Traveling Mood

「北京の休日」より改題しました。
2007年9月~08年02月、北京滞在時の散歩の記録と、その後の雑記など。

10月28日 CARSICK CARS

2007-10-28 23:39:47 | 音楽
10月2日~4日、北京でModern Sky Festivalというイベントがあったのですが、その記事を読んでいて、今年4月の SONIC YOUTH (ちなみに中国語では“音速青年”)北京公演の際に、前座をつとめたという、CARSICK CARSというバンドが気になったので、CDを探しにいってきました。

兵马司唱片(MAYBE MARS)という、一部で最近注目のインディーレーベルから出ています。
ネットで扱っているCD屋さんを検索して、分かりやすい住所のお店へ行ってみました。



すでにヨーロッパデビュー済で、同じレーベルから3rdを出している、JOYSIDE というバンドと並べて置いてあったので、なんとなく眺めていたところ、店員さんが話しかけてくれたので、どっちがおすすめか聞いてみました。
JOYSIDEは、全曲英語で外国人からの注目度も高いけど、店員さんはCARSICK CARSの方が好きとのこと。
私も遥か昔のCD屋の店員時代、お客さんから質問されれば結構真面目に答えていたことを思い出し、兄ちゃんの薦めに従ってみました。

福声唱片店 西城区平安里路口东行50米路南
住所の通り、新街口大街と平安里大街の十字路を、北海公園の方向へ東に向かって進んで、南側(通りの右側)にありました。
中国インディーズ系のCDが充実していますが、輸入CD、チャイニーズポップス、映画DVDも置いてあります。



CDを聴いたところ、SONIC YOUTH はもちろん、JOY DIVISION 等をホーフツさせる音。
最近この辺の音はほとんど聴いてませんでしたが、なんか自分の若かった頃を思い出します。
歌詞も3曲ほど英語ですが、他の曲は中国語。曲の題名も「中南海」(タバコの銘柄です)、「熊猫」(パンダ)など、なんともグッとくるセンス。ライブ見たいかも。
でもこちらのライブは始まるのが22時からとかなので、どうしようかなと思案中です(おばさんにとってはちょっと遅い)。

レーベル紹介
兵马司唱片 MAYBE MARS

バンドのプロフィールなどはこちら。ダウンロードもできます。
ROCK IN CHINA

My Spaceで試聴できるらしいのですが、私のパソコンではうまくできないので(たぶんなんかソフトが足らないのかも)、確かめていません・・。
そしてこの日はCD購入後、お散歩に出かけました。

10月28日 后海周辺

2007-10-28 23:21:35 | 北京 東城区


CDを買ったあと、ぶらぶらと后海方面へ向かいました。
昨晩、雷・大雨の嵐が去った後なので、あちこちで雨が残っていますが、空はとてもきれいでした。









なんとなくおきまりのお散歩コースを、また歩いてしまいました。
方砖厂胡同、芝麻胡同を通って南锣鼓巷へ。
この前9月には角にあった家が、改修中で取り壊されていました。



お昼がわりに、一度食べてみたかった、「文字奶酪店」へ。
「奶酪」とは、牛乳、砂糖、甘酒で作った、牛乳プリンのようなお菓子です。
コーヒー味をいただきました。5元。
ほんのり甘くて、やさしい味です。
ここは日本のガイドブックにも載ってますが、中国人観光客に大人気の様で、次々にお客さんが来てました。

文字奶酪店 東城区南锣鼓巷49号



北锣鼓巷、宝鈔胡同の辺りへ。
北锣鼓巷には、OWL BARという、雰囲気良さそうなお店が。



最寄りの地下鉄駅、「鼓楼大街」の駅前。


10月27日 日中交流会

2007-10-27 00:22:40 | 北京 学生生活
またもや寮のカフェでお昼。
おじちゃんはマフィンをサービスしてくれました。






本日は、大学主催の「日中おしゃべり交流会」なるものに、一度くらいは参加してみようと、行ってきました。
日本人は30名の定員近くまで来ていました。
中国人は気持ち多いかなという感じ。

いくつかのテーブルが用意されていて、2時間半の間に3回席替えをして、中国人と日本人で話をする、という形式。
中国人の皆さんは、授業で日本語を選択している大学2・3年生。
3年生の方だとかなり発音も上手。
謙遜して日本語は難しいとはおっしゃってましたが・・。

サッカーの試合観戦が好きな女の子は、中田英寿のファン。引退は残念。
英語が上手くないので難しいかもしれないけど、オリンピックのボランティア希望。
将来の夢は記者と話してくれました。夢が大きくていいなあ。

