今回は久し振りに石膏デッサンです。
昨年の続きを描いてもよし、新たに別の石膏像を描いてもよし、
斜めから光が当っている通常の石膏デッサンの他に
窓を背に逆光の石膏像と静物の組み合わせもありました。
前回、ラオコーンを描いていましたので、その続きを描く事も考えたのですが
逆光の中の石膏像と静物がなんとも素敵なので今回はこちらを描いています。
こちらのデッサンは明暗の表現が一番のねらいです。
形の狂いは二の次、正しく形が取れているに越した事はないのですが、まずは明暗。
普段の石膏像の時は無視する窓枠やエアコンの噴出し口も描きます。
窓の外の建物も描きます。
今回はパステル用のベージュのキャンソン紙(裏)を使っています。
木炭紙よりずっと小さいF6サイズなので、小回りの効く鉛筆で描いています。
このデッサンの場合、形を取らずに 明暗を描いてから
形を描いていく方がいいそうです、ねらいは明暗ですから。
とはいえ全く当りも付けずに明暗を入れられないので
簡単に線描き後、明暗を入れました。
鉛筆ですのでなかなか進みませんが失敗は少ないように思います。
デッサンが狂っていますね、あの部分、今すぐ直したい所ですが
次回じっくり見て修正します。
色付きの紙を生かす為に一番明るい所は白で描く予定です。
で、「白」を試してみました。
色鉛筆の白は薄付きで時間が掛かりそうです。
水彩の白は紙が薄いので、広い面積を塗ると紙がヨレヨレになりそうです。
コンテの白はきつ過ぎるそうなのでちょっと考えます。
紙に描いて試した結果、ダーマトグラフの白が一番使えそうです。
鉛筆の上から塗ると汚くなりますが、
これは先にフィキサチーフで定着させるのがいいのでしょうか?
次回までに試してみないといけませんね。
2時間で描きあがるつもりでしたが、意外に手強いです、逆光。
次回もこの続きを描きます。