デッサンが楽しい♪ ~紙と木炭と時々色で遊ぶ ~ 神戸

描く技術より、目を鍛え本質を見極めたい
デッサンの会で描いたデッサン、カリキュラムの他
展覧会やお店をボチボチ紹介

グスタボ・イソエ展+野外スケッチ(2)

2011-11-30 | 作品紹介・展覧会情報

磯江さんはスペインに渡ってマンチャ(汚れ)と呼ばれるデッサン法を学んだようです。

webで検索してもヒットしません、捜し方が悪いのか・・・

紙の目に擦り込むような描き方のようですが具体的にどんなものかわかりません。

木炭デッサンは殆ど無いようで、鉛筆でのデッサンを残されています。

技法と関係があるのでしょうか?また、調べてみようと思います。

美術館で磯江展を堪能した後は、腹ごしらえです。

スケッチ先の戒壇院の近くのお蕎麦屋さん「喜多原」です。

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建物の入口が道より少し低くなっています。

平屋の古い民家のようです、座席数もそう多くありません。

既に家族連れが1組待っていました、私達も外で待つ事に。

狭い道路ですが車がよく通ります。

しばらくして、お座敷のテーブルに6人一緒に座る事が出来ました。

ちょっと窮屈でしたがちゃんと座れます。

ここのお蕎麦はそうめんかと思う位細麺です、

でも、最後まで麺が伸びた感じは無く、美味しく頂きました。

暖かいとろろそばが980円でした。

大体それ位のお値段でした、麺がなくなり次第閉店。

事前に電話で聞いてみましたが、日・祝は午後3時頃に閉店するそうです。

通りの突き当たりに戒壇院が見えます。

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これはスケッチの帰りに振り返って写真を撮ったものです。

午前中は晴れ間もありいいお天気でしたが、戒壇院についた頃にポツリポツリと雨が・・・

せっかくここまで来たので諦められず傘を差したり、木の陰に入ったり、

各々雨を避けながら(諸ともせずといいますか)スケッチをしてきました。

111123_184701 ココです→ 111123_133402

とっても淡彩です。水を汲み忘れ、Aさんに分けて頂きました、

ありがとうございます<(_ _)>

雨が降っているので絵の具の乾きが悪いです、当たり前ですが。

少ない水で描けるか心配しましたがそれが返って良かったようです、

いつものようにたっぷり水を使うと失敗していたと思います。

雨に濡れた石畳がいい風情です、私のいた場所は広葉樹が雨を防いでくれました。

時々濡れた葉っぱが降ってきますが大丈夫でした。

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戒壇院とその周辺です。

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戒壇院の階段の上から先程のお蕎麦屋さんのある方向を撮影。

スケッチは1時間半ほどで終了して帰路につきました。

雨でコンディションが悪かったのと、途中で帰られた方がいらしたのと

私は風邪がまだ治りきっていなかったので合評はせず帰りました。

終わり間近、W氏の完成作品(大仏殿のスケッチ)は見せて頂きました、

雨の日も思わぬ効果が出てそれなりに面白いと、とってもポジディブなお話が聞けました。

なるほど・・・勉強になりました( ̄ー ̄)v

家族への手土産は、大仏プリンと、きなこだんご、駅で売ってます。

「奈良に美味い物無し」と有名な誰かさんが言ったそうですが

いえいえ、お蕎麦もプリンも団子も美味しかったですよ~

磯江展の紹介とランチのお店やスケッチどころについて

色々相談に乗って下さった岡田先生、ありがとうございました<(_ _)>


グスタボ・イソエ展+野外スケッチ

2011-11-25 | 作品紹介・展覧会情報

11月23日奈良まで行ってきました。

祝日だからでしょうか?それとも紅葉シーズンは毎日こんな感じなのか

近鉄奈良駅は観光客らしき人がたくさんいました。

1番出口へ向かう通路に割引券のついたカラーのチラシがあったので

それを持って出口を上がると展覧会はこちらの案内があって分かり易い。

それを無視してお店が並んでいる通りを歩く、

チケット屋さんがあったらいいなぁ~と思っていたのですがありませんでした(^_^;A

※三宮から近鉄奈良まで約1時間半、乗り換え要らずで楽チンですが、

片道940円、そこそこ掛かります。

私は10時頃美術館に到着、

美術館出口での集合は11:30なので1時間半ほどあり、ゆっくり見られるつもりで入館。

紙と鉛筆でこんな素晴らしい作品が描けるのだと感動しました。

病気で53歳の若さで亡くなった事、その作風の緻密さ故か、生涯作品数は多くないようです。

超リアルな作風から一昔の画家だと思っていましたが2007年没です、

10歳も違いません、同世代と言えます。

殆どが板か紙に描かれています、押さえた色調と簡素なモチーフと構図

全てが美しいと感じました。

今までスーパーリアリズムは退屈、

それやったら描かんでもカメラで撮ればいいやん・・・と思っていました。

でも、この方の絵は違います、崇高な精神性を感じます。

「物は見ようとしたときにはじめて見えてくるー磯江毅」

深い言葉ですねー

今回、デッサン画も多数展示されており、一室で映像も流れていました。

映像、見たかったのですが集合時間が迫ってきて諦めました、残念。

今、色んな所で街並みや公園などを使ったアート展が開かれています、

その殆どが現代アートです、それも好きで楽しいですが、

こんな緻密に描かれた作品展にも多くの人が足を運んで欲しいです。

「奈良県の広報さん!もっとアピールしなきゃぁ~~!!」

デッサンをするという事、絵を描くという事、身が引き締まる思いがしました。

図録買いました(画像右、左は入館時にくれるパンフ)

