私は絵心がない
小学生の頃、“上手な絵”として廊下に張り出されたことなど一度もない
が、図画工作の作品は選ばれたことがある
細かい作業は好きだった模様
中学生になって美術という教科が始まると、絵を描くことだけが美術ではないことが分かってきた
画用紙に濃いめの鉛筆だけで濃淡をつけて自分の『手』を描いたり、
ゴシック体の文字を大きくバランスよく陰影をつけて描いたり
上手く描けてると自分でも思えたし、評価もよかった
その時初めて美術で『5』をもらった
とてもうれしかった
こんな思い出話を同窓会にいらした美術の先生に話した
私のことを覚えていたかどうかは分からないけど、先生はこの話をとても喜んで聞いてくれて
「よかったなぁ、そうか、よかったなぁ」
と一緒に喜んでくれて、ちょっと感動だった
今日から7月
今年の折り返し点を通過
毎日が矢のように過ぎていく
半年間これと言って語れるものを何も残していない
少しの焦りとあきらめと・・・