もう少しで2008年ですね。
私の学校は、12月29日(土)まで授業、30日から1月1日の3日間のみ休みです。
北京は、クリスマスが終わると即座にお正月気分になる日本とは全く違い、まだまだクリスマス気分が残っています。
歌手好き(?)のウォン・カーウァイ監督、グラミー歌手のノラ・ジョーンズを主演に撮った、初の英語作品、「My Blueberry Nights」(中国語題は「蓝莓之夜」)を観に、再度中関村の「北京金逸影城」へ。
平日14:00の回、10人強(!)位しか入ってませんでした・・。
監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)
出演:ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ ナタリー・ポートマン
レイチェル・ワイズ デイヴィッド・ストラザーン
比較的詳しいデータはこちらで。
マイ・ブルーベリー・ナイツ 映画作品情報-cinemacafe.net
ノラ・ジョーンズ公式HP
NYのカフェが舞台の部分、ウォン・カーウァイ監督お得意、いつもどおり(?)の夜、青の色彩が印象的。
ブルーベリーパイがキーアイテムとなるのです。元ダイナー好き(笑)としては、これだけでこの映画が大好きになりました。アイスを添えたコッテリ、アメリカンなパイが食べたい!
サントラ、ライナーの監督のコメントによれば、
「Sometimes I wondered if MBN was only my excuse to take the road trip of a lifetime.」
NY⇔サンタモニカ間を3回、ルートを変えて旅したそうです。
NY→メンフィス→ラスベガス(適当に観てたので、後で間違ってたら訂正します・・)と舞台が移っていくのですが、本当に、外国人が憧れるところで撮ってみました、という感じ。
そしてNYへ戻って旅が終わります。最後もきちんとハッピーエンド。
個人的には大歓迎の、「恋する惑星」に近い、力が抜けた作品に感じました。
ジュード・ロウも、ヨレてていい感じ。ナタリー・ポートマンも、同性から見てカッコイイ役で、うれしかったです。
ウォン・カーウァイ監督の作品は(特に昔の作品)、女性の描かれ方(?)が、比較的まともだなと(私は特にフェミニストではないですが)。
ノラ・ジョーンズは初々しいところが、いいのでしょうね。
ストーリを追うのではなく、気分、空気、質感を伝えることにこだわった、「ウォン・カーウァイらしい映画」。そこが物足りないと感じる方も逆に多いのかなとも、正直思いますが。
「ブエノスアイレス」より前の、香港が舞台の作品では、中国返還前の揺れ動いている「今の感じ」が、映し出されていたからこそ、ストーリーを追わなくても、大きなテーマがなくても、それだけで唯一無二の映画になりえたと思うのですが、舞台がアメリカとなると少しキビシイ気も(私に言われたくないよって感じですね)。
音楽は本当に素晴らしい。サントラが気に入ったので(日本盤はまだ出てない様なので)、張り切ってご紹介(苦笑)。
中国ヴァージョンは、ミニ・ポストカード4枚、英・中ライナー付。歌詞は当然なし。
詳しいデータはこちら。
@TOWER.JP-Ry Cooder-My Blueberry Nights
これまたライナーの監督のコメントによれば、ロケハンのはじめに、キャット・パワー(ちなみに中国語訳は「猫女魔力」)のアルバム「The greatest」をNYのタワレコで購入。
そして良く聴いていた、旅のお気に入りの友を、映画に使用することに(こういう泣かせるコメントを書いてくれるのが、またイイのです)。
そして、撮影場所を訪れたキャット・パワー=ショーン・マーシャルを、映画に出てみないかと誘い、当初はなかったシーン(ジュード・ロウの元カノ役)まで作ってしまったそうです。
"The Greatest"、聴くたびに(いい音楽ってそういうものだと思いますが)、グワッとイメージがよみがえってきます。
CAT POWER-blues interactions
カサンドラ・ウィルソンのニール・ヤング「ハーヴェスト・ムーン」のカヴァー。名曲。枯れてて切ないです。
監督はノラ・ジョーンズの為に、この曲をバックに、事前にスライドショーを作ったそう。
ノラの見せ場(?)で流れます。ここで流す曲を選んだのは、ノラ自身だとのこと。
@TOWER.JP-Cassandra Wilson-ニュー ムーン ドーター
個人的にグッときた、オーティス・レディング、もちろん、主演のノラ自身の書き下ろしの曲もあり。
「花様年華」で使われた、「夢二のテーマ」も新ヴァージョンで流れます。
スコアはライ・クーダー。もちろんすごく良いですが、個人的にはノラ・ジョーンズつながりで、ビル・フリゼルだったりするとおもしろいのに・・なんて思ったりします。
「永和大王」で、豆浆と油条、10元。気に入るとそればかりです。
最近天気が悪い、霧の北京。
私の学校は、12月29日(土)まで授業、30日から1月1日の3日間のみ休みです。
北京は、クリスマスが終わると即座にお正月気分になる日本とは全く違い、まだまだクリスマス気分が残っています。
歌手好き(?)のウォン・カーウァイ監督、グラミー歌手のノラ・ジョーンズを主演に撮った、初の英語作品、「My Blueberry Nights」(中国語題は「蓝莓之夜」)を観に、再度中関村の「北京金逸影城」へ。
平日14:00の回、10人強(!)位しか入ってませんでした・・。
監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)
出演:ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ ナタリー・ポートマン
レイチェル・ワイズ デイヴィッド・ストラザーン
比較的詳しいデータはこちらで。
マイ・ブルーベリー・ナイツ 映画作品情報-cinemacafe.net
ノラ・ジョーンズ公式HP
NYのカフェが舞台の部分、ウォン・カーウァイ監督お得意、いつもどおり(?)の夜、青の色彩が印象的。
ブルーベリーパイがキーアイテムとなるのです。元ダイナー好き(笑)としては、これだけでこの映画が大好きになりました。アイスを添えたコッテリ、アメリカンなパイが食べたい!
