをしるすためにカイタイが胸に心字形の印なされをれり
慶が文字 もとは神の恩寵を意味し 後に裁判用語としてその落着を表したる語なり
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予 慶が字 いとすこやかなる形と思ひきたるに
上記説明を読みて驚きぬ 血なまぐさき字形なると・・・
漢字が成り立ち知るはいと意味深くおもしろきこととおぼゆる
*なを 同じ動物なれど 羊が文字は正面から見るを カイタイが文字は横から見るを字にしたるとふ
予 ほうほうほう・・・ほうほうほう・・・と与作の二番を歌うがごとくありぬ
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