音楽が好きな女の子は、北京で9月8・9日に開催された「BEIJING POP FESTEVAL」という大きなイベントに(私は残念ながら間に合わず)、朝早くから並んで参加したそうです(パブリック・エナミー、NIN等出演)。
イベントに出演した、元スエードのブレット・アンダーソンがお気に入りで、北京に来てから、米・英のロックを聴くようになったと話してくれました。
好きな俳優はジョニー・デップ。どこの国の子もおんなじ。

情報の入手源は、みんなほとんどネットからで、映画もダウンロードして観ることが多いそうです。

ここ何年か「NO MUSIC」な生活をしてたけど、北京に来てから(時間があるからかもしれませんが)、また音楽が聴きたくなってきました。
「MADE IN BEIJING」な音は今しか聴けないだろうから、ちょっと重~い腰をあげてみようかな、と思います。

10月26日 「色・戒」延期 KFC 電台司令

2007-10-26 23:01:35 | 北京暮らし


本日の北京は霧。ロンドンの様です。
教室の廊下から見える風景。寒さには強い私も、今日はマフラーを巻きました。




授業終了後急いで、おなじみ王府井の「新世紀影院」へ。
今日から「色・戒」が公開のはず、だったのですが・・・。

また公開が延びたらしく、今日から11月1日からの前売り券(?)が、売り出しになってました。
今日購入すれば40元、明日から1日5元づつ値上げしていき、11月1日当日売り分は70元になるよ、という張り紙が。
なんじゃそりゃ~と思いましたが、しょうがないので、とりあえずチケットだけ購入して退散しました。はあ。




「新東安市場」の、ハロウィーン用撮影コーナー(?)。
パンプキンヘッドがランタンになってる・・。




KFCでお昼。メニューにマンゴーエッグタルトを発見。1つ5元(高!)。
さすがにおいしかったです。コーヒー、バーガーをあわせて23元也。




東方新天地のB1Fに入っているDVD/CD屋さんで、いろいろと物色。
「覇王別姫」のDVDが10元だったので試しに購入。
パソコンできちんと観れました(よし、他にも購入するぞ~)。

いまどき、CDを買う人はいないのか、規制があるのか、米・英系の音楽ソフトは新しいものはほとんどなし。
国内のアーティスト物はたくさん置いてありましたが・・・。



ちなみに「レディオヘッド」は「电台司令」。おもしろいので購入してしまいました。




他にもスーパーで、おもしろいので買ってしまった、パンダの子供用歯ブラシ。
スイカ味のコルゲート。試してみたらご報告します。




お土産としても有名な(?)、「大白兎」のキャンディー(上海のメーカーですが)。
このパッケージが、今のところいちばんお気に入りです。
ミルキーに似たミルク味で、けっこうおいしい。

10月21日 雍和宮周辺

2007-10-21 22:00:14 | 北京 東城区
地鉄「雍和宮」駅周辺を歩いてみました。



科挙の試験場があった「国子監」のある「国子監街」。
この道は本当にいつ来てもきれいです。




脇に入った「箭厂胡同」で、赤地にパンダがなんともチャイナな子供服発見(この道この間も通ったっけ)。


北京最大のチベット仏教の寺院群「雍和宮」の方へ戻り、まわりの胡同を歩いてみることに。

雍和宮の南側の「戏楼胡同」は、いたる所で民家を改修中。
ちょっとした仏具店や、食べ物屋さんがある、楽しい道。



練炭がたくさん積んであります。もうすぐ冬。




「藏经馆胡同」、この後すぐにこのお母さんは、そのままリヤカーに子供2人を乗っけて走っていきました。




「青龙胡同」(青い龍!)、新しく出来た地鉄5号線のおかげで、「雍和宮」はターミナル駅になった為、ここは駅も近いからか、胡同の北側は全部取り壊しの対象になってました。
ほとんど大きなビルに変わってましたが、かろうじて残ってた、味のあるお店。




前も通った「北新桥三条」の脇の胡同。ローラースケート。




この辺りは、ちっちゃな机を出して子供達が食事をしてたり、お母さんと一緒に声を出して本を読んでたり、洗濯してたり、今日は天気も良かったので、みんな本当に「胡同」が生活の場なんだなあと実感。


大通りに戻ると、小吃店でみんなが行列してたので(笑)、私も並んでみました。



大好きなジャンクフード「煎饼」、中国版クレープの立ち食いで、お昼。

鉄板にお好み焼きのタネみたいなのを薄くのばして、玉子を上に割って落とします。
玉子をのばしたらひっくり返して、クレープ(?)の上に辛いタレと香菜、ネギ、ゴマを振って揚げパンをのっけて巻いたら出来上がり。
冬に食べるのが一番合ってる気もしますが、あったかいうちに食べるとなんともおいしい。



