どんな花より-タンポポ-
この丘の土に根を張り地を抱き一天を指し咲けるタンポポ アスファルトの隙間に空を眺め...
酒-寝てしまひけり-
のどかさに寝てしまひけり草の上 松根東洋城の句を日比野五鳳(1901-1985)の書きたる 昭...
ナズナ-ぺんぺん草-
なずな 星野富弘 神様が たった一度だけ この腕を動かして下さるとしたら ...
巣立ち-タチツボスミレ-
細茎の 強き風にも 折れずして 飛び来たる 花打つ枯葉 ものとせず 菫の花の 日を浴びて...
空のステージ-雲舞ふ-
浜と海を観客席に雲は空のステージに立ち舞ふ夕かも この画像 予が武路愚の友hokiinu氏の...
半寿-八十一-
大正の末に生まれし父なれば身に激動の歴史刻めり けふ三月十日は予が父の誕生の日なり 齢...
シンビジウム-黄金黄-
ゴールデンイエローの花咲く見れば なんとそっくり!プーさんの顔 光背に柔く受ければ両の...
春蘭-十五の春-
流れ行く雲も見ずして春蘭は受験生のごと地を見つめ立つ 高校の受験日なれば空晴れて背を押...
啓蟄-ひふみの薔薇-
一二三ばらたをりて五八か四ろきねの六つのびゐたりけひ七つのけふ (ひふみ薔薇手折りてよそ...
モルツ-炎座-
サントリープレミアムモルツのコク深くカルビよろこび焼肉炎座 きのふのことなり 夕に焼肉を...