Traveling Mood

「北京の休日」より改題しました。
2007年9月~08年02月、北京滞在時の散歩の記録と、その後の雑記など。

12月31日 投名状2回目 大晦日

2007-12-31 09:44:26 | 映画


皆様、大晦日はいかが過ごされたのでしょうか。
私の年越しソバは「康师傅」の即席麺、トマト牛肉味。とってもジャンキー。




半分寝ながら昨日(というか今朝?)、「墨攻」をみたおかげで、もう一度「投名状」が観たくなり、再度中関村の「北京金逸影城」へ。
余談ですが、この映画館では午後1時までに入場する回は、半額になることに今更ながら気づき、がんばって10:20の回を観ました。
お客さんは7割くらいそれでも入ってました。
投名状 公式HP
投名状 1回目観賞の感想はこちら

前回観た際に、いちばん気になったのが、「安心上路」(an1 xin1 shang3 lu3)という言葉。
朝廷軍として戦うため村を出発するときや、また敵軍の大将を手にかけるときなど、何回か出てきます。
中国語はわからなくても、なんとなく意味は推測できますが。
私の辞書で調べると、「安心」は日本語と発音もほぼ同じ、意味も近い(他にたくらむ、という意味もあり)。
「上路」は出発、旅立ちという意味。
授業の合間に老師に聞いてみたところ、やはり「よい旅を」と、「安心してあの世へいってください」と2つの意味があるそうです。
実生活で使うことはほぼなさそうな言葉ですが・・。また余談でした。

少しは太平天国について、蘇州について等調べたので、今度はきちんと分かるかなという期待を込めて、いざ観賞。

今回は気持ちが弱くなっているのか(?)、たぶん泣くべき場面以外にも、何度か泣いてしまいました。
特に戦時中、人一人の命など、軽視されてしまうのかと思うのですが、それぞれの存在を大切に、きちんと映画に込めてるような気持ちが感じられたからなのでしょうか(ひとりひとりがオンリーワン~とか、言いたいのではありません。マッキーは好きですが)。

あんまり書くとネタバレするので控えますが、観客の反応が今回のほうがストレート。残酷な場面の前には「ヒエ~」(みたいな感じ)とか、笑いも結構おこり、おもしろかったです。
なので、主役3人の演技もさらに、熱く感じました。



またも超個人的に気になったこと。
ピーター・チャン監督、「看电影」12月5日号より。
見えづらいですが、Macの脇にスタバのカップ。



そして「电影世界」11月下旬号より。ここにも、クリスマス仕様のスタバのカップ。
なんだかますますファンになったりして(笑)。
実はスタバがスポンサーなのかしら。




昼食は、中関村のフードコート「大食代」にてタンタン麺とエビ餃子。16元。
辛いけど、冬には特別おいしく感じます。




コーヒーが飲みたくなったので、贅沢にもまた「jackie chan’s CAFÉ」へ。
今度は日本人の女の子2人、金持ち風の男性3人、カップルなどなど、お客さんがそこそこ入っいて、なんだか安心(私は別に、このカフェのマワシモノではありません)。


ついに2008年、帰国まであと一ヶ月ちょっととなるのでした。

12月30日 藩家園旧貨市場3回目

2007-12-30 21:03:44 | 北京 朝陽区


中国では、1月1日を、特別お祝いする習慣はないといわれてますが、校門には「元旦」の文字。
街はまだまだクリスマスっぽいですが。




藩家園旧貨市場へ。着いたのは10時半頃。
今週末から、急に北京は寒くなりました。最高気温が0度前後。最低気温は-10度前後(内陸部の新疆や、北部はもっともっと寒い!)。
風が今日はそれほどでもないので、観光日和といってもいいかも。





何回来ても、私にとっては楽しいところです。
この前一目ボレした、カワイイ時計、まだありました。
でもオレンジ色がどうしても、私の持ちものになれない気がしたので、今回もあきらめました。お土産以外、何も買いませんでした。
もしかしてちょっとケチになってしまったのかも。
藩家園旧貨市場2回目





お昼は、またしても香港気分なので、国房商城の「一盅两件」にて。
虾饺(エビギョウザ)・葱油饼(ネギ入りお焼きみたいな感じ)・蛋挞(エッグタルト)・芒果布丁(マンゴープリン)・レタスのオイスターソースがけ・コーヒーで53元の豪華版。
食べすぎです。