かじった写真ですみません。このほうがわかりやすいかと・・。

この後映画館へ向かいました。

10月21日 兄弟之生死同盟

2007-10-21 21:35:35 | 映画
ジャンクフードのお昼のあと、字幕を求めて王府井の東方広場、「新世紀影院」へ。
「兄弟之生死同盟」を観ることに。



監督 趙祟基(ディレク・チウ)  兄:苗喬偉(ミウ・キウワイ) 弟:陳奕迅(イーソン・チャン) 警官:劉徳華(アンディ・ラウ) 父:王志文(ワン・チーウエン)

普通話で、普通話の字幕付きでした。

兄は香港で家業を継ぎ、弟は黒社会とは無関係に、アメリカで生きてきた。
が、父が殺され、兄が弟を香港に呼び戻したことで、弟も黒社会へ巻き込まれていく・・という話(もっと複雑ですが)。

香港→タイ→香港と舞台を移し、タイでは市場での派手なカーチェイスあり、最後は油麻地(香港の地名です。よくこういう映画で舞台になってます)でのアンディ・ラウとの対決あり。

日本での公開は絶対なさそう(失礼)な、まったくの娯楽映画で、よくある黒社会の抗争と、警察との話。こういう映画を観れるのがうれしいのです。




香港気分なので、ワンタン麺が食べたくなり(単純ですね)、おなじみ(笑)の、「金翠河茶餐廳」へ。
本日はスイカジュースと一緒に。なんと40元ですが、おいしいからいいや。

10月19日 慕田峪長城

2007-10-19 22:42:00 | 北京 観光地
学校の行事で「慕田峪長城」へ行ってきました。





よくガイドブックに「慕田峪長城」は、一番有名な「八達嶺長城」より、訪れる人も少なめでゆっくり観光できる、とありますが、確かに観光客は少なめでした。
城壁までの道が階段で、年寄りには少しきつい!(ケーブルカーかロープウェイ?もありました)
もう少しでもしかしたら紅葉を見ることができたかも。




持参したお昼を食べて、帰りはこのすべり台(?)で一気に降りました。けっこうおもしろかったです(40元!)。
お昼過ぎにはもう出発。帰りのバスでは、皆さん爆睡でした。


私はなぜか全然眠くなくて、隣に座った日本人、インドネシア人と3人でしゃべり続けました。
東南アジア系の皆さんは英語バッチリOK。私は何語もしゃべれないので、あやしい中国語、英語を混ぜて、かなり変な人だったと思われます。

インドネシア人の子は、両親は中国人だそう。だからか発音はすごく上手いのです。
この子にかかわらず華僑の東南アジアの皆さんは中国語の発音はとっても上手。

しかも、勉強は宿題以外まったくしてないよ~、毎夜バーに行って話す方が好きで、地下鉄で乗り合わせた人にも話しかけるようにしている、とのこと。話すのが上手いはずだよね。中国語をマスターしたら、次はイタリアへ行きたいそうです。

本気でカルチャーギャップを感じました。そして楽しかったですが、さびついた頭を回転させすぎて疲れました。


この後さらに学校到着後、クラスの皆さんとお茶。
私のクラスは(お互いうまくしゃべれないからしょうがないと思うんですが)、今だにぎこちない感じだったのですが、ここで少しは仲良くなったのかな~という感じ。


先ほどのインドネシアの子が、「みんなで北京ダックを食べに行こう」と提案。いい奴だ!
予約もせずに20人位で行ったため、当たり前ですが、1時間位ロス。

やっと席に着くと、中国語が上手い韓国人の男の子がテキパキと注文。
彼は結婚したばかりで奥さんを連れてきたのですが、私も一応(すみません、社交性がなくて)、いつ結婚したんですか~とか、いつ子供が生まれるんですか~とかは聴きましたが、全体の盛り上げ係になる程の能力はなく。

いまひとつ盛り上がってないな、やばい、と思っていたところ、確かに言ったかどうかわかりませんが、韓国人の子が隣のイタリア人に英語で「日本人は話さない、考えない」と話しているのが聞こえたような・・・(遠くに聞こえたので、違ったらいいけど。たぶん言ってます)。
私も感じてはいたのに、何もしていないのでトホホ・・・という感じ。

数だけは多いくせに、誰かの後についていくだけの、役に立とうとしない日本人。そしてそれを何とも感じてない日本人。う~ん。
本日はなんとも落ち込んだ一日でした。


夕食後10時近くだったのですが、若者の皆さんはさらに二次会(?)へ、老人の私はもう限界のため退散。
二次会で盛り上がってますように!!

