デッサンが楽しい♪ ~紙と木炭と時々色で遊ぶ ~ 神戸

描く技術より、目を鍛え本質を見極めたい
デッサンの会で描いたデッサン、カリキュラムの他
展覧会やお店をボチボチ紹介

2012/7◆今月のデッサン・横たわる裸婦(2)

2012-07-29 | 今月のデッサン・課題

前回に続き、寝ポーズの裸婦です。

僅かにポーズにズレがあるように思います、2週間も空いているので仕方ありません。

それに、自分のデッサンが正確かと言われたら自信ありません(^_^;A

今回見えているポーズと紙の上のデッサンのズレはどうしたらいいのか?

しばらく考えて、先生にアドバイスを貰う事に。

このままでいきましょうという事で。

大体の形は前回に取れているので後は明暗だけ、

腰から上と下に分けて描き込むことにしました。

120725_115401

頭部の大きさと腕のボリューム、下になっている足が細いのでは?

と指摘されたので線1本分ほど太く、足も大きくしたら、頭部とのバランスが良くなりました。

床面に当っている腕や足がその床を押しているという意識で描く。

下になっている腕の肩~背中の関節を意識する。

国によっては美大で解剖学も習うそうです、

ダヴィンチもそのようなスケッチをたくさん残していますしね。

肩の位置が分かりにくいポーズはその辺りがあやふやになりがち、

人体の関節や筋肉の付き方など解剖学的な知識が生きてくるのでしょう。

面白いような、面倒くさいような(^_^;)

次回は別のポーズになります。

暑いですが体調を整えていいデッサンを描きましょう。


TEXASからこんにちは②

2012-07-18 | 旅行

  こんにちは。くろみつきなこです。
車でハイウェイを走っていると、レンブラントの看板が見えたんですよね。
どこの美術館?フォートワースはこないだ行ってるし。ダラスかな。
でもレンブラントはオランダで見たからなぁ。
そんな話をしていました。
で、後日また看板に遭遇。「Arlington Museum」と書いてあったのが見えました。
え!?この小さな街に美術館なんてあったっけ
調べてみると、小さな小さな美術館がありました。
こんなところにレンブラント?
まさか1枚であんな看板出さないでしょう?せめて3枚は来てるはず(笑)
とりあえず行ってみる?
ということで・・・
Rembrandt1Arlington Museum of Art
公民館をちょっとおしゃれにしたような そんなところでした。
そして中に入ってビックリ!虫眼鏡を渡されました
そう、レンブラントのエッチング展だったんです。
Rembrandt6
ちょうどハガキ大ほどの大きさの絵が
40枚ほどでしょうか、展示されていま
した。(少し大きなものもありました)
一枚一枚を虫眼鏡で見て回る こんな
美術展は初めてで、なんだかとても
面白かったです
油絵の大作を見るよりもこのほうが隅から
隅まで鑑賞したような気がします。
←ちなみにこれはお土産屋さんで買った
絵ハガキです。
二階に上がると、映像で生い立ちや代表的な絵画の説明を観ることができました。
Img_1975_3 Rembrandt3_2
パネルのところは写真を撮っても大丈夫 と言われたのでここだけ写しました。
ユニークな美術展。ちょっとびっくりしましたが、じっくりと楽しめて良かったと思います
スポーツバーで食べた「ダルビシャスバーガー」。
07158ダルビッシュ + デンジャラス のダルビシャス。
これは二人でも食べきれませんでした

第3回 洋画ベル・クレール会展

2012-07-17 | 作品紹介・展覧会情報

●第3回 洋画ベル・クレール会展

原田の森ギャラリー 本館1階B

2012年7月24日(火)~29日(日)

10:00~18:00(入場は17:30まで)

初日13:00から、最終日は16:00まで

神戸市灘区原田通3-8-30

℡078-801-1591

JR「灘駅」北口から徒歩約10分・阪急「王子公園駅」西口から徒歩約6分

◆油絵・ペン画 約 100点 (入場無料)

ベル・クレール会は県立美術館王子分室 原田の森ギャラリーの洋画教室

(講師 安田祐治)にて油彩・ペン画淡彩等を学び描いているグループの会です。


2012/7◆今月のデッサン・横たわる裸婦

2012-07-14 | 今月のデッサン・課題

7月の2回は裸婦です。

しばらく振りの寝ポーズです。

寝ポーズは描きづらい場所があるので、正面近くに集中します。

後ろ姿もいいのですが、やはりムードのある正面が人気です。

頭部の方からも面白いですが膝までしか見えないので、

反対側、足元からにしました。

床面を接している腕や足で押している、というイメージで描くといいそうです。

120711_115201

こんな感じです、床を押していますでしょうか?

