「暑いですね。」
「ホント、排気ガスのせいで喉も痛くなっちゃった。」
「どこから来たの?」
「ヒロシマ。あなたは?」
「福岡。」
カトマンドゥのパシュパティナート、ガンジス河の支流、バグマティ川の岸辺
で荼毘に付す現地の御家族を眺めていた時、その女性と出会った。
御遺体が河辺で、お供え物やお花といっしょに焼かれていた。頭部や腕、足が
薪からはみで見え、やがて真っ黒になり、燃え尽きた。
御家族が帰ると、ホームレスの少年や少女が群がり、お供え物をあさっていた。
帰国後、半年ほどして、私は出張でヒロシマを訪ね、少しの時間だが彼女と
再会した。不思議な空気感を持つ女性だった。別れ際アーケードを我が物顔
で走り回る暴走族からなぜか挨拶されていた。
「あの人、今、どうしてるんだろう・・」
今朝、黙祷しながら、ふと思い出し、とても懐かしかった。
*原爆ドームをパチリ
「ホント、排気ガスのせいで喉も痛くなっちゃった。」
「どこから来たの?」
「ヒロシマ。あなたは?」
「福岡。」
カトマンドゥのパシュパティナート、ガンジス河の支流、バグマティ川の岸辺
で荼毘に付す現地の御家族を眺めていた時、その女性と出会った。
御遺体が河辺で、お供え物やお花といっしょに焼かれていた。頭部や腕、足が
薪からはみで見え、やがて真っ黒になり、燃え尽きた。
御家族が帰ると、ホームレスの少年や少女が群がり、お供え物をあさっていた。
帰国後、半年ほどして、私は出張でヒロシマを訪ね、少しの時間だが彼女と
再会した。不思議な空気感を持つ女性だった。別れ際アーケードを我が物顔
で走り回る暴走族からなぜか挨拶されていた。
「あの人、今、どうしてるんだろう・・」
今朝、黙祷しながら、ふと思い出し、とても懐かしかった。
*原爆ドームをパチリ