薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

健さん(涙)

2014-11-18 | Weblog
「(おっ!健さん)」
ペコリ(一瞬、目が合った拙者は反射的に頭を垂れた)
コクリ(健さんは、ほんのわずかに頭を傾けた)

新聞社でのうちあわせを終え、そのフロアのエレベーター前の扉が開いたとき
高倉 健さんがエレベーターの奥でポケットに両手をつっこみ
まさしくゴルゴ13の様相で立っていた。
上のフロアの新聞社でのプロモーション?の帰りだったのだろうか。

渋い。渋過ぎる。
エレベーター内は5,6人いたが誰も言葉を発せず、
1階までピンと張りつめた空気感だった。

今から25年?30年?ほど前のこと。
あの頃の健さんの年齢が今の拙者くらいだったのだろうか。
男としての凛とした立ち居振る舞い、圧倒的な存在感、、、違いすぎるだろ。

最近では、健康食品のCMでしかお姿を拝見できなかったけど、
散り際も、男。
きっと、病名も病状も公表せず
静かに彼の世にいかれたんだろうなあ。

カッコ良過ぎるなあ。
昨夜の出来事でさえ、うろ覚えの私だが
エレベーターでの遭遇は、昨日のことのように鮮明に覚えている。
まるで映画の1シーンのように。

わずか1分程度だったけど、同じ空気が吸えて、拙者、ちょっとだけ幸せです。