せっかくなので、ラスベガスばり(ってほどではないけど)の、遊歩道天井のイルミネーションで有名な、お買い物スポット、「世贸天阶」へ行ってみました。
「国貿」から「永安里」まで一駅分プラス15分位歩いて到着。



途中、「国貿」駅周辺を眺めるとこんな感じ。



「秀水市場」から北へ向かう途中、古いアパートが続きます。
胡同とはまた違った、北京らしい風景。路の東側はかなり開発が進んでます。
古いアパートもそのうち姿を消すのでしょうか。



「世贸天阶」に実はちょっといってみたいカフェがあったのですが、思いつきで行ったため、探せませんでした(中国語でなんというのかも分からなかったし・・)。何階かくらいは、きちんと確認していかなくては(苦笑)。
コカコーラの販促イベントみたいのがあるらしく、リハーサル中。




夕方の地鉄駅を歩きたくなかったので、バスで帰りました。
夕暮れから夜に変わっていく感じが、すごく楽しいです。










帰るとCCTV6で、チャウ・シンチー監督が、「長江七号」プロモーションで北京に来た際に行った、ファンとの集い(?)を放映してました。
放映内容は、会場の観客(北京のいくつかの大学生が主)からの質疑応答と、「長江七号」の紹介です(かと思われます)。
以下、うまく写りませんでしたが、TVの画像をいくつか。







我々は星爷のファンだ~オ~(!?)みたいな雰囲気で、子役の子も登場し、なんだかしあわせ(笑)になってしまい、眠りこんでしまい、サワリしか見てません(けっこう大泣)。
結構楽しみにしてたのですが・・無念。
長江7号 公式HP

起きると2時、画面はなんとアンディ・ラウ主演、かの「墨攻」に変わっていた・・。1時間程観賞。なんだかまた「投名状」が観たくなってきました。

その後さらに、「卧虎」が始まり、これまた最後まで観てしまいました。朝5時半まで。
出演:曾志偉(エリック・ツァン)、呉鎮宇(フランシス・ン)、陳小春(ジョーダン・チャン)、余文樂(ショーン・ユー)、苗僑偉(ミウ・キウワイ)ら。豪華。よくある黒社会ものでおもしろかったです。が、オススメはあえてしなくても・・という感じ。中国本土では大ヒット、第2弾もあるかもらしいです。

中国にいるのってやはりいいなと思った一日でした。

12月27日 My Blueberry Nights

2007-12-27 23:14:45 | 映画
もう少しで2008年ですね。
私の学校は、12月29日(土)まで授業、30日から1月1日の3日間のみ休みです。
北京は、クリスマスが終わると即座にお正月気分になる日本とは全く違い、まだまだクリスマス気分が残っています。



歌手好き(?)のウォン・カーウァイ監督、グラミー歌手のノラ・ジョーンズを主演に撮った、初の英語作品、「My Blueberry Nights」(中国語題は「蓝莓之夜」)を観に、再度中関村の「北京金逸影城」へ。
平日14:00の回、10人強(!)位しか入ってませんでした・・。



監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)
出演:ノラ・ジョーンズ ジュード・ロウ ナタリー・ポートマン
レイチェル・ワイズ デイヴィッド・ストラザーン
比較的詳しいデータはこちらで。
マイ・ブルーベリー・ナイツ 映画作品情報-cinemacafe.net
ノラ・ジョーンズ公式HP





NYのカフェが舞台の部分、ウォン・カーウァイ監督お得意、いつもどおり(?)の夜、青の色彩が印象的。
ブルーベリーパイがキーアイテムとなるのです。元ダイナー好き(笑)としては、これだけでこの映画が大好きになりました。アイスを添えたコッテリ、アメリカンなパイが食べたい!

