前回の続き、石膏像の2回目。
前回、説明が足りないように思ったので石膏像の紹介をします。
①ボルゲーゼの闘士 ↓ 比較的描きやすいそうです。
②マルス ↓ 難易度は少し上がります。
③ヘルメス ↓ 片腕を上げているので肩の位置が分かりにくく難易度は高いそうです。
前回と少しでもずれていると描き進めるうちに辻褄が合わなくなりそうなので
慎重に場所を探る。皆さんそのような感じです。
私は前回撮ったケータイの画面を見ながら、木炭紙の端にメモった番地から確認。
* * *
まずは縦横のバランスが気になっていたので全体をはたいて測り棒でバランスを見る。
縦に長くしないといけないのでは・・・と思いながら測ってみる。
う~ん、ほぼ合っています。
これは一体どういう事なのか、先生にも同じイスに座って見てもらいました。
縦に長くするどころか、横の幅の方が少し広いそうです。
私の座った位置は誤魔化しがきかない難しい角度ですと言われました。
一見すると複雑な部分もなく、どう難しいのか分からないものの
どうしても上手く形がとれませんでした。
描いているうちに修正できると思ったのですが、顔の描き込みの途中で、先生から指導。
「石膏の横にデッサンを置いて遠くから見てみましょう」
かなりおかしな事になっていました。
頭を傾げて下を向いていますが、どうしても垂直にしたくなるようです。
これは私のクセなのか、誰もがそうなのか分かりません。
鼻筋の方向、右側の頬の面積、顔の微妙な輪郭などアドバイスを頂いたので、
その後、何度も石膏の横にデッサンを置き、行ったり来たりしながら描き直しました。
時間が迫るとどうしても完成したくなり、
無理やり陰影を付けた部分があるのは反省点。
失敗したという事ではありません。
「完成を目指さず対象物をしっかり見る事」が今回の狙いであったはず
しっかり見もしないで影をつけた事に反省しています。
もう少し納得できるまで続きを描きたいです。
苦労しまくったデッサンです ↓
先生「石膏をしっかり描くと次の人物デッサンの時、腕がグッと上がっているんです・・・」
私の心の声『えっ、ほ、本当ですかぁ~?!』
先生は年の最後にそんな呪文を残してお帰りになりました。。。
みなさま、良いお年を♪