サントラ、ライナーの監督のコメントによれば、
「Sometimes I wondered if MBN was only my excuse to take the road trip of a lifetime.」
NY⇔サンタモニカ間を3回、ルートを変えて旅したそうです。
NY→メンフィス→ラスベガス(適当に観てたので、後で間違ってたら訂正します・・)と舞台が移っていくのですが、本当に、外国人が憧れるところで撮ってみました、という感じ。
そしてNYへ戻って旅が終わります。最後もきちんとハッピーエンド。
個人的には大歓迎の、「恋する惑星」に近い、力が抜けた作品に感じました。
ジュード・ロウも、ヨレてていい感じ。ナタリー・ポートマンも、同性から見てカッコイイ役で、うれしかったです。
ウォン・カーウァイ監督の作品は(特に昔の作品)、女性の描かれ方(?)が、比較的まともだなと(私は特にフェミニストではないですが)。
ノラ・ジョーンズは初々しいところが、いいのでしょうね。
ストーリを追うのではなく、気分、空気、質感を伝えることにこだわった、「ウォン・カーウァイらしい映画」。そこが物足りないと感じる方も逆に多いのかなとも、正直思いますが。
「ブエノスアイレス」より前の、香港が舞台の作品では、中国返還前の揺れ動いている「今の感じ」が、映し出されていたからこそ、ストーリーを追わなくても、大きなテーマがなくても、それだけで唯一無二の映画になりえたと思うのですが、舞台がアメリカとなると少しキビシイ気も(私に言われたくないよって感じですね)。
音楽は本当に素晴らしい。サントラが気に入ったので(日本盤はまだ出てない様なので)、張り切ってご紹介(苦笑)。
中国ヴァージョンは、ミニ・ポストカード4枚、英・中ライナー付。歌詞は当然なし。
詳しいデータはこちら。
@TOWER.JP-Ry Cooder-My Blueberry Nights
これまたライナーの監督のコメントによれば、ロケハンのはじめに、キャット・パワー(ちなみに中国語訳は「猫女魔力」)のアルバム「The greatest」をNYのタワレコで購入。
そして良く聴いていた、旅のお気に入りの友を、映画に使用することに(こういう泣かせるコメントを書いてくれるのが、またイイのです)。
そして、撮影場所を訪れたキャット・パワー=ショーン・マーシャルを、映画に出てみないかと誘い、当初はなかったシーン(ジュード・ロウの元カノ役)まで作ってしまったそうです。
"The Greatest"、聴くたびに(いい音楽ってそういうものだと思いますが)、グワッとイメージがよみがえってきます。
CAT POWER-blues interactions
カサンドラ・ウィルソンのニール・ヤング「ハーヴェスト・ムーン」のカヴァー。名曲。枯れてて切ないです。
監督はノラ・ジョーンズの為に、この曲をバックに、事前にスライドショーを作ったそう。
ノラの見せ場(?)で流れます。ここで流す曲を選んだのは、ノラ自身だとのこと。
@TOWER.JP-Cassandra Wilson-ニュー ムーン ドーター
個人的にグッときた、オーティス・レディング、もちろん、主演のノラ自身の書き下ろしの曲もあり。
「花様年華」で使われた、「夢二のテーマ」も新ヴァージョンで流れます。
スコアはライ・クーダー。もちろんすごく良いですが、個人的にはノラ・ジョーンズつながりで、ビル・フリゼルだったりするとおもしろいのに・・なんて思ったりします。
「永和大王」で、豆浆と油条、10元。気に入るとそればかりです。
最近天気が悪い、霧の北京。
時々歌うスターが映画に出ることはあっても、彼女はなんとなく、本業以外はしなさそうな感じでしたが。
映画の中でも、素敵な美声で歌ってますか~?
残念ながら、映画の中で歌うシーンはないのです。
今後、女優として本格的にやってく、とかそういうのではなく、この映画だから出演(日本語へたで申し訳ない・・)したという感じではと。
↑はりつけてある公式HPから、映画のバナーをクリックすると、新曲視聴できるみたいです。ぜひ。
(中国からだとうまくいかない(?)ので私は試していないのですが・・)