立夏前二日八十九夜迎ふ庭に木の芽の香ぞ匂ひける 丹人 りっかまえ ふつか はちじゅうくや...
酒米の渡りの舟の里に打つ十割蕎麦に打つ舌鼓 丹人 さかまいの わたりのふねの さとにうつ...
目高子を数へてみれば十余り五匹泳げる睡蓮の桶 丹人 めだかごを かぞえてみれば じゅうあ...