黄昏のかりんとう

日々黄昏ていく自分と向き合う日記

第二十四番 雨引山 楽法寺

2022年02月22日 | 札所巡り

1月27日にお参りした最後のお寺です

 

 

第二十四番 雨引山 楽法寺(あまびきさん らくほうじ)

 

「仁王門」

享保年間(1716~1736)の建築

豪壮な造りで朱塗りを基調に組物や肘木を白くして紅白のコントラストを際立たせている

長押周りの鳳凰や波兎などの彫刻類は美しく、龍の天井画も見ごたえがある(県指定文化財)

 

山あいに堂宇が点在する山岳寺院の趣

「本堂」(観音堂)

 

「多宝塔」

 

「鐘楼等」

 

「宿借りの椎」と城壁の一部

かつて火災の折にご本尊がこの木に身を寄せて焼失を免れたといわれる「宿借りの椎」

城壁を思わせる壮大な石垣がある

文政年間(1818~1830)の築造で高さ13m長さ100mの長大な石垣である

 

お寺を訪れたときにまずその石垣の壮大さに驚きました

山間に建つお寺ですが立派な石垣が目立ちました

その石垣の階段をお孫さんとおばあちゃんが二人して登っていました

お孫さんは大学生ぐらいの男の子で、おばあちゃんを労わりながら声をかけて

ゆっくりゆっくりと登っていました

その優し気な光景が今でも目に浮かびます

 

私はこの御朱印帳の中ではこの墨書が好きです

なんだか柔らかい感じがするのですが、いかがですか?

 

札所巡りも残りが少なくなってきました

夫が一緒だとこうなります

走った距離は2日間で 593.3km

ETC(交通費)2日間で 11,280円

 

夫はあと1回で終わらせようと思っているらしです

もっとゆっくり見て周りたかったとは、言葉にはしません

 

 

「フォトさいたま」さまのホームページより写真をお借りしています

「フォトさいたま」 https://www.photo-saitama.jp/

 

コメント (2)

第二十五番 筑波山 大御堂

2022年02月21日 | 札所巡り

1月27日に参詣した筑波山大御堂のことを思い出しながら書いていきます

この日4つ目のお寺となります

 

第二十五番 筑波山 大御堂(つくばさん おおみどう)

 

大御堂が近づいてくるとお土産屋さんや食事処などが並ぶ門前町があらわれてきます

観光名所となって一つの街を作っているようです

令和2年(2020)に完成した立派な本堂が建っています

奥に見えるのは筑波山

 

ご本尊様も眺めることができます

本当に立派なきれいなご本尊様でした

 

鐘楼堂

 

大師堂

大師堂は弘法大師空海が筑波山に入山して1200年となることを記念して建立された

  

 

かつての観音霊場だった場所は筑波山神社となっている

明治の初め廃仏毀釈により堂塔は破壊され廃寺となってしまう

仁王門からは金剛力士像が取り去られ随神門となった

僅かに本尊の千手観音だけは残された

 

寺伝によれば開創は延暦元年(782)徳溢上人が開き、弘仁年間(810~824)に弘法大師が真言密教の霊場とした

江戸時代に入ると3代将軍家光が三重塔、鐘楼、楼門などを寄進して幕府の崇敬もあって栄えた

門前町もこのころからにぎやかに整ってきた

 

 

写真は「フォトさいたま」さまよりお借りしています

「フォトさいたま」  https://www.photo-saitama.jp

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)

第二十六番 南明山 清瀧寺

2022年02月09日 | 札所巡り

千葉県のお寺参りは結願寺を残して、これから茨城県のお寺を回ります

 

第二十六番 南明山 清瀧寺(なんめいさん きよたきじ)

 

場所は霞ケ浦の近く土浦市の長閑な田園風景のなかにあります

 

小野小町の伝説が残る小野の里

境内への階段を登ると仁王門

 

なかなか凄みのあるお顔をしていらっしゃる

金剛力士像は文化15年(1818)の造立

昭和44年不審火による火災が発生したが仁王門は焼け残った

 

観音堂(本堂)

昭和52年(1977)地元方の篤志で再建された

 