10月17日 鉄三角

2007-10-17 22:13:04 | 映画


学校近くの「五道口电影院」で、「铁三角」を観てきました。

香港映画界の三大巨匠、徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)、杜峰(ジョニー・トー)の共同作品(オムニバスではなく3分の1づつ撮影を担当)。
任達華(サイモン・ヤム)、孫紅雷(スン・ホンレイ)、古天楽(ルイス・クー)主演。3人ともいい味出してて、本当にカッコ良かったです。
このブログをみてくださっている方は、(変な意味ではなく)香港映画に興味ない方がほとんどと思いますので、以下クレジットは省略します。

なんと字幕はなし・・、ショック。広東語ではなく普通語で吹き替え(なのかな)オンリー。
なので、10分の1位しか聴き取れませんでした。

が、犯罪映画、かっこよく言えばノワール物(笑)好きには、たまらない映画です。

3人が、ひょんなことから、命の危険(?)を冒し、法を犯して秘宝を盗みます。
そのお宝をめぐって、不倫あり、おっかける黒社会の方々がいて、最後は警察も追ってきて、ついに終末を迎える・・・というお話(テキトーな説明で申し訳ない。これからご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので・・・)。

ちょっとした出来事がどんどん手に負えなくなっていく、犯罪ものによくあるパターンで、暴力シーンもありますがどこか力が抜けた感じもあり、人間ってバカだなあとしみじみします。
「グッドフェローズ」(笑)が好きな方には、おすすめ。私はかなり気に入りました。
もう一度字幕付きで観たいです。

香港映画祭のオープニングで、日本でも上映されるそうです。
2007年 香港映画祭
鉄三角 公式サイト




超、余談ですが、ケーブルTV「星空」で、夕方6時から「NARUTO」(ちなみに中国語の題名は「火影忍者」)を放映していて、なんとなくつけてることが多いのです。
日本でも甥っ子と一緒に、会社が休みのとき観ていたのに、今さらながら、オープニングテーマの(何年前の曲だよ!)、サンボマスター「青春狂騒曲」、似てりゃいいってもんじゃないけど、チバユウスケ氏などに通じる、ドナリ声系(?)の歌い方で、最近お気に入り。毎日ちょっと楽しみ。

10月14日 西直門 SPINELLI COFFEE

2007-10-14 21:45:06 | 北京 西城区
北京の西北部のターミナル駅、西直門駅周辺を歩いてみました。
駅の周りは、再開発のまっただ中です。

駅の北の方へ向かいました。
「交大東路」と「高梁橋斜街」という道の交差点の角で、かわいい犬を発見。
あんまりいい感じだったので、写真を撮らせてもらいました。





なるべくかわいく撮るためにと(?)、飼い主のおばちゃんがなだめてくれましたが、ブスっとしてました。
私から見ると、そのブスっとしてるところが、かわいいのですが。



しかしこの家も「拆」(取り壊しが決まって、立ち退いてくださいという建物にかかれるのが「拆」の文字なのです)。
この家も、もうすぐなくなってしまうんだなあ・・・。幸運を心よりお祈りします。



辺りは廃墟と化してました。本日はこれにて退散。
治安等をちょっと調べてから、また散歩してみたいです。


西直門駅に戻り、複合ビル西環広場に入った、9月にオープンしたばかりのショッピングモール「嘉茂贈物中心」へ。

「SPINELLI COFFEE」という、シアトル系のカフェの前で、盛大に呼び込みをしていたので、ここでお昼。



開店記念でカプチーノ19元のところ10元。
クロワッサンはなんと8元!!温めてくれましたが。
店員さんもなんだかまだ慣れてなくて(?)、カプチーノもちょっと形がくずれてますが、大満足の味。

価格がかなり高いから? お客さんがほとんど入っていない!
が、私の後に、子供1、大人3人のファミリー、いまどきの男の子(たぶん地元の子と思いますが、留学生だったりして)が入ってきました。
男の子は外から丸見えの一番目立つ席に、英語の雑誌をマガジンラックからチョイスして座ってました。なんかいいなあ。
がんばれ、SPINELLI COFFEE!

SPINELLI COFFEE、望京の「嘉茂贈物中心」にも支店があるそうです。

晴天すぎて、写真はいまいちの出来ですが、なんかほのぼのとした日でした。




雑誌「ART&DESIGN」の表紙。
この写真より、もっとなんともきれいな青なので、またジャケ買い。

10月13日 北新橋

2007-10-13 23:00:43 | 北京 東城区



新しく開通した地鉄5号線に乗ってみました。





乗り換え駅「雍和宮」の様子。ホームまで中華風。


次の「北新桥」駅のホームは普通でした。ここで降りて「北新桥头条」を歩いてみました。



屋根の上に猫。写真を撮ってたら、男の子が「マオ(猫)!マオ!」と言ってくれ(?)ました。






この道はかなりなごみました。

が、すぐに雨が強くなってきたため、散歩は中断。雨宿りを兼ね近くの地元っぽいスーパーで、ミッフィーの消しゴム購入。
2個で1.5元。高いのか安いのか良く分かりません。