蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

鬼の子

2022-10-30 21:38:00 | 日記














       秋日向燦々と黄なり石蕗の花





















       鬼の子のいつの間にやら転居して























       並木日々黄葉してゆくつつが無し




























       晩秋の見るものなべてハロウィン色




庭に、石蕗の花が咲いた。
毎年、お寺の裏に咲くのを見つけ、冬の到来を感じたものだが、今年は我が家の方が、早かった。
一輪だけだが、蕾のものがまだ数輪ある。
その少し東側に、楓の木があり、二年前、蓑虫がぶら下がっているのを発見した。
孫たちに早速教えて、しばらく楽しんだが、いつの間にか忘れてしまった。
半年くらい経った頃、孫が紙粘土で、いろんなキャラクターを作るのに熱中した。
ハウルやトトロに、登場するキャラクターが主だったが。

それを庭のあちこちに置いて、撮影して、楽しんだ。

楓の木には、小トトロが似合った。
あちこちの枝に置き、カメラやスマホで撮る。その時もまだ、蓑虫はそこにぶら下がったまま。
「まだ蓑虫居るのかな。」
多分もう成虫になり、何処かへ飛んでいっただろう。けど蓑は綺麗なまま。どこから出たのかな?なんて話したものだが、
空き家にはなったが、雨風にも負けず、おそらく一年間以上、枝にぶら下がっていた。

今年久しぶりに、思い出して紅葉した枝をあちこち探したが、なくなってる。なんだか残念。
空き家だったから(多分)転居はおかしいんだけど。
また、新たにこの木に蓑を作ればいいのに。

鬼の子は、蓑虫の異称。葉が落ち、裸木となった枝に、懸命にぶら下がって越冬する。
吹き飛ばされそうで、吹き飛ばされない。意外にも頑丈だが、風に揺れる様は、やはり儚げで寂しい風情。

高校の銀杏も、黄葉が深くなっていた。


もう10月も終わる。






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