廃寺同然だったが江戸時代観音巡礼が流行り元禄年間に(1688~1704)再建された

しかし明治の廃仏毀釈の影響を受け寺は無住となった

以来村人によって寺としてのたたずまいは整えられてきた

しかし昭和44年、参拝者が上げたローソクが倒れ本堂が全焼した

現在の本堂は昭和52年地元の人々の篤志で再建された

新しい観音像は23番正福寺から寄贈された

現在も無住だが地元の人々が管理されている

ご苦労もおおいことと思うがお参りする私たちにとってはありがたいことであった

 

 

 

「フォトさいたま」さまのホームページより写真をお借りしています

「フォトさいたま」 https://www.photo-saitama.jp/

 

 

 

 


第二十八番 滑河山 龍正院

2022年02月08日 | 札所巡り

千葉県成田市にある滑河観音を目指します

 

 

成田市が近づくと飛行機がよく飛んでいます

割と低い位置から見えるので飛行機の色やデザインも見えます

我が家周辺もよく飛行機が飛んでいるので日々見かけるのですが

ほとんどが黒い飛行機

基地があるのでその関係の飛行機が飛んでいます

ここから見る飛行機はきれいだった

 

それにしても、千葉は広い

広くて平

 

第28番 滑河山 龍正院(なめかわさん りゅうしょういん)

 

龍正院はめずらしい茅葺の仁王門

仁王門には大きな注連縄がかかっている

その昔門前町から火が出て大火となったとき迫る炎を仁王が大きなうちわであおぎ返し

寺と周辺の集落を救ったという伝説がある

毎年1月8日に注連縄が奉納される(初仁王尊祈祷会)

茅葺屋根は文亀年間の建立(1501~1504)

 

観音堂は元禄6年(1693)の建築

内陣と外陣を格子で隔てた作りで、

外陣の天井や欄間に迦陵頻伽や龍の彫刻が施されている

 

格子の隙間からお前立ちの十一面観音と毘沙門天、不動明王が祭られているのが見える

きれいなお姿だったのでガイドブックから掲載しました

 


迦陵頻伽(がりょうびんが)・・・好声と訳する) 仏教語。雀や鴫(しぎ)などに類する鳥といわれ、また、インドのブルブルという鳥ともいわれる。極楽浄土にいるといい、顔は美女のようで、その声が非常に美しいところから、仏の声を形容するのに用いられる。伽鳥。

  

 

 

お前立ち(おまえだち)・・・平常公開されない仏像(秘仏)の厨子(ずし)の前に身代りとして安置され,礼拝者にその尊容をしのばせる仏像である。主として密教寺院において多く見られ,絶対の秘仏である長野善光寺の本尊阿弥陀三尊像の前立仏は重要文化財となっている。…


 

 

「フォトさいたま」さまのホームページより写真をお借りしています

「フォトさいたま」 https://www.photo-saitama.jp/

 

 

 

 


第二十九番 千葉寺

2022年02月06日 | 札所巡り

1月27日の朝はきれいに晴れていた

まだ暗いうちに温泉に入ってゆっくりとつかり

朝陽が昇る前に温泉から出て、お部屋で昇る朝日を眺めていた

いい時間だった

 

向かうのは千葉寺

因みに宿泊したホテルは青い▲ 海を見渡せるステキなホテルでした

 

 

 

第二十九番 海上山 千葉寺(かいじょうさん ちばでら)

 

9時前にお寺に着いてしまったが散歩する人やお掃除をされている方がいて

違和感なく入ることができた

 

仁王門をくぐると参道はまっすぐ本堂に続く

 

昭和51年に再建された本堂

平日は扉が閉じられているためお参りだけして庭を見て周る

境内に入ったときから目立っていた銀杏の木、樹齢は千年以上といわれる

樹高30m 幹の太さは8mといわれ鎌倉八幡宮の大イチョウより大きい

(鎌倉の大イチョウは台風でおれてしまった)

千葉市ホームページより ↑

 

山門は天保12年(1841)の建立

度々火災にあったが山門、大師堂、鐘楼は焼けずに残り今に至っている

 

 

今の時期は花々が枯れてしまって寂しいが手入れが行き届き

咲く時期をじっと待っている

ボタンの花、桜も有名で季節になれば賑わうことでしょう

 

 

「フォトさいたま」さまのホームページより写真をお借りしています

「フォトさいたま」 https://www.photo-saitama.jp/