サントラ、ライナーの監督のコメントによれば、
「Sometimes I wondered if MBN was only my excuse to take the road trip of a lifetime.」
NY⇔サンタモニカ間を3回、ルートを変えて旅したそうです。
NY→メンフィス→ラスベガス(適当に観てたので、後で間違ってたら訂正します・・)と舞台が移っていくのですが、本当に、外国人が憧れるところで撮ってみました、という感じ。
そしてNYへ戻って旅が終わります。最後もきちんとハッピーエンド。
個人的には大歓迎の、「恋する惑星」に近い、力が抜けた作品に感じました。

ジュード・ロウも、ヨレてていい感じ。ナタリー・ポートマンも、同性から見てカッコイイ役で、うれしかったです。
ウォン・カーウァイ監督の作品は(特に昔の作品)、女性の描かれ方(?)が、比較的まともだなと(私は特にフェミニストではないですが)。
ノラ・ジョーンズは初々しいところが、いいのでしょうね。

ストーリを追うのではなく、気分、空気、質感を伝えることにこだわった、「ウォン・カーウァイらしい映画」。そこが物足りないと感じる方も逆に多いのかなとも、正直思いますが。
「ブエノスアイレス」より前の、香港が舞台の作品では、中国返還前の揺れ動いている「今の感じ」が、映し出されていたからこそ、ストーリーを追わなくても、大きなテーマがなくても、それだけで唯一無二の映画になりえたと思うのですが、舞台がアメリカとなると少しキビシイ気も(私に言われたくないよって感じですね)。



音楽は本当に素晴らしい。サントラが気に入ったので(日本盤はまだ出てない様なので)、張り切ってご紹介(苦笑)。
中国ヴァージョンは、ミニ・ポストカード4枚、英・中ライナー付。歌詞は当然なし。
詳しいデータはこちら。
@TOWER.JP-Ry Cooder-My Blueberry Nights

これまたライナーの監督のコメントによれば、ロケハンのはじめに、キャット・パワー(ちなみに中国語訳は「猫女魔力」)のアルバム「The greatest」をNYのタワレコで購入。
そして良く聴いていた、旅のお気に入りの友を、映画に使用することに(こういう泣かせるコメントを書いてくれるのが、またイイのです)。
そして、撮影場所を訪れたキャット・パワー=ショーン・マーシャルを、映画に出てみないかと誘い、当初はなかったシーン(ジュード・ロウの元カノ役)まで作ってしまったそうです。
"The Greatest"、聴くたびに(いい音楽ってそういうものだと思いますが)、グワッとイメージがよみがえってきます。
CAT POWER-blues interactions

カサンドラ・ウィルソンのニール・ヤング「ハーヴェスト・ムーン」のカヴァー。名曲。枯れてて切ないです。
監督はノラ・ジョーンズの為に、この曲をバックに、事前にスライドショーを作ったそう。
ノラの見せ場(?)で流れます。ここで流す曲を選んだのは、ノラ自身だとのこと。
@TOWER.JP-Cassandra Wilson-ニュー ムーン ドーター

個人的にグッときた、オーティス・レディング、もちろん、主演のノラ自身の書き下ろしの曲もあり。
「花様年華」で使われた、「夢二のテーマ」も新ヴァージョンで流れます。

スコアはライ・クーダー。もちろんすごく良いですが、個人的にはノラ・ジョーンズつながりで、ビル・フリゼルだったりするとおもしろいのに・・なんて思ったりします。



「永和大王」で、豆浆と油条、10元。気に入るとそればかりです。



最近天気が悪い、霧の北京。

12月24日 Merry Christmas!

2007-12-24 23:09:22 | 北京暮らし


メリー・クリスマス!
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今日も通常通り、授業がありました。休んでいる学生もチラホラ。
クラスのみんなは、スノボや、ケーキ食べ放題にいったり、いろいろ。
私は何もせず、フツーにすごしました。






駅前のパン屋さん。
店頭でケーキを販売してました。
ケーキを買っていく人で、大賑わいの店内。



私もクルミのタルトでお祝い。






サンタさんやツリーがある、ちょっとだけ浮かれた街並み。

12月23日 jackie chan‘s CAFE

2007-12-23 21:08:45 | 北京 食べる 飲む


自転車で中関村へ出かけました。
これは途中、北京大学の印刷所付近からでる煙。
別に工場地帯でも何でもない、街中の風景です。なんだかな・・。



これもいたるところで見かける風景。
焼きイモ、蒸し(中国風)ケーキなどを売ってます。




なんとジャッキー・チェンのカフェが。





カフェラテ(Mサイズ)25元、クロワッサン10元。
コーヒーはすごくおいしいですが、クロワッサンはまあまあ。
店員さんの感じは良く、レンジで温めてくれました。



ジャッキーがサーブしてくれる!? こんなポップまで。



グッズも販売してました。マグカップがあれば欲しかった・・。
Jackie chan’s CAFÉ 新中关购物中心1F




同じ「新中关购物中心」にある「北京金逸影城」で「My Blueberry Nights」を観ることに。
映画館、今日はさすがにクリスマス前だし、混んでました。
ほとんどの回で「集結号」を放映、次に「投名状」、といった感じでした。