***

明日の為に麦茶を沸かして・・・その間にブログをと思って開いたのですが、

お茶の方が先に沸いてしまいました。

眠い・・・ので続きは明日に。

では<(_ _)>

***

やっと、戻りました、では、続きを。

寝ポーズの場合、見る角度によって紙を縦に使うか横にするか変わってきます。

私のところはギリギリ横にしています。

もう少し右に寄った場所からなら縦にしないと入らないでしょう。

紙の形に惑わさたり、無理やり入れようとしてデッサンが狂ってしまうこと良くあります。

全体を入れるつもりが描いていくうち肘がちょっと切れてしまいました。

ウーン、、、このままいきます。

今回、身体をひねり、膝も曲げ、頭部も床面につけています。

輪郭を追いかけるのではなく、まず正中線を引いて描くのがいいそうです。

頭部の正中線、首の、トルソの、足の、

それぞれの正中線を引いて肉付けするという事です。

デッサンの基本ですが、輪郭から描いても何とかなるポーズもあったりするんです、

今回はそうはいきません。

複雑に傾きが変わりそれを捉える為にはやっぱり正中線が大切だと思います。

このポーズ、ひねりもあるし身体の傾き加減など崩れ易いと思いましたが。

モデルさんがしっかりポーズを覚えてくれているのと

先生のチェックも厳しくて、殆どブレがなく集中して描けました。

次回、同じポーズで続きを描きます。


第62回西宮市展

2012-07-10 | 作品紹介・展覧会情報

会員の渡邊さんから市展開催の情報を頂きましたのでご案内します。

洋画部門で入選されています。

開催期間が半分ほど過ぎていますがどうぞご高覧下さい。

第62回西宮市展

西宮市立市民ギャラリー

2012年7月5日(木)~15日(日)

10:00~18:00(9日月曜休館、最終日15:00まで)

【主  催】
西宮市、(公財)西宮市文化振興財団
【協  賛】 西宮商工会議所、(財)西宮市大谷記念美術館、西宮芸術文化協会
【お問合せ】 (公財)西宮市文化振興財団 事業課 0798-33-3146


TEXASからこんにちは

2012-07-10 | 旅行

こんにちは   くろみつきなこです。
ただ今テキサスに滞在中。
素敵な景色に出会ったら絵でも描こうかと思っていましたが、なかなかじっくりと
腰を据えてという感じでもなく、とにかく外は暑いのでじっとしていられません。
なので 撮ってきた写真をもとに、ちょこっとだけ描いてみました。
テキトーな感じで恥ずかしいのですがUPします。
06182_8 06181_2

フォートワースのストックヤードは西部劇に出てくるような 「これぞテキサス!」という
イメージの街で(西部劇見たことないけど)、観光にとても人気があります。
カウボーイのショーやロデオなどを観られる施設もありました。
お土産屋さんも充実しています。やはりここはカウボーイハットを買わないと
こちらでは割と普通にみなさんかぶっておられるので私もかぶっています。
先日、フォートワース近代美術館というところに行ってきました。
安藤忠雄さんの建築で、ガラス張りの建物と水辺、そして緑がとても美しい美術館
でした。
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7 6_4
8 5_4
7、8月の特別展で LUCIAN FREUD(ルシアン・フロイド) という方の作品が展示さ
れていました。
私は、画家や作品に大変疎いので、恥ずかしながら今回初めて知りました
みなさんはご存じでしょうか。
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以下、Wikipediaより転記

祖父は精神分析医のジークムント・フロイト、兄弟のクレメント・フロイド政治家

彼はドイツベルリンで生まれたが、1933年に家族と共にイギリスに移住し、1939年にはイギリスの市民権を得ている。セントラル・スクール・オブ・アートなどで絵画を学び、1944年に初めての個展を開いた。

