この年になると、祝い事より圧倒的に訃報に接することが多くなる。
街角で故人に似たような風貌の方をみかけると
「あっ、、○さん!」とドキッとすることも多い。
その先輩もそんなひとりだった。
そう遠くない往時、仕事でお世話になっていた先輩が亡くなった。
献杯の席で、その夜の出来事を知った。
夜半、ご自宅で先輩が苦しそうに胸をおさえ家人にその具合を伝えた。そうだ。
「救急車を呼びますね」
「いや、大丈夫、悪いが病院に送ってくれ」
お仕事も丁寧で、業者にも偉ぶらず、謙虚で気遣いの人だった。
その性格が災いした、、としか思えない。
病院で急変し、無念にも召された。
周辺のご迷惑になるからと、救急車を拒んだのだと思う。
大杉漣さんの訃報を知り、その先輩のことを思い出した。
詳細は知る由もないが、大杉さんも救急車ではなく
松重さんがタクシーで病院に付き添っていかれたそうである。
世は無常であり無情でもあるとつくづく思う。
そういえば、その先輩の年をとっくに追い越してしまっている
ことに今、気がついた。
合掌
街角で故人に似たような風貌の方をみかけると
「あっ、、○さん!」とドキッとすることも多い。
その先輩もそんなひとりだった。
そう遠くない往時、仕事でお世話になっていた先輩が亡くなった。
献杯の席で、その夜の出来事を知った。
夜半、ご自宅で先輩が苦しそうに胸をおさえ家人にその具合を伝えた。そうだ。
「救急車を呼びますね」
「いや、大丈夫、悪いが病院に送ってくれ」
お仕事も丁寧で、業者にも偉ぶらず、謙虚で気遣いの人だった。
その性格が災いした、、としか思えない。
病院で急変し、無念にも召された。
周辺のご迷惑になるからと、救急車を拒んだのだと思う。
大杉漣さんの訃報を知り、その先輩のことを思い出した。
詳細は知る由もないが、大杉さんも救急車ではなく
松重さんがタクシーで病院に付き添っていかれたそうである。
世は無常であり無情でもあるとつくづく思う。
そういえば、その先輩の年をとっくに追い越してしまっている
ことに今、気がついた。
合掌