「My Blueberry Nights」は8割の入り、といったところ。
が、かなり楽しみにしていた映画だったのにも関わらず、なんと寝てしまいました(決してつまらなかった訳ではないのに!)。
音楽がとても良く、ブラック系は疎い私ですが、「Try a Little Tenderness」(オーティス・レディング)いいな、なんて思ってたらついつい・・。
なので感想はもう一度観てからにします。トホホ・・。



明日クリスマスイブは、オールナイト4本立てで100元だそうです。
観られたらいいなあ(無理だって)。




ちょっとトホホな気分だったので、かなり早すぎる晩ごはんを、チェーン店「永和大王」にて食べて帰りました。
牛肉麺・小龍包・豆浆のセットメニューで20元。大満足。




見えづらいですが、ヒコーキ雲。

12月22日 ウインター・ソング 冬至

2007-12-22 23:32:01 | 映画




今日は冬至。学食のボードに、「冬至には餃子」のメッセージ。
昼食は当然、餃子です。








北京でも、街は結構クリスマスムード。
BIMBOのクマちゃんもメリークリスマス。配達の車も発見。
(そういえばBIMBOって、メキシコのパンメーカーなんですね。最近知りました・・。)
バターもお気に入りのパッケージで一緒に、なんだかファンシーな夕飯が最近多いです。
BIMBO HP




これは私の寮。サンタさんもなんとなく中華風。




「投名状」を観たら監督つながりで、なんだかすごく、「如果・愛」(日本題:ウインター・ソング)が観たくなったので、DVD購入。12元。
実は北京で、2年前に「如果・愛」、去年「傷城」を観ているのです(2回とも短期の旅行で冬)。
そして今回「投名状」、金城武と縁がある、と勝手に思ってみたりして(ファンの方、すみません)。
ウインター・ソング 公式HP


今さらですが、ちょっと感想を。
冬の北京で出会った、林见东(金城武)と孙纳(周迅)。
映画監督を目指していた林见东が、志半ばにして故郷の香港に帰ろうとするのを孙纳がひきとめ、一緒に暮らし始めるのです。
二人で鍋をつつくシーンで流れる曲の歌詞がこれ。泣けます。

在很久很久以前 你拥有我,我拥有你
在很久很久以前 你离开我,去远空翱翔
外面的世界很精彩 外面的世界很无奈
当你觉得外面的世界很精彩
我会在这里衷心的祝福你

ずっと昔 あなたには私がいて 私にはあなたがいた
ずっと昔 あなたは私から遠い所へいってしまった
外の世界は素晴らしい
外の世界はどうしようもない
あなたにとって外の世界が素晴らしいものなら
私はここから(残ったところから) 心から祝福することができる
(日本語として?な、テキトーな訳ですみません)

若くて希望もある時期の、ヘンな打算も駆け引きもない(?)恋愛は、一番楽しい。
その時期に出会った人と、ずっと一緒に人生を重ねていければ、すごく幸運なことだなあと。
そしてもちろん、大人になってしまった後、良い・悪い・醜い("the Good, Bad, and Ugly")こと全て、受け入れることができる恋愛はもっといいなと思いますが。
クリスマス時期なので、ちょっとクサイですね。
私は若いときは失敗だらけ、大人になっても大人な恋愛はできず、中年になってしまいました・・。

もちろんこの映画、青春賛歌ではなく、主人公3人とも自分勝手な、ズルい大人。
そんなショーもない大人でも、どこかに純粋なもの、思いやる気持ちも残っているんだと、感じることができます(もっと深いと思うのですが)。
冬の北京の風景も、本当にグッときます。
もし北京に来ることがあれば、その前に是非。