彼の初期の作品はシューレアリズムを連想させ、人々や植物が風変わりな仕方で隣り合っており、絵具の塗厚(トコウ)は比較的薄いものであった。しかし1950年代からはポートレイト、特に厚い塗りでヌードを描くようになった。彼の色使いは控えめである。

フロイドのポートレイトは、ただ床かベッドに座っているか寝そべっている人物を描いたものである。登場人物はしばしば彼の身近な人々…家族・友達・仲間の画家・恋人・子供が多い。フランク・アウアバークフランシス・ベーコンデイヴィッド・ホックニーもモデルになっている。

2005年には、彼の描いたケイト・モスのヌード肖像画が390万ポンド(約7億7千万)で落札されて話題になった。

さらに2008年5月、別のヌード肖像画が3360万ドル(約35億3千万円)で落札され、存命中している画家の絵画作品の販売価格として世界記録となった。

2011年7月20日、ロンドンの自宅で死去。88歳没

人物画(特にヌード)がたくさん展示されていたのでいい勉強になりました
そうそう、ここに併設されているカフェもとても素敵です!
11 14_4

2012/6◆今月のデッサン・石膏像(3)

2012-07-01 | 今月のデッサン・課題

石膏デッサンの最終日です。

私は逆光がテーマの位置から石膏&花瓶&ボトルの続きを描きます。

色の付いた紙に描いているので一番明るい部分を白で描こうと

ダーマトグラフの白とジェッソを持参。

残念ながら朝から曇り、眩しいような逆光とはなりませんでした。

やさしい逆光とでもいいましょうか。

それでも部屋の中より外の建物の方が明るいようなので

そこをダーマトで白く(結局ジェッソは使わず)

石膏はさらに暗く、窓のサッシもさらに黒く。

白いクロスの反射もよく見て描きます。

終了前の20分ほどで合評をしました、久し振りです。

まずは逆光グループから

120627_113201 120627_113301

上のデッサンは、多分、全部木炭だと思います。

室内に置かれた瓶や石膏の暗さがよく出ています。

120627_113401  

左上は水彩で、右上は鉛筆下は木炭、今回の狙い通りの仕上がりではないでしょうか。

曇りでも背景が明るくてハレーションを起こして、画像が悪いですね。

特に上2つ、よくわかりませんね、携帯写真はこれが限界でした(-_-;)

画像が小さいのとわかり難いので自分のは家で撮り直しました。

120704_144601

モチーフがわからないので、石膏1回目の時の画像を再度UPしておきます。 120523_114801

この様な逆光の課題は木炭で描くのがいいそうです。

今回は形ではなく、あくまで明暗が第一、

石膏は白いですが陰になってかなり暗くする必要があります。

鉛筆では暗い部分を描くのに時間がかかります。

水彩も向いているそうです、ササッと形を描いて後は筆で明暗をつける。

木炭より大きな面積を一気に塗る事ができます。

***

逆光グループ以外のグループは、ラボルト、ボルゲーゼの闘士

120627_114201 120627_114301

メジチ、モリエール、

120627_114302 110810_114702

もう一人、奥で描かれていたのですが石膏の画像を撮り忘れました。

120627_114401  120627_114402

120627_114501

同じデッサンが重なっています、

ハレーションで見辛いです、ご容赦ください。

こちらは通常の石膏デッサンです。

仕上がりに近づくにつれ目を大きく描いてしまいがち、

東洋人と石膏像のような西洋人の骨格の違いがあり

石膏像の目が大きいと勘違いしますが、

上瞼、下瞼のお肉をちゃんと描きましょうという事でした。

目の周りの美味しいお肉をちゃんと描くのだそうです。

あと、メジチなど、クルクルの髪についても話しておられましたね、

あぁ、何でしたっけ・・・

すいません、ざっくりした事は覚えているつもりですが、うーん、忘れました。

***

色の付いた紙に描く、というのも提案されていました。

中間トーンの紙で暗い部分を黒で、明るい部分を白で描くというもの。

これから先にそんな課題が入るかも知れません。

色んな描き方をやってみる、いいですね~~

久し振りの合評会、興味深い話がたくさん聞けて、楽しかったです。