黄昏のかりんとう

日々黄昏ていく自分と向き合う日記

映画『愛する人』

2017年11月15日 | 映画

映画『愛する人』(原題:MOTHER AND CHILD)

アマゾンプライムで観ました

心に残る作品でした

観終わって何日か過ぎても、ふと思い出す

静かに感動しているのです

TSUTAYAでDVDをレンタルしていた時もよくあったことだけれど、思いがけず(私にとって)いい作品に出合うことがある

 

映画配給会社の宣伝力(お金の力)で収益もずいぶん違うことでしょう

どういう映画に力を入れて(お金をかけて)売っていくのか仕組みやからくりがいろいろあるんでしょうね

だから宣伝に乗せられてつい観に行ってしまう・・・でもイマイチだったなぁ

なんてこともたまにはあります

“映画館まで出かけてお金を払って観たんだもの、面白かったのは当然よ”

と思い込み、残念な気持ちを隠そうとする防御の姿勢(笑)もある

 

『愛する人』という映画は予備知識まったくなしでなんとなく観たのです

2010年の作品らしいですが、TVコマーシャルも見た記憶がない

アマゾンプライムを検索していてふと足を止めてみた映画でした

 

14歳の少女が妊娠、出産

少女の母親は出産後すぐに赤ちゃんを養女に出してしまいます

14歳の少女は何十年経ってもそのことを忘れず、また少女の母親も決して言葉にはしませんが後悔の気持ちを持ち続けている

14歳の少女は母親の介護を続ける“愛のない”中年女性に

赤ちゃんは立派な女性に成長しますが、一人で生きる孤独な人

その中に絡む他の親子の愛や男女の愛が組み込まれて、映画の中に引き込まれていく

 

疑問が残っている

エリザベス(成長した赤ちゃん・ナオミワッツ)は彼(サミエル・L・ジャクソン)を本当に愛していたのだろうか

利用するために誘惑したと思えたけど

そして最後までとても気になっていたこと・・・エリザベスが産もうとする赤ちゃんの父親は誰なのか・・・なるほど納得でした

 

すべてがハッピーではないところが、後味を良くしているのかもしれない