鍋つながりで、北京ではじめて、シャブシャブを食べました。
日本のシャブシャブと似てると思いました。
ゴマダレがおいしかったです。

民宝火鍋城 海淀区花园东路8号 010-82033355





これは「超市发」の手作りポップ。
火に見える部分、ビニールテープがヒラヒラしてるんです。見えづらいですが。



12月16日 藩家園旧貨市場 2回目

2007-12-16 23:09:28 | 北京 朝陽区


ひさびさに、「藩家園旧貨市場」へ。
なんとか8時前に出かけました。朝の街はよいものですね。
今度はもっと早起きしようと決めました。







ああ、北京にこのまま永住するなら、欲しいものばかり・・。





1時過ぎまで、遊んでしまいました。
おミヤゲ以外、今回もガラクタは買わず。が、満足。
売り手の皆さん、お昼はカップラーメンで、なんだか見てると食べたくなってきました。
藩家園旧貨市場 前回の記事

「国貿」駅まで戻り、「建外SOHO」へ。
集合ビルで、基本はオフィス、飲食店、英語教室(客引きがたくさんいました)なんかが入ってます。

去年来た時より、お店が増えて、エリアとして充実(?)してきた感じ。
クリスマス特設コーナー(?)も(観覧車は建設中)、ありました。サンリオにワーナーに・・なんでもあり。ここは一応、金持ちバブリーエリアなんですが。



お昼は、大好きな「Grandma's Kitchen」にて。
店名の通り、アメリカンレストランなのですが、なぜかお気に入り。

お客さんはほぼ欧米系外国人ばかりで、最初引きますが、旅行者にとっては居心地がなかなか良いのです。
メニューはどれも(私にとっては)ハズレなし。お値段もかなりですが。
今日は自分へのクリスマスプレゼントってことで、大奮発。



写真では伝わりづらいですが、どれも結構巨大サイズです。

ピーナッツバターシェイク(カロリーはいったい・・)28元と、玉子料理のアラカルト(野菜バージョン)30元、オムレツを頼んだつもりが、目玉焼きになりました(苦笑)。中国語でオムレツ、なんというのかわからなかったので(=煎蛋饼 jian1 dan4 bing3 また頼んでみたいです)。
無理せず、英語で頼めば良かった・・。

が、ポテトはカリカリ、トマト、玉ねぎ、人参、パプリカ、マッシュルーム(どれもサイコロに切ってあります)、野菜がたくさん食べられて大満足。食べ切れませんでしたが・・。
シェイクはなんと飲み干しました。

Grandma's Kitchen  建外Soho B座0103 7:30am-11pm

12月15日 景山公園東側

2007-12-15 22:49:05 | 北京 東城区


先週歩いた北大紅楼周辺が気に入ったので、再度散策することに。
今日は比較的風もなく、良い天気。

が、行きのバスで、ちょっとした事件が。
長くなるので、最近お気に入りのパッケージ達と共に、読んでいただければ・・(苦笑)。



学校から、故宮など北京市街のまん中に行くには、810路というバスに乗るのですが、土日は(平日はほとんど乗らないので、違うかもしれません)なかなか来なくて、バスのサイズも大きくない為、いつもすごく混んでいるのです。



北京のバスはドア2つの場合、たいてい前から乗車、後ろから下車するのですが、すごく混んでいると下車するために後ろの方まで行くのが、結構大変なのです。
ほとんどの人は、「降ります」と言いながら、無理やり後ろまで行って、下車してますが。

個人的にはこの、降りる一つ前から強引に、われ先になにがなんでも下車口まで行く、という行為が大嫌い。
地鉄も、乗り換え駅なんて、降りる人がたくさんいるんだから、ドアの前にいなくても大丈夫なのに、みんなドアまで行くのです。
そしてドアが開いたら、降りる人がたくさんいるのに、われ先に乗り込んでくる人達。これだけはいまだに、慣れることは不可能。

需要に公共サービスが追いついてないという気はすごくするけど、それにしても・・。オリンピックは本当に大丈夫なんでしょうか。



運転手の脇にずっと立っていた大きな荷物を持った夫婦が(日本人の目で見ると、後ろから下車するのは不可能と思われましたが・・)、「降りるから、前のドアを開けてくれ」(たぶん)と言ったところ、「下車は後ろのドアからだ」と運転手。
そこでおばちゃんと運転手のケンカになり、バス停でしばらくとまったまま。
結局前のドアから下車していきました。
おばちゃん、運転手とも(旦那さんはほとんど何も言わない)おそらく捨てゼリフをはき、ののしりあっていた、と思われます(聞き取り不能)。

