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梅雨明けをあっけらかんと言う夫
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梅雨明けの空一刷毛の白き雲
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白南風や番烏(つがいからす)の動かざる
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余り苗なりのプライド清しとも
なんとも早い梅雨明け。
長梅雨は嫌だけど、夏が長いのはもっと辛い。
夏が嫌いな理由は、沢山あり過ぎて、発表はしないけど。
とはいえ、昨日のなんとも耐え難い蒸し暑さと比較したら少しましな本日の暑さ。
湿度が幾分低い。
強めの風が涼しく感じられる。
「白南風」だろうか。
空の色の青さが増してくる。
白い雲が綺麗。
夕方、少し余裕ができた。
近くの田んぼまで、ミニウォーキング。
苗が随分、伸びて落ち着いてきた様子。
青々と風に靡いてる。
毎年見かける、余り苗。
最近、その意味を知った。
根付かなかった苗の、補植をする為に、田んぼの片隅に苗を寄せ集めておく。
なにごともなければ、捨てられてしまう。
それでも「正選手」と同様、その時までを、すくすくと育ちゆく。
なんだか健気。
その早苗田の、ひとところに二羽のカラスが、じっとしている。
番、つがいとしたが、夫婦か親子か、兄弟か友達かは、定かではない。
ただじっと動かない。
近づくと、ちょっとだけ二羽揃って移動する。
怪我をしている風でもない。
夕方なんだから、早く山へ帰ればいいのに。
と、余計なお世話。
「からすのかってでしょ!」と言われそう。
新しい棲家の相談か、何か美味しい獲物を待ってるのか。
まぁ仲良くやりたまえ、とオババは帰路につくことにした。