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書道 直庵(筆耕所)

道東の旅 第六話 <津別峠>

屈斜路の湖(うみ)を直下に眺めんと登る津別に霧深くして 丹人



七月二十八日 曇 気温十七度

五時二十分に目覚めれば
屈斜路湖に雲たちこめてゐたり

知床の宿の御方より
津別峠よりの屈斜路湖の景色の
格別なるとききてゐれば
とにもかくにもと心の急きて
六時を回れば
雲立ち込める湖畔を発して
津別への道を上りゆきたり




登りつつふりさけ見れば屈斜路の水たいらかに眠るがごとく 丹人



右に左にくねれる
峠への道を
一面の霧の中を
泳ぐばかりにすすみゆきたり




拡大画像

霧中に木々の葉影の重なるもいと美しき峠への道 丹人


峠もまた霧が中なるとおもひつつ
のぼりゆきて
標高七百米を過ぎれば
霧の晴れて
眼下一面の雲海を観る

嗚呼
いとすばらし

遠くあをあをとしたる山々の
ひときは高きは
斜里岳かな








さらに車をすすめて
標高七百五十四米なる津別峠より
展望台への細道を
のぼりゆけり

六時三十分
駐車場に到着す
標高八百米ほどなる哉
他に車の一台もなし

展望台への上り口は
時間の早くして閉鎖されたるに
見晴らしよき場所にて
屈斜路湖方面を一望すれば








拡大画像


屈斜路湖を底に沈めて雲海の津別峠に朝は来にけり 丹人









津別峠展望台






↑        ↑        ↑
芸術人文16位なり 50代16位茨城2位なり 短歌10位なり

引き続きご支援のほど宜敷御願申上候 頓首 再拝

  

コメント一覧

あかひと
皆々様・・・
アザミ姫

三枚目樹林の画像に惹かれれば拡大画像をアップしたれり 丹人

画像下に拡大画像へのリンクあれば
御参照のほどを^^

頓首


曾奈姫

雲に乗りて天上に立つ心地すれば津別格別とこそおもへれ 丹人

まさに天上に立つ
あかひと如来なり^^
南無あーかーひーとー如来

ゴーーーーーーン・・・

頓首


幽黙氏

屈斜路より知床斜里やオホーツク海に至るやこの雲海は 丹人

嗚呼
道東北部をすっぽりと覆ふ雲海なれば
広大なること限りなしかな

頓首


天及幻影氏

幽黙氏の題名に氏の名のあれば氏につきづきしき景色かな 丹人

とにもかくにも
ただただ
うなるばかりの
あかひとなりき

ををーーー

ほふほふーー

ははーー

頓首
てん&げんえい
http://ameblo.jp/ninngenn50nenn/
スゴイ!
写真でこの迫力なら
実際に見たら、もっとスゴイでしょうね~

ポチ×3
幽黙
幻影
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/
幻の湖沈め湧く雲の豊かさなれば心安けき
ソナ
水墨画の世界。。
丹人さま、こんばんはです^^
霧の山、本当に水墨画のように美しい世界ですねー。

画像は北海道ですが、やはり中国的というか「アジアンビューティ」の安らぎ?という感じでしょうか。。本当に太古の森を思わせる魅惑的な世界です。
アザミ
幻想的で・・・
こんばんは。

幻想的な風景に見とれてしまいました。

どの写真もすてきですが、
特に3枚目の写真に心惹かれます。

気持ちが落ち着いてきます。

ありがとうございました。
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