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ちょっとぉ~値段高過ぎるやん、3990円って・・・( ̄  ̄;)

ハードカバーにせんでいいのでもっと買い易い値段にして欲しいです。

しかも、けっこう重い(ーー;)

***次ブログに続く


雛の会 9th

2011-11-25 | 作品紹介・展覧会情報

●雛の会 9th

独立美術会会員4名による作品展

(井澤幸三・伊藤弘之・門脇正弘・廣田政生)

2011年11月22日(火)~27日(日)

11:00~18:00(最終日は17:00まで)

ギャラリー雛

西宮羽衣町5-28

℡0798-33-0702(画廊)

阪急夙川駅 マクドナルド沿いに西へ100メートル


第10回兵庫県日本画歩みの会展

2011-11-25 | 作品紹介・展覧会情報

●第10回兵庫県日本画歩みの会展

11月22日(火)~27日(日)

AM10:00~PM5:00(最終日は4:00まで)

兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー東館 1・2階

ギャラリー催し物案内はこちら

神戸市灘区原田通3-8-30

℡078-801-1591

JR「灘駅」北口から徒歩10分・阪急「王子公園駅」西口から徒歩8分

入場無料


奈良県立美術館・磯江毅展&スケッチに行こう!

2011-11-17 | スケッチ

来週11月23日(水・祝)は希望者だけで

奈良県立美術館のグスタボ・イソエ展を見た後、スケッチをする予定です。

午前中:奈良県立美術館で絵画鑑賞

昼食:美術館の出口で集合し、近くのお店にて

午後:戒壇院近くで2時間程度スケッチ

雨天決行ですが、雨が降ればスケッチは無理かも知れません。

雨天は困りますが、日差しが強いのも目が痛いです。

気温が高めでちょっと晴れ間が出るぐらいがいいんですが・・・

そんな都合のいい天気になりませんよねぇ~(^_^;A

水彩絵の具は久し振りです、忘れ物しないように早めに準備します。


2011/11◇今月のデッサン・コスチュームの女性(2)

2011-11-17 | 今月のデッサン・課題

今年の秋はいつまでも暖か~い

と思っていると急にいつもの秋の日がやって来ました。

油断してしっかり風邪を引いてしまいました。

みなさま大丈夫でしょうか?

薬が効いて体調が良いうちにさっさとブログを書いてしまいます。

前回に引き続きコスチュームの女性の2回目です。

以前、民族衣装やバレエの衣装でお世話になっているモデルさんです。

いつものように20分×4回の固定ポーズ、このポーズは今回で終わりです。

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少し上を向いている表情というのが案外手強い、

肩の位置を何度か描き直し、腰から下を一度布で掃ってざっくり消して描き直しました。

消したといっても木炭で描いた跡がしっかり残っているので

それに惑わされないように測り棒を使って描いていきます。

向かって左の脚は5ミリほど左にずらしました。

そんな事をやっていると、このポーズの一番大事な部分、

上向きの頭部をうっかり残してしまう所でした。

慌てて、このポーズ一番の狙い、上向き加減の頭部を描き、

全体のバランスを整えた所で終了。

一応ちゃんと地面に立っているので、それはいいとして、脚太いかも・・・?

腰に当てている手は殆ど描けず、胸に当てている方の手も途中、

ブーツも描けていません、

コスチュームですから素材の持つ風合いや色味をもっと出せたらと思ったのですが

デッサンを何年やってもこんな調子です。。。。(-_-;)

3歩進んで2歩下がる・・・って歌が昔ありましたが、まさしくそんな感じです。

あと1回あれば・・・と思います。

***

次回はトルコ人の男性がモデルで来られます。

会場の都合でこの方は1回だけです、

いつもと違った気分で画面で遊ぶような気持ちで描いてみましょう

と先生から(大体そんな感じの)コメントがありました。

どんな方が来られるのか楽しみにしています。


2011/11◇今月のデッサン・コスチュームの女性

2011-11-14 | 今月のデッサン・課題

今年の秋は暖かいですが、時折秋らしい日があります。

モデルさんも裸婦では寒いので、

そろそろコスチュームでのデッサンに変わります、

春になるまでしばらくは着衣でのデッサンが続きます。

今回は普段着の女性の立ちポーズです。

いつもの様に20分×4回の固定ポーズ

顔を斜め上に向けて、遠い空を見ているような感じでしょうか、

チュニックが女性らしい可愛らしさがあります。

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頭部がちょっと大きいようです、

肩の位置をもう少し上げて頭部を小さくしてみましょう、

もっと上を向いている印象があります、そこも要チェックです。

全体のバランスもどこかおかしいようです、

もう一度良く見直してみます。

裸婦に慣れてしまうとコスチュームが上手くいかないのは何故でしょう??

うっかりすると服から頭や手足が生えているような表現になってしまいます。

体の軸を考えないで描くとこのような事になるのでしょうね、

今回は漫然と描いているせいも有るかも知れません、

毎回自分なりの狙いを決めて描かないと

説得力のないデッサンになってしまうような気がします。

せっかくの時間を無駄にしないようにしたいですね。

***

今月は第3週の16日と第5週の30日にデッサン講座があります。

お間違えのないように。

第4週、23日は奈良美術館(グスタボ・イソエ展)+スケッチを企画しています。

先生の指導はありません、希望者のみの参加です。