車掌さん(女性のことが多い。今日も女性)は、「安全の為なんだから、後ろから降りてくれ」の一点張りだし、他の乗客もほぼ、後ろから降りればいいのに、という人多数。
前でも後ろでも、手っ取り早くやりやすいようにすれば、と思ってしまう私は外国人。

ちなみに↓に写真、クリスマス用のチョコレートです。



窓から北海公園、故宮を眺め、気分を入れ替えて下車。

「沙灘北街」。





「嵩祝院巷」。



「納福胡同」。布団に「Beijing 2008」の文字。





「东板桥街」。パンダのタバコ。買って帰りたくなります。

ここまでの路は、ずっと続いているのですが、この先の北側は、すでに大々的に取り壊されていました。
この辺りもいずれはなくなってしまうんでしょうか。
小さな個人商店、食料品店、そして店先には公共電話、練炭、鳥かごを持って散歩するおじちゃん、子供達も結構見かけました。
観光客ののん気なノスタルジーですが、失われてしまうのはあまりに惜しい気がします。






バス停の前の、イスラム料理食堂の店先で焼いている煎餅を、おそすぎの昼ごはんがわりに食べて、帰りました。



12月13日 投名状

2007-12-13 23:50:47 | 映画


東方新世紀影院にて、公開初日の「投名状」観賞。なんと70元也(=1000円強。高い)。





監督:陳可辛(ピーター・チャン) 庞青云:李連杰(ジェット・リー) 
赵二虎:劉徳華(アンディ・ラウ) 江午阳:金城武
莲生:徐静蕾(シュー・ジンレイ)
投名状 公式HP

清代末期、「太平天国の乱」の頃(はるかに詳しいHP・ブログがたくさんあるので、一応簡単に・・。これからご覧になる方もいるでしょうし)。
とある山村で3人が出会い、「義兄弟の契り」を結びます。
「投名状」とは、この誓いを示す証書(平たく言えば、めいめいが死罪(=殺人)を犯し、それをもって互いを拘束(?)、死ぬときは皆一緒、みたいな感じの書面の約束)のことです(うまく説明できませんが・・)。
またこの村の、北方中国独特の雰囲気が(セットであろうと)、なんとも素晴らしいです。
外国人ならではの感想なのでしょうが。
ロケ地は北京近郊の川底下村や、河北省義県の様です。

最初の戦いで、戦闘シーンは結構壮絶なんですが、鉄砲に肉弾(?)で立ち向かっていくところあたりが、この3人が一番仲が良かった(戦争は良くないけど)時期。
その後勝利を重ねますが、出世の野望もある役人あがりの青云(ジェット・リー)と、他の2人との間にズレが生じ、また運命の女・二虎(アンディ・ラウ)の妻(シュー・ジンレイ)の存在によって、兄弟関係が崩れていきます。

戦闘シーンはかなり長く(それでも大陸バージョンは結構カットされてるらしい)、目を覆いたくなるシーンも結構あるのですが、戦争の悲惨さを伝える為に、欧米からの非難は承知で(監督が「中国国民のために作った映画」だ、と答えているインタビューもありました)、そうしたとのこと。
アンディ・ラウが「殺すな、殺すな」とそのものずばり叫ぶシーンもあるし、戦争賛歌の映画でないことは、十分伝わってきます。
3人とも、深みがあって(役の上での性格は、ジェット・リー以外の2人、ストレートな性格ですが)、さすが。同姓としては、莲生(シュー・ジンレイ)は、かなり悲しい人かなと。
もう一度観に行ってしまいそうです。



この日はTVでも結構報道していて、出口調査(?)のごとく、「あなたは3人のうち誰が好き?」という質問も。私が見た局(CCTV6)では、アンディ・ラウが一番人気、「だってカッコいいから」だそうです。
報道もほぼ好意的で、入りも良いらしいです。私が観たのは14:10だったし、王府井では、チケットが高いせいか、お客さんはそれほどでもなかったですが。
来週はもう一つの年末の超大作、人民解放軍と国民党の戦争を描いた冯小刚の「集結号」が公開、さ来週は、王家衛の「My Blueberry Nights」が公開されます(※注 その後公開が一週間早まりました)。
「集結号」、観た方がいいのはわかっているけど、軟弱者の私、どうしようかな・・。
そして今日(14日)現在風が強いので、弱虫の私は観に行こうと思っていたライブ、やめました。トホホ・・。